週刊モーニング 50号 2018年11月15日発売
三田 紀房 ドラゴン桜2 38話「浮気させない」 ネタバレ
前回急にフッと問題が起きました。
小杉さんにリスニング対策をさせない理由とは何ででしょうか?
38話「浮気させない」 ネタバレ
【リスニングさせないの?】
水野先生は疑問をぶつけました。
「なぜ小杉さんにリスニング対策をさせないのですか?理由を教えてください」
桜木先生は
「これは小杉を調査して分かったことだ。」
「調査?そんなこといつのまに・・・」
「小杉は難関大コース・文系トップ。東大合格の可能性は、現在校内では誰よりも高い。」
「いわば、龍の金の卵。事前に調査して万全の態勢をとり、必ず東大に合格させる」
「たしかに・・・それで調査して何が分かったのですか?」
「時間がない。次の案件が控えている。ひとつ受験の格言がヒントだ。」
引用:モーニング50号
「浮気性の受験生は落ちる」
「その格言をもとに田村先生と相談しろ」
そういうと、桜木先生は部屋を出ていってしまいました。
【田村先生と相談】
水野先生から詳細を聞いた田村先生は
「浮気性は落ちる・・・」
水野先生も
「たしかに受験界では一般的な格言で、私も知っています。」
「私も知っています。それに似たような表現を生徒達の前で使っていますから」
「浮気性とは、あれやこれやといろんな教材に手を出す受験生のこと。参考書や問題集を次々を買い替えたり、塾を転々として腰が落ち着かない」
「こういうタイプは大体受験に失敗すると言われている・・・」
水野先生は
「それをヒントにして、小杉さんの指導法を考えましょう。桜木先生は何かを見抜いているはず。」
「もしかして、小杉さんは飽きっぽい性格?」
「いやいや。全然逆。すごく真面目にコツコツ勉強するタイプ。参考書もあまり使わず、学校の授業と教科書を中心に勉強する子です」
「たしか、塾にも通っていなかったんじゃないかしら」
「塾に通っていない?」
「小学校3年の時に有名塾に通い始めたけど、合わないと思って、3か月でやめて、それ以来一度も塾に通っていないそうです。」
水野先生は
「それで、あの成績はスゴイですね。ホントに1人で勉強してグングン伸びるタイプなんだ・・・」
田村先生も
「真面目で努力家・・・正真正銘の優等生ですね。どういうふうに教育すれば、あんないい子に育つんだろうと思います。」
「小杉さんの家庭はどういう・・・?」
「ええと・・・たしか・・・お母様と2人暮らしですね。母親は大手出版社にお勤めのキャリアウーマンといった感じの方です。」
「出版社の徒歩圏内のマンションにお住まいで、娘のまりさんも地元の区立中学出身。家に一番近いという理由で、滝山高校を選んだそうです。」
「それも分かりやすい理由ですね。物事にこだわらず、シンプルに考えるか・・・」

引用:モーニング50号
「あ~なるほど。わかりました。」
【理由がわかった?】
水野先生は
「桜木先生が小杉さんにリスニング対策をさせないと言った理由が」
「つまり浮気性でない小杉さんに、あえて浮気をさせることはない。ということです。」
「浮気を?」
「小杉さんは元々英語は得意。テストでは長文読解や英作文で十分に合格点が取れる。」
「ここで、浮気をしてリスニング対策をすれば、調子を悪くして成績に響かないとも限らない」
「ここはよけいなリスクを冒さずに、得意分野を強化し伸ばす勉強をしたほうがよい」
水野先生は続けました。
引用:モーニング50号
「まずは生徒のストロングポイントをガッチリ固める!それが、受験の王道!」
「そのことを桜木先生は気づかせたかったんだと思います」
田村先生も
「きっとそうです。私間違ってました。」
「危うく生徒の個性を無視して、誤った勉強法を押し付けるところでした。小杉さんの受験を台無しにしかねなかった。」
「私今から小杉さんに伝えてきます。」
「私もご一緒します」
【小杉さんに説明】
事情を小杉さんは
「今リスニング対策はしなくていい・・・」
田村先生は
「そうよ」
「小杉さんは長文読解や英作文で十分に合格点が取れる。突然リスニング対策を始めて、勉強のペースと乱すことはない。」
「今まで通り、コツコツと積み重ねて、得意分野を伸ばしていけば、余裕で東大英語は攻略できるわ」
小杉さんは納得し
「そうですか・・・。分かりました。」
「帰りの支度をしても良いですか?」
「もちろん」
「でもスゴイわ。小杉さん。塾に行かなくても成績トップなんて」
「私塾が苦手なんです。」
「参考書もほとんど、使わないんだって?」
「はい。教科書でしか勉強しないので」
教科書を片付けようとした小杉さんの教科書をみて、水野先生はあることに気が付きました。
「小杉さん、こ、これは・・・」
「世界史の教科書ですけど・・・」
「それはそうだけど、この・・・ボロボロの教科書は・・・」
「小杉さん相当読み込んだってことね。何回くらい読んだの?」
「そうですね。ざっと7回くらい」
「7回?そんなに読んだの?」
「ええ・・・」
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感想
教科書7回も読んだことは、なかったですね。真面目に努力するってこういうことなんでしょうね。
次のテーマは読解力だそうです。
どんな勉強法になるのか楽しみですね。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。