2018年10月1日発売の『週刊少年ジャンプ』44号に連載されている「ハイキュー!!」第320話のネタバレです。
前回のあらすじ
気合を入れて始まった第3セットですが、開幕早々白熱した展開が続きます。
烏野と音駒それぞれのリベロが活躍し、どちらもレベルの高さが現れているプレーをしました。
『自分が拾って終わりじゃない、如何に次へ繋ぐか』というバレーボールの大切なテーマが描かれていました。
4―3の烏野が1点リードの中、月島と黒尾の師弟が前衛に揃い、次のプレーが開始されます。
『ハイキュー!!』第320話 「師弟・2」 ネタバレ
師弟
月島に夏合宿での黒尾との思い出が蘇ります。
スイカの種に関するものだったり、髪型を変えて笑わせたりといった一方的に黒尾がちょっかいをかけてきていたものが大半でした。
そんな中から、ブロックする際には極力横に飛ばずちゃんと止まって上に跳べ、という教えを反復し、月島は跳びます。
月島のブロックした球はチャンスボールとなり、東峰が返します。しかし、それを黒尾が止めました。
まだ落ちていないボールは繋げられ、黒尾と月島の頭上に上がります。同時に押し込もうとする二人ですが、ボールは黒尾によって烏野コートに落とされます。
これで5―5の同点となりました。
リード・ブロック
コートを挟んで黒尾と月島は言葉を交わしますが、3ゲーム目ということもあり、お互いに疲労の色が見えます。
「どうもおかげさまです」と言う月島に、黒尾も「こちらこそです」と返しました。
リード・ブロックは最後に咲うブロックだと頭でわかっていても、遂行できるとは限らない、疲れると本能で動いてしまえと思ってしまいます。
しかし、そんな中でも黒尾は焦らず、考えて動き続けます。
見ている側からはあんなに動くのに点はあまり取れなくて損だと思われがちなのがブロックでした。
しかし打つ側からは、絶対視界に入ってきて「そっちに打ったらやられる」と思わされる相当嫌なブロックであると言われます。
黒尾のブロックはまさにそれであり、ブロックを避けて打った田中のスパイクはアウトになってしまいました。
これで6―6と、また点が並びます。
ハマる瞬間
月島の「徹底ネチネチブロック」に皆が腹が立つ、だから「良かった、間違ってなかった」と思ったと師である黒尾が言います。
集中力が高まる中、烏野にとって獲られてはいけない次の1点をかけ、黒尾のサーブが放たれました。
黒尾の弟子は月島だけではありません。
ちゃんと止まって上に跳べ、ブロックの面積を広げろ、リード・ブロックは最後に咲うブロックだ、教わったことを胸に、跳んだのはリエーフでした。

引用:週刊少年ジャンプ44号
リエーフの迫力に思わず避けて打った東峰のスパイクは、ぴったりそこに待ち構えていた黒尾によって拾われてしまいます。
チームワークがハマる瞬間の気持ちよさに、リエーフ、黒尾のみならず、音駒と烏野の両サイドから声が上がりました。

引用:週刊少年ジャンプ44号
咲うブロック
あぁクソ、勝てない、楽しそうにボールを繋ぐ音駒の黒尾達を見て、そう思った月島でした。
しかし月島は黒尾のボールを止めます。
そのボールはチャンスボールとなりましたが、後ろからの絶対に通さないというリエーフの圧に、さすがの影山も怖いと感じました。
怖いからこそ、月島は最短真ん中の高さ勝負に出ます。
長身を生かしたスパイクは、見事ブロックをかいくぐり音駒のコートへ落ちたのでした。
はじめの頃はバレーにそれほど楽しさを見出せなかった月島でした。
しかし、黒尾達の教えにより成長し、バレーにどんどん入り込むようになりました。
「最近のバレーはどうだい」、かつてかけられた言葉に返すように、月島は楽しそうに咲います。

引用:週刊少年ジャンプ44号
感想
今回は月島と黒尾メインの、ブロックがテーマのお話でした。
初めの頃にはあまり楽しそうにバレーをしているイメージのなかった月島が、最後に心から楽しそうに笑っている姿を見ることができ、思わず涙ぐんでしまいました。
最後に咲うブロックというものがとてもよく描かれていたと思います。
また、月島と黒尾だけでなく、リエーフもブロックとして成長し、音駒の血液としてハマっていく様子もよかったです。
今後の予想
試合自体もまだ序盤ですが、お互いに譲らない熱い展開が続きます。
前回は西谷、今回は月島ときたので、そろそろ三年生の澤村や東峰メインの回が来るのではと思います。
点もほぼ同じですので、どちらが勝つかまだわかりませんが、どちらにも負けて欲しくないという気持ちです。
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