週刊モーニング 49号 2018年11月8日発売
三田紀房 ドラゴン桜2 37話「家庭の10か条」ネタバレ
2人のお母さんを説得することに成功した桜木。
次の手は10か条を出してきました。お母さん達は納得するのでしょうか?
37話「家庭の10か条」 ネタバレ
【受験は親にもすべきことがある!】
「これが東大合格必勝法 家庭の10か条?」
桜木は
「まずは10か条をよく読んでください。」
引用:週刊モーニング49号
東大合格必勝法 家庭の10か条
1.一緒に朝ご飯を食べること
2.何か1つでも家事をさせること
3.適度に運動させること
4.毎日同じ時間に風呂に入らせること
5.体調が悪い時は無理させず、休ませること
6.リビングはいつでも片づけておくこと
7.勉強に口出ししないこと
8.夫婦仲を良くすること
9.月に一度家庭で外食すること
10.この10か条を父親と共有すること
「この10か条を一年間確実に実行すれば、お子さんたちは必ず東大に合格できます」
2人のお母さんは顔を見合わせました。
桜木は続けました。
「いいですか?10か条すべてですよ。1つでも欠けると合格できない。それくらいの覚悟で挑んでください。」
「10か条すべて・・・ということはつまり・・・この第2条の家事を一つやらせるとかも?」
「ウチは男の子です。それでも家事を?」
「もちろんです。家事に男子も女子もありません。」
「でも・・・できるかしら」
「できることをやらせるのです。」
引用:週刊モーニング49号
「朝食前に玄関を掃除する。帰宅したらすぐに風呂を洗う。家事に慣れていなくても、できることはいろいろあります。」
「東大合格必勝法家庭の10か条で重要なことは、日常生活を大切にするということ。」
「日常生活?」
「とかく受験というと、家庭の一大事と捉え、子供を特別扱いします。」
「とにかく子供には勉強だけに集中させたい。余計なことはさせず、生活時間をすべて勉強の為だけに使わせたいと思う。」
「しかし、子供を思うあまりの受験モード一色が家庭を非日常空間に変えてしまうのです。家庭は一年間ストレスを抱えた状態で暮らすことになる」
「子供は敏感ですから、子供は家庭に負担をかけていると罪の意識を持つ。やがて重圧を感じ、途中で受験を放棄することになりかねません」
「こういう失敗をしない為にも家庭の日常空間は、受験期間中も維持し、続けることが絶対に必要です」
【やっていることは変えない】
桜木は説明を続けました。
「日常空間を守るコツはやっていることは変えない。一度始めたらやり続けるです。」
「例えば、毎年夏休みに旅行をしていたなら、受験中でもいく。期間を短くしてでも、必ず行ったほうが、受験のストレス解消にもなる」
「一緒に朝ご飯を食べるや毎日同じ時間に風呂に入るなどは、生活のリズムを一定に保ち、気持ちを落ち着かせる効果がある」
【続けると集中力アップ】
「精神力安定は、集中力を増加させ成績アップにつながります。勉強には心の充実が不可欠なのです。」
「受験に勝ちたかったら、まずはきちんとした日常生活を送る!」
「合格は日常生活の延長線上にある!」

引用:週刊モーニング49号
「平穏な日常生活の基礎は夫婦円満。このことは、くれぐれもお願いいたします。」
するとお母さんたちは
「それが一番難しいかも・・・」
「商売やっていると、ケンカはしょっちゅうなので・・・」
桜木は
「その意味では今までの経験上、一番難しいのは第10条ですね」
お母さんたちは
「ウチの父親、こういうのダメ。子供のことになると、すぐに逃げるんです。」
「パパもまったく無関心・・・」
桜木は
「しかし、こればかりは学校側としては、どうすることもできません。ご夫婦でよく話あってください」
「その他にもいろいろ相談がありましたら、いつでもいらしてください。」
「よろしくお願いします」
【面談終了】
面談の後、学校の外に送ろうとした桜木は
「お子さんたちの様子をご覧になりますか?」
お母さん達は
「ええ。ぜひ」
お母さん達は早速、教室の中を覗き見ました。
まずは、天野君のお母さんは
「あの子が早瀬菜緒さんね・・・。可愛いけど、母親に似て軽そうな子ね。コウちゃん、しっかりした子じゃないとダメだから」
次に早瀬さんのお母さんは
「ふーん。あの子が天野くん。眼鏡のおとなしそうな子ねえ。菜緒ちゃんは元気なスポーツマンタイプが合うから、あの子はないわ」
2人とも心の中で、そう思いました。そして
「ええ大丈夫です」
「はい。安心しました」
お母さん達が帰ったあと、水野先生は
「お二人とも、教室を覗いたあと、心配する様子がなかったですね」
「心配?なにを・・・」
「だから教室に男子と女子二人きりなので、その・・・恋愛の」
桜木は笑いながら
「だいたい母親は子供の恋愛対象者は、自分の好みのタイプと同じと思い込んでいる。早瀬の母親は体育会系。」
「どうして分かるんですか?」
「ダンナがそうだ」
「天野の母親はしっかりした、お嬢さん系。自分がそうだと思っているからな。すると早瀬も天野もまるで、正反対だから安心して帰ったのさ」
「はあ、そこまで読み取れるものなんですね。」
「もっと、人間観察力を磨け。弁護士の重要な武器だ」
「はい精進します。」
すると、思い出したように水野先生は
「あ、ところでご相談が!」
「難解大コースの田村先生から・・・小杉さんに東大リスニング対策のレッスンを受けさせたいと」
桜木は
「小杉にリスニング対策?」
「はい。東大専が鍋先生のもと、リスニング対策を始めたと聞き、小杉さんにも指導してほしいそうです。」
「私からは田村先生に了解の返事はしました。よろしいですよね?」
「ダメだ」
「え?」
「小杉にリスニング対策はさせない」
「どうしてですか?」
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感想
桜木は生徒だけじゃなくて、お母さんの性格まで考えて、面接していたんですね。
おかげで、二人とも、東大受験することができるようになりました。
でも、次は小杉さんに何かありそうです。どうなるのでしょうか?
ここまで読んで頂いてありがとうございました。