2018年10月29日発売の週刊少年ジャンプ48号に連載の『鬼滅の刃』第132話「全力訓練」のネタバレです。
Contents
【前回のあらすじ】
炭治郎の一言で錆兎の言葉を思い出した冨岡義勇はようやく立ち直り、柱稽古へ参加することになりました。
一方、珠世の元に「産屋敷耀哉の使い」が現れ、珠世を鬼殺隊の本拠地へ誘います。
前回の詳細はコチラ

【今回のネタバレ】
柱稽古が本格スタートです。
念願の柱稽古に参加する炭治郎は、歓迎を受けたり、洗礼を受けたりしながら柱稽古で自身を鍛えていきます。
「風柱・不死川実弥」の訓練に進んだ炭治郎は、そこで険悪な様子の不死川兄弟を目撃してしまいます。
引用:週刊少年ジャンプ48号
132話で訓練をつけてくれる柱達が扉絵になっています。それぞれ個性が際立ったポーズでかわいい&かっこいいです!
【元柱・宇髄 基礎体力向上!】
怪我が治った炭治郎を最初に待ち受けているのは、元柱・宇髄による基礎体力向上訓練です。
「よオよオ!久しいな
お前また上弦と戦ったんだってな
五体満足とは運の強いやつだ
ここでなまった体を存分に叩き起こしな」
宇髄が笑顔で炭治郎を迎えてくれます。
他の鬼殺隊員がゲロを吐いたりしているなか、嬉しくて堪らないといった感じの炭治郎は、頑張ります!と元気よく返事をしました。
宇髄の3人の嫁が炊事を担当しています。
「地獄のしごき」というのが疑問に思えるほど、和やかな雰囲気です。
炭治郎は10日ほどで、次の柱の所へ行く許可が下り、宇髄の元を後にします。
【霞柱・時透 高速移動の稽古!】
「無一郎邸」内では、炭治郎と時透で実戦をしつつ、時透が細かくアドバイスを入れてくれます。
「筋肉の弛緩と緊張の切り替えを
滑らかにするんだ。
そうしたら体力も長く保つから」
他の鬼殺隊員が唖然とするほどの打ち合いをしながら、適切にアドバイスを入れる時透。
炭治郎も必死に食らいつきながら、アドバイスをすぐにモノにしていく順応性が素晴らしいです!
「足腰の動きも連動してて
ばっちりだね
次の柱の所に行っていいよ炭治郎」
ニッコリと笑顔で言う時透に、
炭治郎はもういいの!?と驚きました。
「5日しか経ってないよ」
炭治郎は言いますが、時透は、言ったことがちゃんと出来てる、と炭治郎を褒めます。
炭治郎と時透のやりとりを聞いていた他の鬼殺隊員達が、じゃあ俺たちも…もう2週間いるので…と集まってきます。
「何言ってるの?
君たちは駄目だよ
素振りが終わったなら、
打ち込み台が壊れるまで
打ち込み稽古しなよ 」
時透の顔から途端に表情が消え失せ、容赦のない言葉が鬼殺隊員達に投げかけられます。
(落差が、すごい…)
悲嘆に暮れる鬼殺隊員達。
【恋柱・甘露寺 地獄の柔軟!】
炭治郎が「甘露寺邸」に着くと、甘露寺が手を振って歓迎してくれます。
甘露寺にお元気そうでよかったと元気よくお辞儀をする炭治郎は、優れた嗅覚で蜂蜜の香りに気づきます。
「巣蜜をねぇ
パンに乗っけて食べると
超絶おいしいのよ~~」
※「巣蜜」…巣ごと食べる蜂蜜のこと(by.wikipedia)
甘露寺は両頬に手を添えて、おいしさを表現します。
「バターもたっぷり塗って
三時には紅茶も淹れて
パンケーキ作るからお楽しみに!」
甘露寺の説明に、バター等の単語の意味がまずわからない炭治郎は、想像もできてない様子です。
「甘露寺流の訓練」では、
全員レオタードに腰に布をまいたような服を着ます。
引用:週刊少年ジャンプ48号
恥ずかしがる鬼殺隊員が多いなか、堂々とした炭治郎は男前ですね!
訓練では音楽に合わせて踊ることもあります。
ただし、柔軟はほとんど力技によるほぐしで、半ば無理やりな開脚に悲鳴があがっています。
これには炭治郎もひえーって表情を浮かべます(笑)
【蛇柱・伊黒 太刀筋矯正!】
甘露寺の柔軟訓練を無事に終えた炭治郎は、「蛇柱・伊黒」の元へやってきます。
屋敷の外で炭治郎を出迎える伊黒。
炭治郎がよろしくお願いしますと言おうとしたら、伊黒は「黙れ殺すぞ」と遮ります。
「甘露寺からお前の話は聞いた
随分とまあ楽しく稽古をつけて
もらったようだな」
実は文通している伊黒と甘露寺。
炭治郎を目の敵のように威圧してくる伊黒ですが、訓練はきちんとつけてくれるようです。
訓練の内容は「障害物を避けつつ太刀を振るう事」。
引用:週刊少年ジャンプ48号
部屋中に拘束された鬼殺隊員達!
