2018年12月12日発売の『月刊少年ガンガン』で連載中の「無能なナナ 32話:マインドコントロールVS適者依存」のネタバレです。
【前回のあらすじ】
ミチルのためにも人類の敵を倒すと改めて誓ったナナ。
そんなナナに鶴岡は助手をつけますが、その助手はナナが裏切ることがあった場合は殺せという密命を受けているのでした。
【32話のネタバレ】
引用:月刊少年ガンガン1月号
学園をあとにする鶴岡を見送る生徒達。
生徒達が鶴岡との別れを惜しむ中で、キョウヤだけはちがう反応を見せます。
「どうも見捨てられているような気がするんだが?」
キョウヤの一言に生徒達は怒りますが、キョウヤは続けます。
「“人類の敵”がどこから来てどれくらいの数で それにどう対応すべきなのか なんの説明も指示もなしに戦えと言われても困るんだが?」
キョウヤの言葉を聞いた鶴岡はキョウヤが求めるものが保護と安全であることを見抜いた上で、あることを教えます。

引用:月刊少年ガンガン1月号
そして鶴岡は学園をあとにします。
【蝶】
見送りにきたナナは鶴岡に犬飼ミチルのことを頼みます。
「ちょろちょろと人のあとをつけるな」
怒られたと思ったナナは頭を下げますが、鶴岡は自分のまわりをとんでいた蝶を手で払うと、太陽に向かってとんでいった蝶に向かって発砲します。
鶴岡の突然の行動に驚くナナでしたが……。

引用:月刊少年ガンガン1月号
ナナの隣にはジンの姿がありました。
「我々のあとを追いつもりだったのだろうが フナムシにでも化けたほうがよかったのではないか?」
そう話す鶴岡にジンはこたえます。
「私は見た目を気にする方でね」
その頃、教室ではレンタロウの仇をとると盛り上がる皆をよそに、キョウヤとフウコが話をしていました。
「あいつらには鶴見川が石井を殺したと説明した」
「モグオは鶴見川が“人類の敵”に操られたんだと勝手に解釈しだした とりあえずほうっておいたがいいか?」
そう話すキョウヤにフウコは「みなさんを余計に怖がらせるものではないと思います」とキョウヤの考えを受け入れます。
フウコが自分のそばにいることを不思議に思っていたキョウヤでしたが、フウコから「リュウジさんが生前キョウヤさんを頼りにしろと…」と聞いたキョウヤは「石井の期待には応えたい」と納得します。
【特性】
兵達に銃を向けられたジンは自分が5年前の生き残りであることを明かしますが、鶴岡との話は平行線のまま。やがて話はナナのことになります。
「捨て石にされるナナがかわいそうだ」
ジンの言葉に鶴岡はナナに学園に戻るに言い、自分がジンの相手をすると告げます。
ジンは「彼は一人で戦うようなことを言って 実はキミには聞かれたくない話をしたいだけだ」と訴えますが、再度鶴岡に言われ、ナナは学園に戻ります。
兵達を下げ、その場には鶴岡とジンのふたりだけになります。
鶴岡は「おれに忠誠を誓え」とジンに手を差し伸べますが、ジンはその申し出を断ります。
そんなジンに鶴岡は「すでに貴様の能力の特性を二つ見抜いていると言ったら?」とジンを能力の特性について説明します。
ひとつは普通の人間には化けられないこと。
そして、もうひとつは……。
鶴岡の話を聞いたジンは「おもしろい」と凶悪な笑みを浮かべます。
【変身】
その後、ヘリコプターが飛び立つのを見たナナは鶴岡がジンを倒したのだと考えるが、7一方でジンから言われた「騙されるな」という言葉を思い出します。
「ナナしぇんぱい!」
名前を呼ばれ、振り返った先にはニコニコと笑みを浮かべた少女の姿が。

引用:月刊少年ガンガン1月号
少女はモエと名乗り、やけにナナに懐いてきますが、そんなモエにナナは不安を覚えます。
その夜、眠ることができず、ミチルのことを考えていたナナの元にケガをしたジンがやってきます。隣に座ったジンは鶴岡についてナナに話し、ナナはジンの変身能力について気になっていたことを話します。
これまでジンの変身する瞬間を見たことがないことについて、見られないように誘導されていたと考えをのべるナナにジンは話の続きをうながしますが、ナナは言います。
「あなたはこのまま変身もできず殺されるということです」
【32話の感想】
鶴岡とジンとの緊張感のあふれるやりとりが印象的でした。
その中でジンの特性について語られていましたが、ふたつめの特性についてはあきらかにされていないままのため、非常に気になるところです。
ふたつめの特性については次回明かされることになるのでしょうか。
次回も楽しみです。