2019年9月9日発売の『週刊少年ジャンプ』41号に連載されている、
「鬼滅の刃」の第173話のネタバレです。
【鬼滅の刃 前回のあらすじ】
黒死牟の激しい攻撃に、悲鳴嶼と実弥は避けるので精一杯でした。
このままでは頸を狙うことができません。
実弥は黒死牟の攻撃を次々と受けていきました。
そして身動きのできないタイミングで、黒死牟が技を放ちます。
しかし時透が駆けつけ、実弥を助けました。
そんな様子を玄弥は物陰から見ていました。
すぐに行動できない自分の弱さに悔しくなります。
すると玄弥の中に、かつて炭治郎が言っていた言葉が蘇りました。
弱い者こそ可能性を持っている。
その言葉に玄弥は覚悟を決め、黒死牟の折れた刀を飲み込んだのです。
【鬼滅の刃 今週のネタバレ】
引用:週刊少年ジャンプ41号
【違和感】
悲鳴嶼が技を出そうとした瞬間、黒死牟は月の呼吸捨陸の型、月虹・片割れ月を先に出しました。
黒死牟の技は尽きることなく続きます。
一体いくつ型を持っているのかと悲鳴嶼は驚きました。
それだけでなく、あまりに速過ぎることに疑問を持ちます。
悲鳴嶼は攻撃を読まれ、技を出すことができません。
そしてそれが速過ぎるのです。
下手をすると攻撃動作に入る前から、動きを抑え込まれてしまいます。
まるで技を出そうと考えた瞬間を読まれているようでした。
おかしい。
神通力でも使っているのか。
何が見えている、何を見ている?
悲鳴嶼は考えます。
そしてその違和感の正体を掴むため、悲鳴嶼は神経を研ぎ澄ませました。
鬼とは人間の形が変貌したものです。
鬼にできることは人間にもできる、極限まで刮目しろ!と悲鳴嶼は集中しました。
【作戦】
すると戦いの中で突然、悲鳴嶼は黒死牟の体がまるで透けたように感じました。
脈動が知覚できるのです。

引用:週刊少年ジャンプ41号
はっきりと像をむすんだ、もしやこれがと悲鳴嶼は気づきました。
一方で時透は、黒死牟の激しい攻撃をかいくぐりながら間合いの内側に入ろうとしていました。
ほんの一瞬でも相手の動きを止めることが出来れば、ほんの少しでも攻撃の手を緩めることが出来たなら。
悲鳴嶼か実弥のどちらかが、必ず頸を斬ってくれる、と時透は強く信じていました。
片腕を失い、失血も重なり自分に残された時間はもう殆どないことを、時透は知っていたのです。
だからせめて動けるうちに、役に立てるうちにと呼吸を整えました。
そんな時透の意図を察し、悲鳴嶼は実弥に声をかけました。
二人は即座に時透に合わせて動きます。
【疑問】
同時に向かってきた三人対し、黒死牟は月の呼吸捨肆ノ型、兇変・天満繊月で一度に仕留めようとしました。
しかし必死で攻撃の隙間をかいくぐり、時透と実弥は進んでいきます。
その時、悲鳴嶼の数珠が黒死牟の右手の甲にぶつかりました。
鎖を振る瞬間に投げていたのです。
どのように自分の視界を掻い潜ったのか、と黒死牟は疑問に思いました。
その瞬間、悲鳴嶼の鉄球があたり、黒死牟の右肩が大きく削り取られます。
さらに時透が刀を黒死牟の脇腹へ突き立てます。
その左足が吹き飛ぼうとも、必死で食らいつきました。
ここで黒死牟は時透の頸動脈が斬れていないことに気がつきます。
時透はギリギリでかわしたのでした。
手負いの子どもが、と黒死牟はさらに疑問を重ねます。
そして時透や悲鳴嶼が、自分が視ている世界と同じものが見えているのでは、と気づきました。
悲鳴嶼に至っては、自分の血の巡りを操作し、黒死牟の目を欺いたのです。
【玄弥の攻撃】
ここまで予期せぬことが続きました。
それでも誰の刃も黒死牟の頸には届きませんでした。
わかってしまえば意味もない、と黒死牟はさらに技を出そうとします。
時透は必死で刀から手を離すまいとしていました。
その直線上で、玄弥は銃を構えています。

引用:週刊少年ジャンプ41号
時透は事前に、自分が黒死牟の動きを止めた時、自分もろとも撃つようにと玄弥に言っていました。
絶対に躊躇するなよ。
時透のその言葉に答えるように、わかってる、わかってるよ、と玄弥は繰り返します。
そして黒死牟へ向かって銃を放ちました。
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【鬼滅の刃 感想】
黒死牟の技が次々と放たれ、その数に悲鳴嶼は驚きました。
それはまるで尽きることがないようにも思えました。
しかし戦いの中で、悲鳴嶼はあることに気づきました。
黒死牟が別の世界を見ているということです。
その世界とは、以前炭治郎が達することのできた世界と同じものでしょう。
気づいてから、人間にも必ずできるのだと悲鳴嶼は強く思います。
そしてついに、悲鳴嶼もその世界を見ることが出来たのでした。
これにより、一方的だった力のバランスが崩れていきます。
時透が捨て身で黒死牟に一瞬の隙を作りだしました。
そこへ玄弥が銃弾を打ち込みます。
元々時透はこうするつもりだったのです。
黒死牟の刀を飲み込んだことにより、玄弥の銃の形は変化していました。
多くの目玉がついた、不気味な銃。
その威力はどれほどなのでしょう。
このことにより、黒死牟との戦いにさらなる動きがありそうですね!
次回の展開も楽しみです。