(処刑場?)
部屋を見た炭治郎は青ざめます。
「この…括られている人たちは
何か罪を犯しましたか?」
炭治郎の問に伊黒は、まあそうだなと答えます。
「弱い罪」
「覚えない罪」
「手間を取らせる罪」
「イラつかせる罪」
伊黒は絶対、教えるのに向いてないですね(笑)
さて、世にも恐ろしい訓練が開始されます。
使うのは「木刀」ですが、当たれば大怪我なので、括られた鬼殺隊員達は可哀想です。
しかも、括られた鬼殺隊員達の間を縫うように伊黒の攻撃がくるのが、本当にやばいと炭治郎は思い知ります。
伊黒の太刀筋は、異様な曲がり方をします。
引用:週刊少年ジャンプ48号
蛇のように狭い隙間でもぬるりと入ってくる攻撃!
伊黒の攻撃と、括られた鬼殺隊員に当てまいとする緊張感に苦戦する炭治郎。
4日も経つと、今までにない正確な太刀筋で打ち込めるようになってきて、カウンターもできるまでに成長しました。
炭治郎の攻撃が伊黒に当たり、羽織の裾を切った時、訓練終了と告げられます。
「じゃあな
慣れ慣れしく甘露寺と喋るな」
釘を刺す伊黒。
結局、伊黒の炭治郎への態度は変わることはなく訓練は終わります。
最後まで嫌われていて悲しかった炭治郎でした。
【風柱・不死川 無限打ち込み稽古!】
伊黒の元を後にした炭治郎は、不死川の道場に向かって移動します。
鎹カラスに案内してもらう炭治郎の目の前に、突如、善逸が現れます。
驚く炭治郎。
善逸は、もう既に目を見開いていて只ならぬ雰囲気を醸し出します。
「逃してくれェェェェ!
もう足が立たないんだ無理なんよ
ややややっと
ここまで逃げたんだ
塀を這ってきたんだ
気配を消してヤモリのように」
脱走してきたらしい善逸は、炭治郎に抱きつき助けを求めます。
しかし、善逸の頭を手が掴み、後ろにはガチギレの不死川実弥がいました。
「選べェ
訓練に戻るか
俺に殺されるか」
ギャアアアと雄叫びを上げる善逸は、勘弁してェェェ!と叫びますが、不死川の一撃で気絶させられてしまいます。
不死川の「運べ」という指示を無視できない炭治郎は、心の中で善逸に謝りつつ善逸を運びます。
不死川に対しても、炭治郎は礼儀正しく挨拶をします。
「調子乗んなよ
俺はテメェを認めてねぇからな」
「全然大丈夫です!
俺も貴方を認めてないので!
禰豆子刺したんで!」
睨みつける不死川に、言い返した炭治郎は堂々と歩きます。
訓練は、とにかく不死川に斬りかかっていくという単純な打ち込み稽古でしたが、「反吐をぶちまけて失神するまでが一区切り」で、「それまで休憩なし」というキツさです。
(伊黒ですらもっと休憩をくれた)
炭治郎にそう思わせるほどなので、相当過酷なのが分かります。
特に炭治郎に対しては容赦のない不死川に、顔も手も腫れ上がるほどボッコボコにされました。
(初日でこれはまずい…心折れそうだな)
そう思いながらトボトボと廊下を歩く炭治郎の耳に、玄弥の声を聞こえます。
「待ってくれよ兄貴
話したいことがあるんだ」
玄弥が兄である不死川実弥を呼び止めます。
しかし、不死川実弥から出た言葉は取り付く島もない程の拒絶でした。
「しつけぇんだよ
俺には弟なんていねぇ
いい加減にしねぇとぶち殺すぞ」
一向に溝が埋まらない不死川兄弟。
132話はここで終わりです。
【132話の感想】
132話では柱稽古の内容が判明したり、柱達の個性が存分に堪能できる回でした。
伊黒さんはやたら炭治郎に「甘露寺に慣れなれしくするな」と言ってきますが、なんでしょうね。
甘露寺の事を気に入っていて、仲良くされてると嫉妬してしまうのでしょうか。蛇だけに(笑)
前回出てきた胡蝶しのぶちゃんの事や、たまよ様がどう返答したのか、期待していたのですがはまだ明かされないようです。
ようやく兄に会う事ができた不死川玄弥ですが、すんなりというわけには行きませんでした。
ですが、なんとなく兄の不死川実弥は本当に嫌っているわけじゃないように感じます。
弟の玄弥に適正がないと見て、危険な所から遠ざけているのではないかと。私の願望かもしれませんが…。
【133話予想】
偶然、不死川兄弟の会話を聞いてしまった炭治郎ですが、血のつながった弟に「殺す」という不死川実弥の言葉に、多分黙っていられないでしょう。
そこで、玄弥と炭治郎が力を合わせて、もしくは玄弥が兄の不死川実弥に戦える力があることを証明して、和解になるんじゃないかと思います。
次も楽しみです。
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