2019年4月18日発売の『月刊Gファンタジー』で連載中の「黒執事 第151話:その執事、不精」のネタバレです。
【前回のあらすじ】
自分の置かれている状況を改めて理解したシエルは兄達は何か別の血液の供給元を確保しているはずだと考え、その供給を断つために、セバスチャンとラウ達にそれぞれ調査を命じたのでした。
前回の詳細はこちらの記事をどうぞ

【151話のネタバレ】
引用:Gファンタジー5月号
【真相】
兄のシエルは屋敷に呼び出したリジーの両親であるフランシスとミッドフォードに、自分と弟の身に起きたことを話して聞かせます。
10歳の誕生日にふたりして秘密結社に売り飛ばされてしまったこと、儀式の生贄にされたこと、そして重傷を負った自分を葬儀屋が助けてくれたこと。
葬儀屋のおかげで屋敷に戻ってくることができたのだと笑う兄のシエルに、リジーの両親は何も言うことができず、ただ互いに顔を見合わせることしかできません。
【挨拶】
そんなフランシスに兄のシエルは父の代から仕事に協力してくれている葬儀屋のことは知っているはずだと話しかけます。兄のシエルからの紹介を受け、葬儀屋は改めてフランシスに挨拶をします。

引用:Gファンタジー5月号
葬儀屋に対してフランシスは「お兄様が存命の頃から変わらないな」と言いますが、葬儀屋は自分にとっては君も同じだと平然と答えます。
ミッドフォードは信じられない話だと言いつつも、目の前に兄のシエルがいる以上、信じるしかないと言います。兄のシエルはリジーの件について、自分が動ける状態であれば説得することもできたはずだと、ミッドフォードに謝罪します。
【疑問】
そんな兄のシエルに対して、フランシスは何故弟のシエルが兄のシエルに成りすまそうとしたのかと疑問を投げかけます。仮に兄の爵位を自分のものにしたかったとしても偽装までする必要はないはずだと語るフランシスに、兄のシエルは静かに言います。
自分は弟であるシエルが自分に成り代わっていたことについて責めるつもりはなく、弟のシエルは身体が弱く、自分の代わりの存在としては不安視されていたことから弟なりの考えがあり、誰かを害そうとしていたわけではない。
そして今度は自分が真の当主として役目と「女王の番犬」の使命を果たさなければならないものの、まだ体調がすぐれないため、女王との謁見はかなっていないことを兄のシエルは告げます。兄のシエルの話を聞いていたフランシスに「くれぐれも身体を大事にしなさい」と言われた兄のシエルは「はい 叔母様」とにっこり笑って答えます。
【問題点】
フランシス達を乗せた馬車を自分の部屋の窓から見送っていた兄のシエルの元にタナカが頼まれていたものを持ってやってきます。
領地に関する帳簿に領地開発の計画書、資源に関する資料など、あまりの多さに兄のシエルも思わず「すべてに目を通すだけで骨が折れそうだ」とこぼしますが、すぐに領地の収入が落ちているという問題点を見抜きます。そんな兄のシエルにタナカは他の問題点として、ファントムハイヴの屋敷を維持するために新しい使用人が必要であると進言します。
セバスチャンがいなくなった今は少なくとも30人以上は新しく使用人を雇う必要があることを聞かされた兄のシエルは、葬儀屋に「執事の仕事くらいできないのか?」とたずねますが「小生が執事約なんかできると思ってるの?」と葬儀屋は笑います。
ポラリスやベガはどうかと兄のシエルは打診しますが「彼らは君の“ご飯”を調達しに出張中さ」と葬儀屋に言われ、とりあえず資料に目を通すことにします。
【玩具】
休みなく資料を見ていた兄のシエルに葬儀屋は休憩したらどうかと声をかけますが、くつろいだ様子の葬儀屋に「そう言うなら少しは手伝え」と兄のシエルは言います。しかし土地の運営の知識も興味もないと、葬儀屋に手伝う気は全くありません。
そこにやってきたタナカにまだ何かあるのかと、兄のシエルはため息をつきますが、タナカは別の案件で玄関ホールに来てほしいと伝えます。

引用:Gファンタジー5月号
兄のシエルが玄関ホールで見たのは、おもちゃの山でした。
弟のシエルが経営していたファントム社のクリスマスに向けた新商品のサンプルだとタナカから聞いた兄のシエルは「弟はちゃっかり自分の夢も叶えてたわけか!」と笑います。
【思い出】
葬儀屋は「悔しいかい?」とたずねますが「あの子の成長が知れて嬉しいよ」と兄のシエルはうさぎのぬいぐるみを抱き上げ、10歳の誕生日の朝にアドベントカレンダーから出てきたのもうさぎの人形だったとを懐かしそうに話します。
タナカから弟のシエルの経営戦略について聞かされた兄のシエルは「僕の弟は本当に賢い」とうさぎのぬいぐるみを抱き締めてはしゃぎますが、タナカからサンプル商品をどうするかとたずねられた兄のシエルは言います。

引用:Gファンタジー5月号
しばらく何も言わずにいたタナカでしたが「かしこまりました」と告げるのでした。
第151話はここで終わりです。
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【第151話の感想】
葬儀屋とは軽口を叩き合っていることから仲が悪いわけではないようですが、リジーの両親達に自らのことを話すなど、ますます思惑がわからなくなってきました。
またご飯を調達しているというベガやポラリスの存在や、ご飯が何をさしているのかも非常に気になります。
【次回予想】
これまで弟のシエルとセバスチャン、死神、ソーマ、そして今回で兄のシエルと葬儀屋の動きがわかってきましたが、シエルの婚約者であるリジーは一体どこで何をしているのでしょうか。リジーも兄の件に深く関わっているのでしょうか。
次回も楽しみです!