2019年4月27日発売の『週刊少年ジャンプ』22、23合併号に連載されている、
「鬼滅の刃」の第156話のネタバレです。
【鬼滅の刃 前回のあらすじ】
慶蔵と恋雪の生活の中で、猗窩座は心が安まるのを感じていました。
2人を命をかけて守ると誓った矢先、人間の手により2人は命を落としてしまいます。
怒りのまま復讐を行った猗窩座は、無惨と出会い鬼にされてしまいました。
【鬼滅の刃 今週のネタバレ】
引用:週刊少年ジャンプ22・23号
【絶体絶命】
死んだところで、大切だった三人の元へは行けません。
あんな過去をよくも思い出させたな、と猗窩座は義勇を恨みます。
この時、炭治郎の意識が戻りました。
目の前の猗窩座は、頭が再生しかかっています。
義勇に攻撃しようとするのを見て、炭治郎はやめろと叫びました。
炭治郎がまだ動けるのかと驚き、猗窩座は振り返ります。
すぐさま炭治郎は斬りかかろうとしました。

引用:週刊少年ジャンプ22・23号
しかし、炭治郎の手から刀が抜けてしまいます。
炭治郎には、刀を握る力も残っていませんでした。
炭治郎は咄嗟に拳を握りしめました。
そして猗窩座の顔に、思いっきり殴りかかります。
引用:週刊少年ジャンプ22・23号
炭治郎の拳に、猗窩座は慶蔵を思い出しました。
記憶の中の慶蔵は、生まれ変われ少年、と猗窩座に微笑んでいます。
【本心】
弱い奴が嫌いだ。
弱い奴は正々堂々やり合わず、井戸に毒を入れる。
弱い奴は辛抱が足りない。
すぐ自暴自棄になる。
「守る拳」で人を殺した。
師範の大切な素流を血塗れにして、父親の遺言も守れない。
猗窩座の脳裏に浮かぶのは、他の誰でもない、自分自身の姿でした。
そうだ、俺が殺したかったのは。
猗窩座は本当の気持ちにやっと気づきました。
先程の攻撃で手から炭治郎の抜けた刀は、飛んでいってしまいました。
殴ったぐらいでは猗窩座は止まりません。
猗窩座の動きから、煉獄に使った滅式を出そうとしていることに炭治郎は気付き、焦ります。
義勇を連れて攻撃圏外に逃げようと考えるも、義勇は自分に構うなと叫びました。
しかし炭治郎は義勇に突っ込み、その勢いで逃れようとします。
【感謝のにおい】
その時。
炭治郎には猗窩座の顔が見えました。
その顔は優しく微笑んでいるようでした。
そして一瞬、感謝のにおいを感じます。
次の瞬間、猗窩座は自分の体に激しい攻撃を浴びせました。
引用:週刊少年ジャンプ22・23号
自分で自分を攻撃した猗窩座の体は、穴だらけでボロボロになってしまいました。
しかしそれでもまだ、再生しようとしています。
炭治郎に頸を斬られた瞬間、勝負はついたのだと猗窩座は感じていました。
これで終わって、潔く地獄へ行きたい、そう願っていました。
その時、頭のない猗窩座の体が動き、足が止まりました。
炭治郎には何も見えませんでしたが、猗窩座の中では、目の前に父親がいました。
【おかえりなさい】
猗窩座の中の父親は、もう苦しくないかと聞かれ、大丈夫だ、ありがとうなと微笑みます。
やり直せなかったと謝り項垂れる猗窩座の頭を、慶蔵が優しく撫でました。
お前がどんなふうになろうが、息子は息子、弟子は弟子だから、死んでも見捨てない、と慶蔵は言います。
天国には連れて行ってやれないが、と悲しそうに微笑みました。
しかしその手は、無惨の手に変わっていました。
強くなりたかったのではないのか、これで終わりなのかと、猗窩座の髪を掴みます。
その言葉に、猗窩座はまた強くなりたいと思ってしまい、体の再生が進んでいきました。
そんな猗窩座の頬を、優しく包むのは恋雪の手でした。
ありがとう、もう充分です、とあたたかな光で包み込みます。
やっと猗窩座は狛治に戻り、恋雪へ抱かれて涙を流しました。

引用:週刊少年ジャンプ22・23号
守れなくてごめん、大事な時側にいなくてごめん、約束を守れなかった、許してくれと狛治は謝り続けます。
そんな狛治に、自分たちのことを思い出してくれてよかった、戻ってくれてよかったと恋雪は微笑みました。
おかえりなさい、あなた。
恋雪のその言葉を聞き、猗窩座の体は再生をやめ、そのまま崩れていきました。
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【鬼滅の刃 感想】
猗窩座とついに決着がつきましたね。
猗窩座は天国に行くことはできないかもしれません。
でも、最後に恋雪に会えて救われたのではないでしょうか。
人間の頃から辛いことを多く経験してきた猗窩座ですが、最後は自分で死を選ぶことができてよかったです。
本当に辛く、切ないお話でした。
炭治郎たちには、恋雪のことは知る由もないでしょう。
しかし、猗窩座が最後に炭治郎へ向けた感謝の気持ちが届いたので、なんとなく察したかもしれませんね。
次回はまた違う人たちの戦いとなるのでしょうか。
炭治郎に送られた手紙の中身も気になりますね。