2019年1月18日発売の『月刊Gファンタジー』で連載中の「地縛少年花子くん 第50の怪:エソラゴト 其の十」のネタバレです。
【前回のあらすじ】
シジマさんからどうにか逃げた花子くんと寧々は、逃げた先の公園で「ここから出る方法教えてあげる」と文字で伝えてくる不思議な動く筆に出会います。
前回の詳細はこちらの記事をどうぞ

【第50の怪のネタバレ】
引用:月刊Gファンタジー2月号
【動く筆】
自分達の味方だと文字でうったえてくる動く筆のことを信用することができない寧々でしたが、そこに警察官の姿になったシジマさんがやってきます。
花子くんをつれて逃げようとする寧々でしたが、動く筆がシジマさんに向かっていったかと思うと、シジマさんを倒してしまいます。
その光景を見ていた寧々はあれだけ疑っていた動く筆をあっさり信じることに。
【世界から出る方法】
動く筆のことを信じることにした寧々は花子くんとミツバを殺す以外でこの世界から出る方法はないのかとたずねます。
動く筆は寧々にこの世界には現実とつながっている扉があること、その扉を見つけ出すことができれば元の世界に戻れることを教えます。
花子くんとミツバくんを殺さなくても元の世界に戻ることができる。
寧々は扉の場所を教えてもらおうとしますが、筆の動きが途中でとまってしまいます。
一体どうしてしまったのか。

引用:月刊Gファンタジー2月号
不思議に思う寧々の目の前で、花子くんは動く筆をへし折ってしまいます。
花子くんの突然の行動に戸惑う寧々。
そんな寧々を眠らせると、花子くんはつぶやきます。
「さ、帰ろっか」
【願い】
その頃、光はまったくのノープランだったことについてミツバに文句を言われながら、この世界から出る方法を探っていました。
寧々達と合流することを口にした光にミツバは「案外この世界の方がいいって思ってるかもよ」と言い出します。そんな光に怒りながらも寧々達のことを心配する光。
いきなりミツバが隠れたことに驚く光の前に気を失った寧々をおぶった花子くんがあらわれます。つかれたと寧々を地面におろす花子くんに光は駆け寄り、寧々に何があったのかと詰め寄ります。そんな光に適当な説明をする花子くんは、隠れていたミツバに気づきます。
気まずげな様子を見せるミツバに、花子くんは言います。

引用:月刊Gファンタジー2月号
「君の願いってその程度のものだったの」
ただならぬ様子を感じとったミツバは光にとっさに腕を伸ばし、花子くんから遠ざけます。
しかし、そんなミツバを気にもとめず、花子くんは寧々の方に向かいます。
【命の刻限】
制服姿からいつもの姿にもどった花子くんに光は文句を言いながらも安堵の笑みを見せますが、花子くんの様子がおかしいことに気づきます。
「なんでなんも言わねーんだよ」
光に花子くんは問います。
「なんでこの世界を壊そうとするの?」
花子くんの問いかけに戸惑う光でしたが、花子くんは言います。
「この虚構の世界は現実と切り離されているんだ」
「生死すら現実に囚われることはない」

引用:月刊Gファンタジー2月号
「定められた命の刻限を越えて生きることができるんだ」
【届かない言葉】
その言葉に驚く光にあきれながらも、花子くんは言います。
「じきにこの世界は完成する その時まで余計なことをできないように 閉じ込めておかなくちゃ」
「何言ってやがるお前!!」
光はさけびますが、花子くんに言葉は届かず実力行使に出る光にミツバも力を貸します。
しかし花子くんにはかなわず、花子くんからの攻撃に倒れてしまいます。
花子くんの言動を理解することができない光は叫びます。
「なんでだよ花子ぉ!!!」
そんな光を花子くんは冷たい目で見下し告げます。
「……じゃあね ヤシロは俺が連れていく」
第50の怪はここで終わりです。
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【第50の怪の感想】
花子くんの行動は寧々を助けるためとわかってはいても、光と花子くんのやりとりはつらかったです。元の世界に戻るということは寧々が死ぬということ、しかしこの世界にいれば寧々は生きることができる。どちらを選ぶにしても、つらい選択であることにちがいありませんが、すでに死んでいる花子くんが寧々のために考えたことなのだとすると、なんとも言えません。
【次回予想】
寧々とともに姿を消した花子くんは本当に寧々を元の世界に返さないつもりなのか。
また残された光とミツバは、一体これからどうするのか。
次回も楽しみです!