コレットは死ぬことにした 第94話
【前回のあらすじ】
コレットはクロノスの案内でエリュシオンに来ていました。ツリーハウスの宮殿を見て興奮するコレット。楽しい時間をすごします。
夜、ラダたちがエリュシオンに帰ってきます。
ハデスもエリュシオンにやってきて歓迎の宴が始まります。ようこそ、冥府へ、と口々にし、楽しい宴の時間は過ぎていきました。
【94話のネタバレ】
===================
2020年2月5日発売の花とゆめ5号に掲載「コレットは死ぬことにした 94話」のネタバレ・感想です。
===================
引用:花とゆめ5号
【遍歴医の村】
冥府の宴は和やかに終わりました。
翌朝、ヘルメスたちと旅に出るコレット。
ヘファイストスに会ってどうだった?と聞かれ、不思議な方でしたと答えるコレット。
ディオがアフロディーテをかついで玄関を入ったら20秒の速さでやってきたそうです。
そんな話をしていると隊商の一群に出会います。
遍歴医の村で休憩をすると聞き、コレットは記憶を探します。
1日だけその村にいたことがあったコレット。
遍歴医は次の薬師が来るまで村に滞在することというルールがあるのです。
その村の出身のリニという男性がいました。

引用:花とゆめ5号
10年前に母親と喧嘩をして村を出たリニはいい機会だから、仲直りしてこいと送り出されてしまいます。
村の中には不要な人は入れない決まりになっていました。
“不幸の半分は旅人が連れてくる”
揉めこととか病とかをさけるためでした。
“病”と聞いてある人物を思い出すコレット。
リニは気まずそうにしていましたがコレットが誘うとついて来ました。
【見違える母親の姿】
リニの母親は怒ると怖い強い人だったそうです。
昔話をしているとリニの実家に着きます。
兄に家族が出来ていてビックリするリニ。
家の敷居をまたぐとそこには老いた母親がいました。
「リニ、おかえり」
と微笑む母親でしたが、病に伏せっていて力はありません。

引用:花とゆめ5号
母親が差し出した手を見てリニは家から逃げてしまいます。
追いかけるコレット。
母親の手が気味悪かった、最低だとリニは泣きます。
母親の変化に受け止めきれないリニに寄り添うコレット。
けれど、もしまた戻ってきたいと思う日が来た時に戻れないのはきっと寂しい。だから今は捨てずに頑張ってみませんか?とコレットは諭します。
【おかえりと言ってくれる存在】
おかえりと言ってくれる存在は手離してはダメだよとコレットはリニに手を差し伸べます。
リニは泣いた顔を何度も洗ってから戻りました。
しばらくここにいていいか?と聞くリニ。
母親はいい顔してるじゃない、こんな体になったけど、しぶとく生きてよかった、おかえり、リニと微笑みます。
コレットもおかえりとヘルメスとディオに迎えられ、ほっとするのでした。

引用:花とゆめ5号
コレットは死ぬことにした 単行本を無料で読む方法
本誌ネタバレを読んで、単行本で過去の話を読みたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために、単行本を無料で読む方法を下記の記事にまとめてみました。

【感想】
今回はリニという人物が登場しました。
10年ぶりに会った母親が見違えるほど病んで老いていたら、誰でも心の準備ができるとは思えません。
コレットはおかえりを言ってくれる人の手だけは離してはいけないと諭します。
リニが滞在する間、悔いのない時間を過ごせればいいと願うばかりです。