青の祓魔師 110話『SsC40:00a』ネタバレ
青の祓魔師 前回のネタバレ
過去編も終盤。
ついにお産が始まった。
大勢の祓魔師たちが生まれたサタンの子を祓魔しようと待ち構えている中で生まれた燐は、その祓魔師たちを焼き払い皆殺しにしていった。
自分が犯した大虐殺の光景を目の当たりにした燐は、自分さえ生まれてこなければよかったという念に駆られる。
そしてそんな弱った心を乗っ取られそうになったところをメフィストによって助けられ、そのまま現在へと帰された。
青の祓魔師 今月のネタバレ
◆検査結果
検査結果が出たとルシフェルに呼ばれた雪男は、志摩に連れられルシフェルの元に赴きます。
そこで、雪男は人間であると告げられました。
どの項目の数値も低く、どの悪魔の憑依にも耐性はない、と。
自分の傷の治りの遅さから、自分が人間であると察していた雪男ですが、しかしそれでは納得出来ない事もあると問いかけようとした時、ルシフェルはしかしただの人間でもないと雪男に向かって言いました。
そして、論より証拠と周囲の部下たちに命じて雪男に向かい火炎放射器で青い炎を放射します。
雪男は突然炎を浴びせられ、悲鳴を上げ避けようとしますが、自分を庇うように前に出していた右腕の部分の服は焼けて無くなっているのに、自分の腕は全くの無傷である事に気付きます。
驚く雪男にルシフェルは、雪男は青い炎に対する耐性が非常に強く、だからサタンも雪男の左目に干渉出来るのだと説明しました。
青い炎に耐える雪男の左目は、サタンが物質界を覗く貴重な窓だと。
そして更に、今度は物質界の赤い炎と虚無界の黒い炎を雪男に放射し、赤青黒、全ての炎が雪男に効かない事が説明されました。
それはつまり、燐の炎は雪男に対し無効であるという事。
それを知った雪男はルシフェルに礼を言うのでした。
引用:ジャンプSQ5月号
◆空中要塞にて
検査結果を伝え終えたルシフェルは、雪男に空中要塞の案内を申し出ます。
そしてこの要塞が魔法光学迷彩空中母艦で、魔法科学研究の中枢であり、武器や装備開発に力を入れていると説明しながら雪男を武器が並んでいる一角に案内をしました。
それらを見て、雪男はイルミナティの科学力の高さに驚きますが、やがて二対の銃に視線が向けられます。
それはアルムヘマル銃の試作機と原型機。虚無皇アルムヘマルの結晶を使った銃でした。
アルムヘマルの力は虚無界の炎といわれる黒い炎と同質な為、この銃はとても強力な祓魔武器でありながら人間が使用すると記憶障害が起きる事が判りこの試作機と原型機の二つが作られたまま量産されなかったもの。
けれど、黒い炎を無効化する雪男なら使う事が出来る。

引用:ジャンプSQ5月号
だから差し上げると言われ、気前が良すぎて怖いと言いながらも、雪男は銃を受け取る旨を告げました。
そしてその次は、幾体ものルシフェルのクローンが作られている場所に一同は移動します。
異様な光景に驚く雪男に、十三號セクションでの研究は完成し、完全なクローンを造る事に成功したとルシフェルは語ります。
そして、全治にはまだ四・五週間かかる雪男の左腕も、ここでなら今日中に治せると雪男に言うのでした。

引用:ジャンプSQ5月号
◆円卓会議堂にて
円卓会議堂の前では、ライトニングの査問会議の出待ちをしている勝呂の姿がありました。
そこに、出雲から電話がかかってきます。
ヴァチカン本部行きの鍵を持っている勝呂に、しえみがヴァチカンの何かに連れていかれた。自分もヴァチカンに行くから迎えに来いと電話口でものすごい勢いでまくしたてる出雲に、勝呂は落ち着くように言います。
そんな勝呂に、出雲は連れ去っていった者たちが「賢座庁」と言っていた事、しえみが賢聖に関係あるかもしれない事、そしてそう考えたら今までのおかしかったところの辻褄が全て合う事を告げました。
その時、円卓会議堂の中で騒ぎが起こります。
ライトニングがドラグレスクの正体と十三號セクションの事を資料を元に必死に訴えます。
十三號セクションの事は認められましたが、モナリスの誓約書を交わしているドラグレスクはイルミナティとは関係ないはずだとメフィストに言われてしまいます。
けれど、クローンの研究をしていたドラグレスクがモナリスの誓約書を掻い潜る為に自分の首から下をクローンにすげ替えたとライトニングは考え、博士の首にすげ替えの痕を皆の前で確認させようとしました。

引用:ジャンプSQ5月号
けれど光の眷属の幻によってドラグレスクの首が見えなくさせられてしまい照明は出来ませんでした。
それでもライトニングは諦めずドラグレスクに魔法を放ちますが、すぐに取り押さえられ、連行されてしまいます。
その頃、空中要塞で銃を貰うは腕を治してもらうはの至れり尽くせりの待遇を受けていた雪男は、志摩にある事を耳打ちされます。
その内容に驚いたように志摩を見つめた雪男は、君はどっちだと問いを投げかけます。
すると志摩もまた、先生こそどっちですか?と問いを返しました。
そしてその後、左腕が治った事を確認し、雪男は不敵に笑うのでした。

引用:ジャンプSQ5月号
青の祓魔師 単行本を無料で読む方法?
本誌ネタバレで、単行本も気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために、単行本を無料で読む方法を下記にまとめてみました。
もちろん違法ではない方法です。
興味のある方はどうぞー。

青の祓魔師 今月の感想
雪男の秘密が解明された回でした。
まごうかたなき人間である事が証明された雪男。
これで本人はずっと抱えていた不安から解き放たれて安心した事でしょう。
しかもすべての炎を無効化するなんてチートな能力もわかり、この世で自分しか使えない超強力な武器も手に入れ、凄い勢いです。
けれど志摩の言う通り、至れり尽くせり過ぎてそのうちとんでもない見返りを求められそうで怖いですね。
それでも、貰える物は貰うと言い切る雪男。
もしこのままルシフェルの元にいるままならとても危ない状態で心配です。
青い炎が効かない雪男は燐にとっての天敵になりうる存在ですから、利用しようとする者が現れてもおかしくありません。
ただ、雪男の本心が読めないんですよね……
京都編からしばらくの間は闇落ちして敵になりそうでしたが結局そんな事もなく妙な余裕があるように見えて、このまま燐とは別サイドに行ってしまうような気もするし、でも強かに裏をかいて味方となって戻ってくるような気もするし……
どんなつもりでいるのか、わかるのはいつになるのでしょうか?
しかし今、差し迫って危ない状況にいるのがしえみとライトニングです。
二人がどうなってしまうのか?
来月が気になります。