火ノ丸相撲 第220番『鬼丸国綱と草薙剣、激昂』ネタバレ
前回のあらすじ
火ノ丸が九月場所五日目のインタビューで公開プロポーズをしてしまった為、柴木山部屋は朝からマスコミが押し寄せていた。
火ノ丸は順番が逆になってしまった事を謝りながらも、改めて礼奈にプロポーズをする。
そこへ狩谷がやって来て、昨日の草薙の取組のデータを火ノ丸に渡してきた。
草薙の親友のはずのお前が、なぜこんな事をするのかと問う火ノ丸に、狩谷は草薙にとっていかに火ノ丸が特別な存在かを語り、だからこそそんな草薙の相手をする今日の火ノ丸が最高の状態であって欲しいと語った。
そして火ノ丸に、お前にとっても草薙は特別かと問いかけ、火ノ丸もまた、狩谷に草薙への思いを語る。
互いに特別に思う中、草薙は火ノ丸が変わっていく事に戸惑い、火ノ丸は今の草薙に不満を感じている。
そしてその二人の一番が始まろうとしていた。
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今週のネタバレ
◆二人の歴史
草薙と火ノ丸の一番が始まる直前、柴木山部屋のテレビ前ではテンションの上がった星野が、自分はIH団体決勝大将戦のこの二人を見て火ノ丸のいるこの柴木山部屋に来たのだと嬉しそうに語ります。
場内もまた、六日目とは思えない程の声援が土俵上の二人にかけられています。
観客たちだけではなく、力士、角界関係者も皆この一戦に注目していました。
それは皆が、草薙と火ノ丸の関係をわかっているからでした。
中学で挫折した元小学生横綱の火ノ丸が再起をかけた高校相撲で初めて土をつけられた相手が草薙で。
学生の土俵に上がる事を禁じられていた草薙が、父に課せられたその禁を破ったのは火ノ丸の相撲に心動かされたからで。
高校時代の対戦は一勝一敗。
高校時代の草薙に唯一黒星をつけた相手が火ノ丸で。
角界入りしてからは草薙が勝ち続けた。
そんな運命的な二人が、今、二年半振りに土俵の上で向かい合います。
引用:週刊少年ジャンプ1号
◆対照的な二人
そんな二人を見て、皆がこの一番に対して色々と語ります。
自力では圧倒的に草薙が上だが、今場所は相撲が荒れているからそこを火ノ丸が多彩な技でかき回せば……と語る者。
勝つ為には右腕に眠る鬼車に目覚めてもらうしかないと感じる千比路。
プロポーズの翌日に負けたらカッコつかねーぞと言う蟹江に、ここは絶対に負けられない一番、勝ってもらわないと困ると言う佑真。
蛍も礼奈も堀も大包平も三日月も童子切も、皆それぞれの事を思う中、立ち合いの体勢に入った二人の様子はあまりに対照的でした。
引用:週刊少年ジャンプ1号
◆待ち望んだ対戦
怪我から復帰して以降の火ノ丸の相撲が受け入れられない草薙は、
君の好きにすればいい、ただもう僕と君がライバルだなんて言わせない。八艘飛びでも猫だましでも何でもすればいい。僕は……変わらない……
そう思いながら先に手を付き広く構えて待ちます。
そんな草薙にそう慌てるなよ……と火ノ丸は思います。
そして時間いっぱい。自分に向かって動き出した火ノ丸に、草薙は高校時代の姿を見ます。
引用:週刊少年ジャンプ1号
二人は真っ向からぶつかり合いました。
その額の痛みに、草薙は火ノ丸が土俵に戻って来た時の嬉しさを思い出しました。
引用:週刊少年ジャンプ1号
全ては土俵の上で語り合えば済む話だと本当はわかっていた。
でも待ちきれなかった。
ずっと火ノ丸との再戦を待ちわびていた草薙は、ようやく訪れたこの時に雄たけびを上げたのでした。
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今週の感想
ようやく訪れた火ノ丸と草薙の一番。
相撲関係者だけでなく、一般の相撲ファンまでこの二人の因縁をちゃんとわかってくれているのが嬉しいです。
きっとこの先もずっと、二人が相撲を続けている間も、その先の引退した後もこうして語り継がれていくんだろうと思うと、本当にいいライバルに恵まれたなと思います。
そして一時は闇落ちの心配すらしていた草薙ですが、結局、火ノ丸がものすごく大好きだったってだけで……
火ノ丸復帰を知って狩谷に電話かけているところがとても可愛くて微笑ましかったです。
それにしても、やはり火ノ丸は凄い。
体は草薙の方が遥かに大きいのに、子供の方なのは草薙の方で、色々抱えていた草薙の心をしっかりと受け止めるのは火ノ丸なんだなと思わされます。
来週は二人の勝負の続きです。
あのIHに勝るとも劣らない戦いが見られる事を期待しています。