週刊モーニング 7号 2019/1/17日発売
鈴ノ木ユウ コウノドリ 271話 「ここにいる理由」ネタバレ
シリーズ医療安全管理編の第3回です。
前回赤西先生と患者さんの間でトラブルがありました。
どのように解決するのでしょうか?
271話 「ここにいる理由」ネタバレ
引用:週刊モーニング
【なにが問題だったのか?】
引用:週刊モーニング
医療安全管理者の磯野さんは
「丸山さん・・・すみませんが、もう一度だけお話をさせていただけませんか?」
すると、奥さんの代わりにご主人が話しました。
「妻は前回の健診で診て下さった女医の倉崎先生を希望したんです。」
「受付でもそう言ったらしいのですが、なぜか面識のないそちらの赤西先生だったんです。」
「妻は気が弱いので女医希望だと言い出せないまま診察となりました。」
「そしたらいきなり流産だと言われて・・・その時の妻の気持ちがわかりますか?赤西先生は流産だと伝えた後にすぐ手術や採血の話をして、サラッと終わりにしたらしいんです。」
それを聞いた赤西先生は
「あのっ・・・それは・・・」

引用:週刊モーニング
と言いかけましたが、隣にいた鴻巣先鳥先生が制止しました。
ご主人は
「私も妻も健診にいくのをすごく楽しみにしていたんです。」
「2人でエコー写真をみるのドキドキするねとか・・・前日まで話をしていたんです。でも私はどうしても仕事が休めなくて・・・妻に付き添ってあげられなかった」
「その日は家に帰ってエコー写真を見るのを楽しみにしていたんです」
「けれど、妻は私の顔を見ると、泣き崩れてしまって・・・今の食事に手をつけずに泣いているんです。」
「それはそうですよね。面識のない男性に突然流産なんて言われたんですから・・・」
磯野さんは
「お電話を頂いたあと、私のほうで内部調査を行いました。確かに受付で女医希望だど伺っていたようなのですが、カルテを外来看護師に渡す段階で連絡がうまくいっていなかったようです。」
鴻鳥先生も
「それはこちらのミスだったと思います。本当に申し訳ありませんでした。」
「ただ・・・ペルソナは救急搬送の受け入れも行う周産期センターです。診察の都合上・・・患者さんのご希望に添えない場合もございます。」
「その時は患者さんの了承を得る形で対応しています。今後は連絡ミスがないように病院側でも改善策を講じていこうと思います」
【話し合いの後】
磯野さんは
「紹介状の代金のことや診察代の返金については、ご希望に添えないと思いますが・・・事務方と話して私のほうからご連絡させて頂きます。」
丸山さん夫妻は
「そうですか・・・では失礼します」
そう言って病院をあとにしようとしました。
赤西先生を丸山さん夫妻を呼び止めて
「オレ・・・いや僕は丸山さんの気持ちを察することができなかったかもしれません。」

引用:週刊モーニング
「心無い対応だと感じさせてしまったのなら・・・それは僕のせいです。辛い思いをさせてしまってごめんなさい」
丸山さんは、少し間を置いてそのまま病院を出ていきました。
鴻鳥先生は
「がんばったね。僕はゴローくんが心無い対応をしたなんて思ってないよ。もちろん女医希望のミスはあったけど」
「本当はそういうコトではなくて、丸山さん夫妻はどうしても流産の事実が受け入れられなかったのかもしれない」
「そうですね・・・。丸山さんとは私が引き続き話をしています。」
「よろしくお願いします」
【次の日の朝】
医療安全管理室に出勤した磯野さんは
「りほちゃんおはよう・・・」
「さっそく報告書チェックしようかな。ふ~朝一のこのチェックが一番ドキドキしちゃうな~」
事務員のりほさんは
「ありました?」
と聞くと・・・
「普通にいっぱいあった・・・」
磯野さんは渋い顔をしました。
「内科に入院中の94歳のおばあちゃん・・・家族が面会にきた時、左大腿部に打撲跡・・・。内出血に家族が気づいたのか。これからちょっと調べてみよう」
【事実確認】
内科の看護師は
「私たちも昨日気がついたんです」
「でもおばあちゃんが入院した時はこんなのなかったんです。」
磯野さんはおばあちゃんに話しかけますが、
「どこかでぶつけちゃいました?」
でもおばあちゃんは耳が遠く聞き取れません。
看護師は
「スタッフに聞いたんですけど、いつどこでできたアザなのかわからないんです。本人も覚えがないみたいで・・・」
「そうですか・・・」
磯野さんは家族に
「原因がはっきりしないんです・・・ひょっとしたらベッド移動の時にヘリにぶつけたかもしれませんね」
家族も
「確かにおばあちゃん・・・すぐに内出血することがあります」
と納得したようです。
【救命救急センター】
救命の加瀬先生と下谷先生が救命に戻ってくると、磯野さんがいました。
加瀬先生は
「おい、エイキチ救命に何か用か?」
下谷先生は
「加瀬先生とうとう何かやっちゃいました?」
「やってねーよ!」
磯野さんは
「あはは・・・たまたま巡回でよっただけですよ」
そう言って戻っていきました。
加瀬先生は
「あいつ・・・さみしいのかもしんねえな・・・」
「なんでです?」
「あいつは3年前まで、救命の腕の良い看護師だったんだよ」
ネタバレここまで
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感想
丸山さんと鴻鳥先生達との間で、話し合いが行われましたが、丸山の感じた気持ちがヒシヒシと伝わってきました。
患者さんと医師との都合が合わないのは残念なことですが、お互いに納得できる結果に終わって良かったと思います。
磯野さんのようにちゃんと話を聞いてくれる職員がいると、とても頼もしいですね!
ここまで読んで頂いてありがとうございました。