2018年10月22日発売の『週刊少年ジャンプ』47号に連載されている
「ハイキュー!!」第323話のネタバレです。
【前回のあらすじ】
日向と出会った頃は、それほどバレーに対して情熱を持てなかった孤爪でした。
そんな孤爪に日向は、多分負けても何とも思わないけど、研磨に勝つ!と試合前に意気込みを叫んでいたのです。
試合もあと少しというところ、日向と孤爪、ライバルのような関係の2人は激しく戦います。
元々体力のない孤爪がふらふらになりながら、初めてバレーに対して「たのしい」と言ったのでした。
今週のネタバレ
【瀕死の勇者】
初めて出会った頃、孤爪はバレーのことを「なんとなくやってる、嫌いじゃないけど、疲れるのは好きじゃない」と語っていました。
そんな孤爪が、今は違いました。
息絶え絶えに、気合いでボールに食らいつきます。
そんな中、烏野はますます加速していきました。
犬岡のスパイクを日向が拾い、影山がトスを上げ、東峰が決めます。
そして烏野20-音駒17と点差が少し開き、音駒高校は二度目のタイムアウトを取りました。
瀕死の勇者を回復して戦わせて、時には戦闘不能を蘇生して戦わせる、今まで孤爪はそうやってゲームをしてきました。
しかし自分の現状をリンクさせ、これからはもうちょっと勇者にごめんねと思って戦おうと思う、そうこぼした孤爪に、福永はバレーではあまり人は死なないと冷静に突っ込んだのでした。
【まだ】
ゲームが再開し、いきなり烏野のシンクロ攻撃オールが仕掛けられます。
日向、月島、東峰、澤村、田中の5人が攻撃の動作に入るも、音駒は冷静にブロックではじきました。
はじかれたボールを夜久が拾い、孤爪が山本へトスを上げ、打たれたボールは烏野コートのライン付近に落ちます。
走っている間、孤爪は考えました。その時日向が考えていることがわかると。
それは自身がゲームをしている時に思っていた、魔王を倒すべく死にかけの勇者を操りながら考えていた矛盾した事、「まだ死なないで」でした。
日向も孤爪も、まだ、まだ、まだ戦っていたい。そう思っていました。
引用:週刊少年ジャンプ47号
【リーチ】
そんな想いの中、試合は進んでいきました。
黒尾が澤村と東峰の間を狙ったサーブを打ち、月島がスパイクを打つと見せかけて影山がツーで落とします。
それに対し、孤爪も朦朧とする中、ツーで返しました。
烏野23-音駒21の場面で、日向が高く飛びます。
日向のスパイクはリエーフのブロックの手をはじき、一点となりました。
ここでついに烏野が24点のリーチです。
あと一点、烏野が取ると試合は終わってしまいます。
そんな現実を映し出した掲示板を、日向と孤爪は見上げていました。
【最後まで】
影山のサーブで、ゲームが開始します。
綺麗な弧を描いたボールは、山本のレシーブにより烏野コートへ戻りました。
そこへ田中がダイレクトに打ち下ろします。
しかしそのまま決めさせてくれないのが音駒でした。
孤爪とリエーフがブロックに入り、リエーフの右手がボールを捉えます。
そのボールは烏野コートの東峰の斜め後ろ、誰もいないところへ飛んでいきました。
一方孤爪はリエーフにぶつかった勢いで、吹っ飛んでコートに転がってしまいます。
心配して振り返るリエーフに、まだボールが落ちていない!と、必死の形相で孤爪が怒鳴りました。
普段はボソボソ話す、どこか気だるさのある孤爪の叫び声に、言われたリエーフだけでなく、黒尾までもがどっきりしました。
引用:週刊少年ジャンプ47号
そんな孤爪の一生懸命な姿を、猫又監督は静かに見守っています。
苦しい、しんどい、だけど終わらないでほしいと、孤爪は再び走り出すのでした。
【感想】
前回から引き続き、バレーに一生懸命に立ち向かう孤爪の姿が描かれていました。
はじめの頃から見てきた身としては、まさかこんな孤爪を見ることができる日が来るなんて、という気持ちでいっぱいです。
最後まで気を抜かず、ボールが落ちるまで必死に走る孤爪の姿に、成長したな、よかったね、と感動しました。
日向というライバルのような、同士のような存在があったからこそ、ここまで成長したのでしょうね。
いよいよ決着が見えてきました。
読む側としても、まだ終わってほしくない、まだ見ていたいという気持ちです。
烏野と音駒、どちらが勝ってどちらが負けても、きっと嬉しいし悔しい、そんな気持ちになると思います。
ここまで感情移入して読めるのは、作者の心理描写のうまさによるものが大きいと思います。
次回も早く読みたい、しかしまだ読みたくない。そんな気持ちになりました。
【次回の予想】
いよいよ烏野が24点となりました。
しかしボールは烏野コートに落ちそうなところに来ています。
このボールがどう繋がるのか、もしくはそのまま落ちるのか、気になります。
そしてもしボールが返ったとしても、音駒ならそのまま決めさせてはくれないと思います。
ラストバトルの行く末が楽しみです。
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