2019年2月18日発売の『週刊少年ジャンプ』12号に連載されている、
「鬼滅の刃」の第146話のネタバレです。
【鬼滅の刃 前回のあらすじ】
獪岳がかつて対峙し、鬼となる原因となった強い鬼とは、黒死牟でした。
獪岳は自分を高く評価する者こそ善である、という考えです。
もう戻ることはできないと判断した善逸は、雷の呼吸、漆ノ型で獪岳の首を切り落としました。
それは善逸が自分で考えた、自分だけの型でした。
この技で獪岳と肩を並べて戦いたかったよ、と善逸は寂しそうに呟きます。
前回の詳細はこちらの記事をどうぞ

【鬼滅の刃 今週のネタバレ】
引用:週刊少年ジャンプ12号
【独り】
全力で技を出し、力を使い果たした善逸は、そのまま屋敷を落下していきます。
一方獪岳は、善逸が自身で考え編み出した、七つ目の技を使ったことに腹を立てていました。
壱ノ型しか使えなかった、自分よりはるかに劣っていると見下していた善逸が、です。
そんな事実に、耐えられない、受け入れられないと、獪岳は焦りました。
どうしても負けることを認められない獪岳は、善逸も落下して死ぬということで精神を保とうとします。
そんな獪岳のすぐ横に、愈史郎が現れました。
人に与えない者は、いずれ人から何も貰えなくなる。
欲しがるばかりの者は、結局何も持っていないものと同じである。
それは、自分では何も生み出せないからだ、と愈史郎は言います。
独りで死ぬのは惨めだな、と言い残し、愈史郎は善逸を抱えて屋敷を登っていきました。
残された獪岳は、独りで落ちていくしかありません。
その言葉はもう、誰にも聞こえませんでした。
【師匠】
助け出された善逸は、意識を失って横たわっていました。
それは意識の奥深くでしょうか。
それとも夢の世界、もしくはあの世でしょうか。
善逸の目の前にいたのは、亡くなった師匠でした。
川の向こうに立っている師匠に、善逸は獪岳と仲良くできなかったと謝ります。
自分さえいなければ、兄弟子はああならなかったかもしれない、ごめん、許してと必死で謝りました。
何も恩返しができなかった、師匠が生きてるうちに柱にもなれなかった、と善逸は謝り続けます。
何も返さない師匠に、自分のことを嫌いになったかと歩み寄ろうとしました。
しかし、善逸の足には彼岸花が絡みついて動くことができません。
そんな善逸に師匠はやっと口を開きます。
お前は自分の誇りだと、師匠は涙を流して言いました。

引用:週刊少年ジャンプ12号
その言葉を聞いた善逸の目から、大粒の涙がこぼれます。
【手当】
その頃現実世界では、愈史郎をはじめとする隊員たちが、善逸の手当をしていました。
珠世の開発した血鬼止めを使用しているも、顔の傷はひび割れが止まれなければ、眼球まで裂けるそうです。
さらに止血剤も使っていますが、それでも血が止まらないのでした。
絶対大丈夫、絶対助かると周りの隊員たちが大声で励まします。
その声に鬼たちが集まってきました。
無惨以外が鬼を増やすことができない中、珠世の力で鬼となった唯一の個体が、愈史郎です。
現在は隊服を着用し、隊員たちの中に紛れ込んでいました。
珠世に隊員の救護や援護を言いつけられたのです。
隊員たちが鬼の相手をしている間、愈史郎はカラスにつけた「眼」を確認しました。
そして、炭治郎たちが鬼と遭遇することを察知します。
【再会】
先を急ぐ炭治郎と義勇は、突然激しい揺れに襲われます。
頭上より炭治郎の目の前に落ちてきた鬼は、猗窩座でした。

引用:週刊少年ジャンプ12号
お前のような弱者が、よく生きていたものだと、猗窩座は炭治郎を見て笑います。
炭治郎は怒りを露わに、猗窩座の名を叫びました。
その頃、珠世は無惨に取り込まれかけていました。
無惨は肉の繭にこもり、珠世に吸収させられた人間に戻る薬を分解しているのです。
珠世はこのままだといずれ自分も取り込まれると感じました。
お願い、誰か早く来て、と珠世は強く願います。
鬼滅の刃 単行本を無料で読む方法
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【鬼滅の刃 感想】
善逸はあの世との境目と思われる場所で、師匠と再会します。
そして自分の不安な気持ちを全て吐き出します。
そんな善逸を責めるでも慰めるでもなく、お前は誇りだと、師匠は善逸のことを認めてくれました。
このシーンは涙無くしては読めません。
本当にあの世の師匠と会ったのか、善逸の心の中の幻だったのか、そんなものはどちらでもいいのです。
善逸の心が少しでも救われたのなら、よかったと思いました。
そして炭治郎は猗窩座と再会することになってしまいました。
因縁の対決はどういった流れとなるのか。
炭治郎だけではなく、義勇もいるので、二人での戦いに期待したいと思います。