2019年1月28日発売の『週刊少年ジャンプ』9号に連載されている、
「鬼滅の刃」の第143話のネタバレです。
・前回のあらすじ
・今回のネタバレ
・感想
となっています。
【鬼滅の刃 前回のあらすじ】
肺を斬られ、息も出来ずに立てない胡蝶の前に、姉が現れて立ちなさい、と言いました。
姉の言葉を胸に、動けるはずのない胡蝶は立ち上がります。
胡蝶は残った力を振り絞り、童磨の首を貫き、そこへ毒を叩き込みました。
前回の詳細はこちらの記事をどうぞ

【鬼滅の刃 今週のネタバレ】
引用:週刊少年ジャンプ9号
【幸せ】
幸せの道は、ずっとずっと続いていると思い込んでいた。
破壊されて初めて、その幸福が薄い硝子の上に乗っていたものだと気づく。
そして自分たちが救われたように。
まだ破壊されていない誰かの幸福を、強くなって守りたいと思った。
かつて悲鳴嶼に救われたしのぶとカナエは、一体でも多く鬼を倒すことを約束しました。
そして今、その約束を胸に胡蝶は戦います。
力が弱くても、鬼の頸が斬れなくても。
鬼を一体倒せば何十人、倒すのが上弦だったら何百人もの人を助けられます。
できるできないではなく、やらなきゃならないことがある、そう胡蝶は考えていました。
【怒り】
その時、ふと胡蝶の頭にかつて炭治郎が言っていた「怒ってますか?」という言葉がよぎりました。
それに対し、そう、私怒ってるんですよと返します。
親を殺され、姉を殺され、カナヲ以外の継子も殺されました。
あの子たちだって本当なら今も、家族と幸せに過ごしていたはずだった、と胡蝶は怒ります。
そして、目の前の童磨に渾身の毒が効かなかったことも、腹が立つ、馬鹿野郎と怒りをあらわにしました。
童磨は落ちていく胡蝶を引き寄せ、えらい!頑張ったね!と強く抱きしめました。

引用:週刊少年ジャンプ9号
こんな弱い女の子がここまでやれるなんて、感動したと、涙を流します。
姉さんより才能がないのに、よく鬼狩りをやってこれた、今まで死ななかったことが奇跡だ。
全部全部無駄だというのにやり抜く愚かさ、これが人間の儚さ、人間の素晴らしさなんだよ、と童磨は話し続けます。
君は俺が喰うに相応しい人だ、永遠を共に生きよう。
言い残すことはないかい、と言われた胡蝶は、ただ一言、「地獄に堕ちろ」と答えたのでした。
【吸収】
そこへカナヲが駆けつけました。
天井で童磨に捕らわれている胡蝶の姿を見つけ、慌てて叫びます。
その声を聞いた胡蝶の指が、カナヲになにかを伝えるかのように動きました。
気づいた童磨は、抱きしめていた腕に力を込めます。
骨の折れる音が響き、胡蝶の手から刀が落ちました。
カナヲは青ざめ、斬りかかります。
しかし、そこには既に童磨の姿はありません。
危ない、危ないと童磨は橋の上に着地します。
童磨が抱えている胡蝶は、童磨の中へ吸い込まれていました。
引用:週刊少年ジャンプ9号
【兄弟子】
その姿を見るも、カナヲは必死にこらえ、その場にとどまります。
胡蝶の指文字があったから挑発に乗らないのかな、と童磨は微笑みました。
能力を教えたのかな、無駄なのに頑張り屋さんだね、と童磨は胡蝶の頭を撫でます。
そして胡蝶は、完全に童磨の中に取り込まれてしまいました。
好きな人や大切な人は、漠然と明日も明後日も生きてる気がする。
それはただの願望でしかなくて、絶対だよと約束されたものではないのに。
カナヲは目の前で胡蝶が消えていくのを、見ているしかありませんでした。
その頃、善逸はある戸の前に立っていました。
いるんだろ、出てこいと向こう側に声をかけます。
戸の向こうから出てきたのは、兄弟子の獪岳でした。

引用:週刊少年ジャンプ9号
鬼になったお前を、俺はもう兄弟子と思わない、そう言って善逸は睨みつけます。
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【鬼滅の刃 感想】
童磨を倒せるか、と思ったのもつかの間、胡蝶の毒は効いていませんでした。
ただ普通に暮らしていたかっただけなのに、鬼によって人生を狂わされた人たちのことを思うと悲しくなります。
胡蝶は完全に取り込まれてしまったのでしょうか。
毒が一切効かないとなると悲しすぎるので、取り込んだことにより童磨に少しでも影響を与えてほしいです。
また、胡蝶が最後にカナヲに伝えた内容も気になります。
カナヲは童磨を相手にどう戦うのでしょうか。
そしてついに善逸が探していた、許せない相手と対面します。
それは兄弟子でした。
兄弟子だからこそ、鬼となってしまった事実がより許せないのでしょうか。
次回からは善逸の話となりそうですね。