2019年3月23日発売【月刊LaLa5月号】に連載中の「砂漠のハレム 最終回(第41回)」のネタバレ記事をご紹介します。
≪前回のあらすじ≫
アナトリヤ軍との戦を止めるため、カルムは赤の部族とともに戦場の地下にある水路を爆破しメフライルを打ち負かします。一方、カルムから軍の派遣を止めるよう言いつかったミーシェはジャルバラ王妃へ向かいます。その途中メフライルの兵に矢を射られながらもなんとか王妃のところにたどり着きますが、その怪我が元でミーシェは危篤となるのでした。
前回の詳細はこちらの記事をどうぞ

≪砂漠のハレム 今月のネタバレ≫
<ようやく見つけた自分の居場所、感動のラストシーンが満載!>
引用:LaLa5月号
≪正妻の資質≫
ミーシェの容体を聞き、カルムは駆けつけます。熱は高いけど峠は越えたとのことで、ミーシェがカルムの声で目覚めます。寝台ですが2人は再会することができました。その様子を見て王妃は何やら思うことがあるようです。
アティ、サナ、ラムラも駆けつけミーシェの容体を心配します。心配ないということが分かると、側女達を全員集めるようにカルムから言われます。そこで頭を下げ、何かを詫びるカルムがいました。
一か月後すっかり元気になったミーシェを、カルムが甲斐甲斐しく看病します。その看病もいささかいきすぎのようで、じゃれ合いが始まりました。そんなところに王妃が来て、ミーシェと2人で話がしたいと言います。
ミーシェが寝台から居直ろうとしたら、王妃はそのままでいいと言います。そしてこの国を守るために尽力したことにお礼を述べました。いまやミーシェは王族の妻に相応しいとも言います。
でもアナトリヤの信頼を得るためには、
『コレルをカルムの正妻に迎える必要がある
ただカルムはお前にも
正妻の素質があると考えている』

と言います。
国のために決断を迷わせるわけにはいかないので、ミーシェから身を引くよう言います。あくまでも命令ではなくお願いです。ミーシェは自分の存在が戦の終結を邪魔していると悔やみます。
≪後宮を去る決断≫
カルムの元を離れると決断したミーシェは、後宮を出て就職することにしました。今までのお礼を言いに側女達に会いにきました。
その発言に驚き、サナは女官のセーシャにどうなっているのかと詰め寄りヒソヒソと内緒話をし出します。カルムが側女達にした話をまだミーシェは知らないようです。
去ろうとするミーシェに何があったのかと、サナとラムラが通せんぼうします。でもミーシェは勝手には話せない、今は少しでも早く一人の生活に慣れたいと言います。
そして今まで黙っていたアティは、出ていくのは勝手だけど無一文で住むところはあるのか、仕事が見つからなかったらどうするのか問います。それでのたれ死んだらカルムは自分を責めると言います。
無計画だったことを反省したミーシェは、ユーゼフ王子に相談します。カルムに振られたと思ったユーゼフは嬉しい申し出です。
すぐに自分の後宮に入れる妄想をしますが、ミーシェの切ない表情から悲しませることはしたくないと言われます。
カルムが正妻を迎えたら2人の姿をどうしても見てしまいます。それでも戦争を終わらせるためにはミーシェが身を引くしかありません。
途方にくれていたところ、ハルカとコレルに出くわします。メフライルは北州の管轄からしばらく外れ当分は東州で過ごすことになりました。ハルカはどんなことがあってもメフライルの正妻として支えると言います。
突然コレルから住居と仕事先は見つかったのかとミーシェは問われます。コレルは事情を察しているようです。また何を血迷っているのかとハルカから問い詰められます。
そんなコレルから中庭に行けば良い解説策を与えてくれるはずと言われたミーシェですが、そこにいたのはカルムです。2人で話しがしたかったとカルムから言われます。
≪王に≫
最近カルムは戴冠式の準備で忙しかったと言い、王になることが決まりました。自分のことのように喜ぶミーシェです。そんなミーシェの様子を見て、
『久しぶりにお前の
心からの笑顔を見れた
ミーシェ 俺は・・・』

と何かを言おうとしますが、ミーシェはすかさず用事を思い出したからとその場を去ります。身を引かないといけないと分かっていても、コレルを正妻に迎えるとカルムから聞きたくありません。
そして夜になり、ザハド王とアーレフ王を迎え休戦協定を結ぶ会議が始まります。アーレフはアナトリヤ国の王家の血を引くコレルを正妻に迎えるよう要求します。まだジャルバラを信用したわけではないと言います。
確かに平和のために効果的な方法だけど、より有益な手段があるとカルムは言います。
それは、
『ジャルバラ・アナトリヤ・カタート
三国の同盟を申し入れます』
とカルムは提案するのでした。
≪自分の居場所≫
いっぽうミーシェは住み込みの仕事が見つかったと、南州に戻る馬車に乗るサナ達に伝えます。一緒に乗せてと言いますが、サナとラムラに突き飛ばされます。車内が辛気臭くなると冷たくあしらわれます。
そして、カルムが正妻を決めたため後宮は解散することが決まったことをミーシェに告げます。カルムはその時、側女達全員に頭を下げました。それだけ正妻になる娘が大切だということです。
サナ達は心配しながらも、ミーシェがカルムを忘れるなんて絶対にできるわけないと安心しながら、南州へ戻って行きました。
コレルがとうとう正妻になるんだとミーシェは打ちひしがれ、カルムとの思い出が蘇ります。どうしてもカルムと離れたくないと大泣きします。
そこへ馬に乗ったカルムが突然現れます。そして自分から離れるなんて許さないと言います。とっさにミーシェは逃げようとしますが、コレルは国に帰すことが決まったと言われます。
コレルは元々アーレフが好きで、それをカルムは気づいていました。
そして意を決したカルムは跪いて、
『お前が好きだ
ミーシェ
正妻として
生涯を
俺と共に過ごせ』

と指輪を渡し告白します。
ミーシェも大好きと返しました。
戴冠式も無事終え民衆の前にカルム王が姿を現します。続けてカルムに手を引かれミーシェも登場しました。ミーシェは自分の居場所はカルムの側だと確信しました。
終わり。
≪41話の感想≫
戦争が終わり、カルムが念願の王になって良かったです。いつもはふざけているカルムが跪いてプロポーズし愛の告白をするシーンは感動しました。奴隷から側女になり、そこから人質となった激動の人生を迎えたミーシェでしたが、ラストは幸せになり報われました。番外編を望みます。