2018年11月16日発売の『月刊Gファンタジー』で連載中の「黒執事 第146話:その執事、遁走」のネタバレです。
タイトルにある「遁走」とは「逃げる」という意味ですが、シエル達は一体どこに逃げることになったのか、またシエル達に逃げ場はあるのでしょうか。
【前回のあらすじ】
逮捕されてしまったセバスチャンとシエルでしたが、どうにか護送馬車から逃げ出し、馬車で迎えに来た使用人達と合流し、逃亡することを選択しました。
【146話のネタバレ】
【逃亡】
使用人達とともにシエルが逃亡先に選んだのは、人が多い街・ロンドン。
「おそらくまだファントムハイヴ伯爵の圧力が及んでいないはずです」
セバスチャンの提案もあり、シエル達はファントム社本社に向かいます。
しかし、そこにはシエル達を探す警察(ヤード)の姿がありました。
警視総監のランドルが手を回したのではないかと、路地裏に身を潜め、シエルは言います。
今後のプランについて、セバスチャンは英国を脱出して国外に拠点をかまえることを提案しますが、警察に見つかってしまいます。
【写真館】
警察に追われるシエル達ですが、警察に見つかる直前に「そういえばこの近くに一つ心当たりが……」と言っていたセバスチャンに先導され、とある店に飛び込んだシエル達はどうにか警察から逃げきることができました。
引用:月刊Gファンタジー12月号
シエル達が飛び込んだ店はファントムハイヴ伯爵家が世話になっているピットが営む写真館でした。シエル達が逃亡者として追われていることを知っているにも関わらず、ピットは「いやーいい面が撮れた」「お尋ね者の特ダネ写真は高値が付きますよ」とカメラを手に明るい調子でシエル達を出迎えます。
【地下下水道】
「今日は活人画(タブロー・ヴィヴァン)をお願いに来ました」
「! お題は?」
「『アーサー王伝説で』」
セバスチャンとピットの不思議なやりとりの後、写真館の奥にある隠し扉を通ってシエル達が案内されたのは、ロンドンの地下に広がる地下下水道でした。
シエル達は人目につかない地下下水道を通って逃亡することを選びます。
【ピットとランドル】
引用:月刊Gファンタジー12月号
地下下水道を進むために必要な灯りや地図などを渡し、セバスチャンに電報を頼まれ、写真館に戻ったピットを待ち受けていたのは、拳銃をかまえるランドルとその部下達でした。
「ここにファントムハイヴが来ただろう」とたずねるランドルに、ピットはあっさりとシエル達が地下下水道に入っていったことを白状してしまいます。
これを聞いたランドルは部下達にすぐにシエル達を追うように指示を出します。
【崩落】
一方、その頃、シエル達は地下下水道を通り、船で国外に脱出するためにリージェンツ運河を目指しますが、すぐ後ろにはランドルが差し向けた警察が迫っています。
追いつかれないように先を急ごうとするシエル達の目の前で、突然、地下下水道の天井が崩れてしまいます。
間一髪で崩落に巻き込まれずにすんだシエル達でしたが……。

引用:月刊Gファンタジー12月号
「賞金首みーっけ」
そんなシエル達の前にあらわれたのは、上海マフィアのラウと武器をかまえたランマオでした。
第146話はここで終わりです。
【第146話の感想】
最初に警察に見つかった時はひやひやしたものの、その後、写真館に逃げ込むことができてほっとしました。しかし、それも束の間のことでした。
もはや誰がシエルの味方で誰が敵なのかわからない、そんな状況になってきました。
ラストに出てきたラウの台詞と真意も非常に気になるところです。
これまでのように台詞が意味深に聞こえるだけなのか、それとも目的があってシエル達の目の前にあらわれたのか……。
できれば、意味深に聞こえるだけであってほしいところです。
【次回予想】
ラウ達は果たしてシエル達の味方なのか、それとも敵なのか。
もしも敵だとすると、後ろは崩れた天井にふさがれてしまい逃げ道はないため、ラウ達と戦うしかありません。また味方だとすると、地下下水道からどうやって地上に脱出するのか。
どちらにしても続きが気になって仕方ありません。次回も楽しみです!