君は春に目を醒ます 2019「LaLa」3月号18話 ネタバレ
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君は春に目を醒ます~おはよう凍える7年~
年上に幼なじみ、高校生の日下千遥に恋心をいだく小学生の岩永絃。しかし、千遥は病気治療のために、糸が小学生の時にコールドスリープ(人口冬眠)に入ります。
年月が流れ7年後、絃が高校生になったとき、千遥は病気治療が無事に済み、コールドスリープから目覚め、絃の同級生になります。
一方、小学生から絃のそばにいた同級生の沖弥太郎は、密かに絃に思いを寄せるようになります。
今までのお話
絃をずっと妹のような存在と思っていた千遥ですが、文化祭の後夜祭の日に絃の気持ちに気が付きます。
文化祭の後夜祭でライトアップされる時間に、触れている相手と結ばれるという高校のジンクスを知り、絃は千遥に告白しようと心に決めていました。しかし、その時間千遥は絃の気持ちに気が付いたことに、部活(弓道部)で気持ちをもやつかせています。
千遥を探す絃は、ライトアップの時間にちょうど腕をつかんだのは、弥太郎でした。
〇前回のお話~告白しようかな
絃の気持ちに気が付いてから数日、気持ちがぐらつく千遥は、熱を出して学校を休みます。担任に頼まれて、千遥の家にお見舞いに行く絃は弥太郎を誘いますが、弥太郎は2人の邪魔をしたくないと断ります。
〇お見舞い
絃は、学校帰りに千遥の家にお見舞いに行きますが、ちょうど千遥の母が買い物に行くので、見張っていてもらうように言われ、千遥の部屋へ行きます。
千遥の頭に冷たいタオルを乗せる絃。熱にうなされる千遥は、絃に色々とワケのわからないことを話します。その中で千遥は絃に「泣かないで」と、今までずっと心にとどめていた気持ちを話し始めます。
〇告白しようかな
一方、絃を送り出した弥太郎は、親友の雨村君から一人で絃を千遥のもとに行かせたことを責められます。弥太郎はそんな雨村君に「告白しようかな」とつぶやきます。
前回の詳細はこちらの記事をどうぞ

君は春に目を醒ます 今月のネタバレ
親友
今回は、千遥は前回に続き病気のためお休み、弥太郎目線のお話です。
前回、雨村君に「しようかな告白」と言った弥太郎。それを聞いた雨村君は弥太郎を止めます。その言葉に驚く弥太郎は、てっきり雨村君がノリノリで進めてくると思っていました。
「お前、何の勝算もなしに告ろうとしているだろう」と、雨村君は弥太郎に図星の指摘をします。「楽になりたいだけじゃん」「お前に自己満でおわってほしくない」と雨村は弥太郎に言います。
普段は影が薄い雨村君ですが、弥太郎押しの人なら「なんて良い親友!」と感激したのではないのでしょうか。と思うくらい、今回の出だしは雨村君あっての、弥太郎のお話です。
雨村君の「あんま自暴自棄になるな」「オレにかっこいーとこ見せて」という励ましに、弥太郎は、今の状況を考え始めます。
そして、その中の「よくあの険悪な状態から立て直したと思うよ。」と意味深な雨村君の言葉から、弥太郎の回顧録が始まります。
弥太郎が隣にいる
引き続き千遥は欠席、そして後ろの席の弥太郎は現国の教科書を忘れ、千遥の席に移動します。元々そこは弥太郎の席でしたが、千遥の復学で弥太郎は、後ろの席に下がりました。
「弥太郎が隣にいるのが久しぶり」と何の気なしに言う絃ですが、弥太郎は「あいつが目覚めなければ、今頃」「あいつの一番近くにいたのは」と、考えてしまいます。
その場から逃げ出す弥太郎は「あいつがいなければ」と思ってしまった自分自身を責めます。こんなんじゃあのころと同じだと。
小学生の思い出
小学生の弥太郎は、どこにでもいるやんちゃで好きな女の子への気持ちにも気が付かない、普通の男の子でした。
何がきっかけでそうなったのかわからないけれど、絃に対して何かと突っかかるようになった弥太郎、そして雨村君はそんな弥太郎を「バカっぽい」と傍観していました。
ある雨の日、滑って転んだ弥太郎や、自分のダサさに腹を立てているとそこに絃が通りかかります。心配する絃に弥太郎は、恥ずかしさのあまり「余計なことすんなブス!」と暴言を吐いてしまいます。
それから数日後、女の子たちが好きな人のことを話しているところに、弥太郎が通りかかります。絃は友だちから好きな人がいる?と聞かれて、いると答えますが、「弥太郎君?」との質問に、迷いなく「違う」と答えます。
きっかけ
それから数日後、絃が学校に来なくなります。絃へのプリントを頼まれた弥太郎は、絃の家へとやってきます。その時、絃の家から出てきたのが、高校生の千遥でした。
千遥がコールドスリープをすることで絃が部屋から出てこなくなったことを心配し、彼は絃の元を訪れていました。しかし、絃は結局部屋から出てくることなく、千遥は絃に会うことができませんでした。
千遥は弥太郎に「絃と仲良くして」「自分は側にいてやれないから」「今度目が覚めたら、もう二度とあの子を泣かせたりしない」「いい兄になる」と告げます。
わけがわからない弥太郎ですが、それが千遥が眠る前の最後の言葉でした。
しかし、その日、意味がわからないまま弥太郎は絃から頬をたたかれ、そして無視されるようになります。その後、弥太郎は女子のうわさで、絃の好きな人がコールドスリープしたことを知ります。
それから、3年の日が過ぎ二人は中学生になります。
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まとめ
弥太郎は、すごく普通の男の子ですよね。それどころか、すごく良い子ですよ。むしろ、千遥や絃の気持ちを考えて、自分を抑えている弥太郎を、思わず応援したいと思った人もいるのではないでしょうか。
頑張れ!弥太郎、と思ってしまったら邪道でしょうか。
弥太郎の思い出は次号4月号に続きます。