2018年12月10日発売の『週刊少年ジャンプ』2号に連載されている、
「Dr.STONE」の第86話のネタバレです。
【前回のあらすじ】
地球の裏側まで航海するため、千空が次に復活させようとしたのは船長でした。
女記者の情報より、性格に問題有、しかし腕は一流の龍水が仲間に加わります。
龍水が出した条件は、船を動かすためのまともな燃料を用意することでした。
船を完成させるためにも、千空は石油を掘り出すことを次の目的にしたのです。
前回の詳細はこちらの記事をどうぞ

今週のネタバレ
引用:週刊少年ジャンプ2号
【独占】
千空は地図を広げ、静岡に相良油田があることを告げました。
石油を求め、最強の眼を持つコハク、最強の耳を持つ羽京を仲間に、新生クロム発掘隊が旅立ちます。
石油さえ手に入れば、自分の航海術で必ず地球の裏まで連れて行ってやろう!と龍水は言いました。
ただ条件がある、と続けます。
船長報酬として、発見した油田の権利をもらう、それが龍水の出した条件でした。
あまりの条件に、あこぎすぎると幻は驚きます。
せっかく石油見つけても、全部取られてしまったら船に使う燃料はどうなるのか、と幻は尋ねました。
その問いに、貴様らは俺から石油を買うんだよ、と龍水はニヤリと笑ってみせたのです。
【通貨】
龍水は判を作らせ、それを使って紙に印刷し、独自の通貨を作りました。
引用:週刊少年ジャンプ2号
そして豪華な家に住み、優雅な暮らしを始めます。
やり口を調べに来た陽に、龍水は発行した通貨、ドラゴを見せます。
この100ドラゴで1mlの石油を売ると言いました。
この世界で、通貨などどこで使うのかと疑問に思います。
しかし、龍水が指差した先には、スイカ達が通貨を集めるために、ラーメンやわたあめのお店を出していたのでした。
千空たちは石油のためにドラゴを集めなくてはなりません。
そのために科学であらゆる物を作って売るはずだ、と龍水は見抜いていました。
ドラゴはすっかり本物の通貨となっていたのです。
その様子を見ていた女記者は、好き勝手させていいのかと千空に問いました。
構いはしない、今はな、と千空は笑います。
通貨も立派な科学の発明品だ。
人の力を纏めあげる。
わざわざ作ってくれたんなら、ありがたく利用させていただこうじゃないか。
連中がたっぷり貯め込みまくった頃にな、と悪どい表情を浮かべた千空なのでした。
陽たちが大量にドラゴを抱えている側で、ニッキーはこんな金モドキは受け取らないよ、と返します。
そもそも実際に今、石油はない。
こんな紙切れになんの価値があるのかとニッキーは問いました。
いい質問だ、と龍水は答えます。
通貨の価値は、実際そこにモノがあるかどうかなど関係ない。
信頼だ、千空ならいずれ石油を見つけ出す、その期待そのものが、紙切れを宝に変えるのだ、と言いました。
【富士山】
その頃羽京の耳は、滝の音をとらえていました。
コハクが木に登り、その方向を見ます。
三人が目にしたのは、3700年前にはなかったはずの、ナイアガラの滝みたいな大瀑布でした。
引用:週刊少年ジャンプ2号
昔から石神村の西方面はボコボコで、クロムもよく探索しきれていないそうです。
あの1番巨大な山を目印に、そこから西が荒れているとコハクが指差しました。
その先にあったのは、日本一高い山、富士山だったのです。
羽京は、自分たちがいまだに、3700年という時の流れを甘く見ていたことに気づきました。
その様子は電話によって千空に報告されます。
海岸線もボコボコでしたが、内地もまたそうであると千空は知りました。
よく考えれば当たり前だ、周期はたったの数百年だぞ、と千空がたどり着いたのは、富士山の大噴火でした。
富士山の大噴火は、一発でも地形が変わるレベルの大惨事です。
千空たちが石化中の3700年で、少なくとも4?5回、多くて10回以上噴火が起こっていたのでした。
現代人の地図はもう役に立たないということです。
新しい地図がいる、と羽京は言いました。
そんなもんなくたってなんとかする、とクロムは言いますが、闇雲に油田を探すのは危険すぎます。
【気球】
その時スイカは空を見上げ、鳥に乗って見れたら、と呟きました。
あんなにすごく上からなら、地面がどうなっているかなんて全部分かる、というスイカの声に、千空はそれだ!と叫びます。
ここで陽たちが貯めこんだ通貨を利用させていただくわけだ、と千空は悪い顔になりました。
千空の意図を理解した幻も、同じく悪い顔になります。
大量に貯めた通貨を前に喜ぶ陽たちの元に、幻が現れました。
そのドラゴが今、大ピンチであると言います。
油田が探せない状態であり、もし石油が出なかったら、ドラゴと石油を交換する話自体がパーになる。
一生懸命貯めたドラゴは、全部紙くずになってしまう。
でも安心して、俺に任せて!せっかくのドラゴをゴミにしない方法、教えてあげちゃう、と幻は本領発揮です。
陽たちは慌てて麻を集めて回りました。
あっという間に大量の麻が積み上げられます。
さんざん通貨を貯めさせたとこで、相場をいじって利用する、よっぽどあくどいじゃないか、とさすがの龍水も青ざめたのでした。
大量に麻を集めたのは、大きな布を作るためでした。
油田を空から集めるため、気球を作ろうとしているのです。
科学のお宝探検隊は空から攻める、そう千空は言いました。
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【感想】
龍水の横暴さにより通貨が登場し、一気に現代のような世の中の仕組みが出来てしまいました。
これまでは科学の進歩はあるものの、流通などそういった仕組みはあまり感じられなかったので、少し寂しくも思います。
そして前回までは船を作る流れだったのが、その目的のために、まずは気球を作ることになりました。
次々と挑戦するものが増え、読んでいてワクワクします。
無事気球を飛ばすことができるのか、次回も楽しみです。