2018年10月4日 発売 モーニング第44号
うえやまとち クッキングパパ COOK.1470 「秋のスーパー豚汁」ネタバレ
クッキングパパはいつも、美味しい食べ物が出て、ストーリーが展開されていきますが、今回はあまり食べ物は重要じゃないみたいです。
クッキングパパ あらすじ
クッキングパパこと、荒岩一味は仕事も家事も完璧にこなす、元気なサラリーマン!
新聞記者として働く、虹子さんは家事は苦手だけと、いつも明るく元気なお母さん。
長男・まこと、長女・みゆきの4人家族の食卓にはいつも笑顔があふれています。
そんな一家を中心に「おいしい笑顔」がどんどんふくらむ物語です。
COOK.1470 「秋のスーパー豚汁」ネタバレ
場面は秋になった博多
枯れ葉がヒラヒラと歩いている人の足元に落ちます・・・。
画面では見えませんが多分、今回の話で主役になっていると思われる江口さんだと思います。
荒岩が勤務するのは、金丸産業営業2課。今日も2課のメンバーが話をしています。
「あ~あ、秋になっちまったな~」
「急に涼しくなってきたもんね」
あ~あと言った営業の田中は
「この夏日本列島が煮えくり返ってしまうんじゃないかっつーくらい、猛烈に暑い中、海や山で遊びたかったのにー」
「秋になっちまった なんもやる気出ねえ・・・」
と言ってがっかりした顔になってしまいました。
事務員の啓子は
「秋もいいでしょ~ 芸術の秋・読書の秋」
すると、後輩営業の梅田は
「収穫の秋ですよ」
「今、畑はナスビがたわわに実ってますよ。ジャガイモ・サツマイモも確実に大きく育ってきてます」
「秋は食欲の秋でしょ!」
「そうだ!その通りだ梅田!」と言った田中は続けて
「よし!昼は何かうめえもん食いにいこうぜ。な!江口」

引用:週刊モーニング 44号
ところが後輩営業の江口は話を聞いておらず、ボーっとしていました。
周りが、どうしたのか聞くと、やっと周りを見ました。
田中は
「ははぁ、こいつは今春真っただ中なんだー」
「頭の中、スウちゃんのことで、春爛漫なんだよ」
スウちゃんというのは江口の恋人です。この間、スウちゃんの両親にも挨拶に行っていました。
田中が
「そうだろ?」と聞くと
「・・・ええ・・まあ・・・」
と江口は力なく返事をしました。
翌日
田中は営業の電話をかけていました。
「はいはい、まことにその通りで・・・、さすがよく分かっていますね!じゃあ今から伺いますからー」
電話を切ると、準備をして
「行くぞ!江口」と言いましたが、
江口がまだ会社に来ていませんでした。
「連絡もありません どうしたんでしょうか?」
「あのやろう二日酔いでつぶれてやがんな」
田中は江口の携帯に電話をして
「おーい、何やってんだ?早く来んかい。お腹が痛い?あたしこのごろ変なのよ。なんだかとってもおかしいの。」
「出ない・・・」
どうやら携帯電話には江口は出なかったようです。田中が1人でしゃべっていました。
「まあ、そのうち来るだろうさ。」
「来なかったら帰りにアパートに寄ってみるさ。風邪でも引いて寝込んじまってるかもな」
そのやりとりを聞いていた荒岩は
「わびしいもんな、1人暮らしで病気になると・・・」と心配しました。
その夜 荒岩の家に1人で江口がやってきました。
心なしか、神妙な顔をしてやってきた江口に荒岩は「おう」と言いながら、家に入れました。
お茶と出された江口は、荒岩にモジモジしながら
「あの・・・オレ・・・、あの・・・おれ・・・」
と話しますが、言葉になりません。
荒岩は席を立ち、キッチンにいくと、作りかけの料理を仕上げました。
そして、器に盛って、江口の所に持っていきました。
それは豚汁でした。

引用:週刊モーニング 44号
「食わんか」とだけ荒岩は言いました。
この豚汁はスペアリブを使って、野菜の大きく切った豚汁です。荒岩さんの家は豚汁1つ出すのもクオリティがとても高いのです。

引用:週刊モーニング 44号
江口はその大きいスペアリブを口いっぱいに ほおばってモグモグと食べました。
荒岩は黙って彼が食べるのを見ていました・・・。
江口は
「うまいっす・・・」
やっとそれだけ言えました。
家を出る時、江口は一言荒岩に
「お世話になりました・・・」といって家を出ました。
扉を閉めた荒岩は一瞬、あっけにとられて「ん?」とだけしか反応できませんでした。
また翌日
「今日も江口が来てない?」
田中は
「昨日アパートに行ったら、珍しく片付いていて、仕事も今かかえてんのはキチンと終わらせているんだよな」
田中と荒岩は
「え?昨日課長のとこに来たんですか?」
「うむ。何も言わずにな・・・」
「あんのやろう何やってんだ?どこに行ったんだ?」
その頃江口は車を走らせていました。
変わらず、神妙な顔をしているようです。行先はあるのでしょうか・・・
話の最後に
誰の言葉も耳をすり抜ける。上の空で一人、遠い所へ・・・
感想
クッキングパパはいつも料理で、人を励ましたり、元気づけたり・・・、江口も元気づけられたのでしょうか?
今回は料理の内容はあまり入ってきませんでしたが、クッキングパパには、よくこういう場面がありますね。
料理漫画なのに、料理を主役にしない回が何回かありました。そこが、クッキングパパの良いところでもありますね。
料理だけじゃなくて、ストーリーでは人も大事。次は江口が元に戻るのでしょうか?
最後まで読んで頂いてありがとうございました。