ビックコミックススペリオール 9/28日発売
柳本光晴 響 小説家になる方法 89話 「推理合戦」 ネタバレ
実写版「響ーHIBIKI」公開中です。
前回は髪を切ってショートカットになっていた響。今回はどういった話になっているのでしょうか?
前回のあらすじ
マスコミに追われた響は、高校を辞めてしまいました。ですが、それはマスコミ対策で本人はほとぼりが冷めたら、なんと復学してしまいました。
文芸部の部員や大人を振り回しても動じない響ですが、今回の話は?

引用:ビックコミックススペリオール
89話「推理合戦」 ネタバレ
部員が誰もいない部室で、物音がします。場面では顔は見えませんでしたが、女子生徒がゴソゴソして何かを探しています。
「そっちあった?」「ない!」
「やっぱり先に盗られたんだよ・・・」
聞くからに、何かを盗みにきたような物騒な言葉が並んでいます。
ですが、チャイムがなり女子生徒は退散することになりました。
部室に鍵を放り投げてそのまま行ってしまいました。
響は担任の先生と3者面談をしていました。先生はとても難しい顔をしています。
響は
「さっきからずっと悩んでる。言いたいこと言えばいいよ。」
とまた動じない姿勢で先生を促します。
「教師生活35年、定年目の前になって、またとんでもない生徒を受け持つことになったもんだ・・・」
「鮎喰の2年までの成績からいって、文系は相当優秀だな。それこそ早稲田も狙える」
「普通の生徒ならこういう話をするが、芥川・直木を受賞した小説家となると・・・」
先生は困惑気味に話します。

引用:ビックコミックススペリオール
「テレビで見たが、ライトノベルで出ている2冊の印税は7億5000千万・・・」
先生は金額の大きさに、何を話すべきか分からなくなっているようです。
響は何も言わず、聞いているだけでした。
3者面談が終わって部室に行くと、部員達が慌てて駆け寄ってきました。

引用:ビックコミックススペリオール
「響ちゃん大変!響ちゃんの原稿が盗まれた!」
部室の中は荒らされていて、ロッカーや机の上がメチャクチャになっていました。
【推理ドラマ?】
「最初にここに来たのは私達です。30分くらい前かな。」
「昨日と同じように放課後、職員室に鍵を取りに行ったらなくて、部室に来たらこの状態でした。鍵はそこに落ちてます。」
「そこのロッカーの荒らされている原稿チェックしたら、響ちゃんのだけ無くなっていたの。」
ここだけ見ていると推理小説でも始まったかな?と思ってしまいます。
さらに憶測が続きます。
「鍵が職員室にかけてあることは誰でも知っているんですか?」
「鍵置き場はここの文化部の部室棟用だから、体育部はあまり知らないかも。」
「1年はほとんど知らないんじゃない?入ってまだ3日だし」
1年生の安達悠音がそこであることに気が付きます。
「あ、そっか・・・」
「犯人が分かりました。自白させるのを手伝ってください!」
【事件解決?】
安達悠音は合唱部に行きました。そこで、2人の女子生徒を呼び出しました。
連れてきた合唱部の生徒は
「ウチの部活で鍵の場所を教えた1年は、この2人だけど。」
するとあっさり2人の女子生徒は
「ごめんなさい!私達、響さんのファンで・・・」
と謝りました。
部員達はビックリして、安達悠音に
「どうして分かったの?」
と聞きました。
かなりのスピード展開ですが、安達悠音は話始めます。

引用:ビックコミックススペリオール
「問題はどうして、今日、盗みに入ったのかです。」
すると部員は
「それはだって、響ちゃんが再入学したのは昨日だから?」
「でも退学したって分かったのは、おととい。響さんが北瀬戸の生徒だって報道されたのは1ヶ月以上前です。」
「その間、春休みもあるのに、学校が始まってから盗みがあったのか?」
「答えは学校が始まるまで、盗むって発想がなかったから」
「つまり新入学した1年生。その中で、文化部の鍵の場所を知らされているのは、わずかです。」
これで事件解決!と思いましたが、ここで意外な発言が出ます。
「違うんです!私達確かに文芸部に入ったんですけど、原稿はなくて・・・もう荒らされていたんです」
意外な展開になっている時に
部室では文芸部部員 柊咲希がロッカーを見ていました。
「外が雨だから足跡が残っている。だから入ったのは昼休み以降・・・」
とこっちも、顔負けの推理をしていました。
戻ってきた響に柊咲希は
「なんだろう・・・何か違和感があるんだけど」
その時、柊咲希は部室の窓が開いていることに気が付きました。

引用:ビックコミックススペリオール
「真犯人が分かりました」
今度は柊咲希の推理が始まりました。
「犯行は2件あったんです。今日の昼過ぎと昨日の夜」
「文芸部にのロッカーには扉に中のもの書いたシールが貼ってあるのに、部屋全部を荒らしていました。」
「それは犯人が夜、暗闇の中を探したから」
「窓にはしごをかけた跡が残っていました。そうすると、はしごを持っているは陸上部だけです。」
これだけの状況証拠で、ぴたりと当てましたが、合っているのでしょうか?
陸上部に行って、同じように1年生を呼び出してもらうと、一年生はあっさり
「ごめんなさい・・・売れるかなって」
と簡単に自供しました。
最後に響は
「咲希、1年楽しかった?」
と聞きました。
まるで、響には最初から犯人が分かっていたような顔をしていました。
第89話 ネタバレここまで
感想
響の出番は最初だけで、途中から別の漫画みたいになっていました。
私的な感想を言えば、文芸部の部員も頭が良いと思います。普通に推理してましたし。
今回の話からは次号の話につながるような展開はありませんでした。
また来週になにか起こるのか?楽しみです。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。