『るろうに剣心-北海道編-』は、あの名作『るろうに剣心』の続編です。
魅力的なキャラクター達のお話の続きが再び読めることに、昔からのファンの人も毎回ワクワクしながら読んでいるのではないでしょうか。
それでは、『るろうに剣心-北海道編-』の最新話(第八幕)のネタバレを始めます。

引用:ジャンプスクエア11月号
Contents
【るろうに剣心-北海道編-はこんな話】
ネタバレに入る前に軽く、『北海道編』はどんなお話かを紹介しますね。
時は明治十六年、前作(「週刊少年ジャンプ」で連載されていた『剣心』)最終回後のお話しです。
神谷道場は、新たに三人の少年少女を迎えて生活を続けていました。
その三人とは、
・志々雄真実が残した刀「無限刃(むげんじん)」を継いだ「長谷川明日郎(はせがわあしたろう)」
・混血児の「井上阿爛(いのうえあらん)」
・元・志々雄一派の残党の少女「久保田旭(くぼた あさひ)」
…以上の彼らのことです。
そんな時、神谷道場の師範である緋村(旧姓「神谷」)薫の父「神谷越路郎(かみやかしじろう)が、どうやら生きているということが判明します。
(越路郎は西南戦争で死んだと思われていました)
越路郎を探すため、剣心達は手がかりがある北海道へと向かいます。
その頃、函館では凍座白也(いてくらびゃくや)をリーダーとする部隊「劍客兵器(けんかくへいき)」が騒動を巻き起こしているのでした…。
この集団「劍客兵器」が北海道編のストーリーの鍵を握る一つになっているみたいですね。
騒動とはあの斎藤一との戦いのことです。
それでは、次に前回のあらすじを紹介します。
【前回のあらすじ】
元々は薫の父「越路郎」を探すために函館へ来たのに、いつの間にか剣心達のやるべきことは3つに増えていました。
1つ目は、その元々の目的、越路郎を探すこと。
2つ目は、突然剣心達の前から失踪した旭を探すこと。
3つ目は、函館で騒動を巻き起こして収監された凍座白也に尋問して、その正体と目的を知ること。
剣心達はそれぞれ分かれてそれらの目的をこなすことにします。
越路郎探しは薫と剣路(けんじ・剣心と薫の息子)、旭探しは明日郎と阿爛、そして凍座への尋問は剣心と左之助が行うことになりました。
剣心が特設牢に収監されている凍座を前にするところで、前回は途切れていました。
その続きが今回の第八幕です。
それでは今回のネタバレにうつりますね。
【今回のネタバレあらすじ】
剣心は凍座と対面し、劍客兵器の正体と目的について問いただします。
劍客兵器の正体は二度の「元寇(モンゴル軍との戦い)」で外敵の進行を防いだ鎌倉武士の一派でした。
そして、凍座たちの目的は、「北海道を今後日本で起こるであろう大戦に向けての訓練のため戦場にする」というものだと知ります。
それも、今回剣心達が訪れている函館だけではなく、北海道中で実験戦闘すると言うのです。
その時、剣心の元に札幌の樺戸(かばと)収集治監(現在の刑務所)が襲撃されたという知らせが入りました。
劍客兵器「樺戸襲撃隊」の仕業です。
劍客兵器は凍座率いる「函館占領隊」以外にも存在したのでした。
ここでお話は次回に続きます。
それでは、もう少し詳しく今回のお話を見てみましょう。
【今回のお話の詳細】
【ついに対面した剣心と凍座】
ついに対面した剣心と凍座ですが、凍座は剣心に対し、意外と友好的な態度を取ります。

引用:ジャンプスクエア11月号
血気盛んな凍座のことだから、いきなり剣心に飛び付いて攻撃を仕掛けてくるかと思いきや…握手して「希望と絶望の地・北海道へようこそ!」なんて挨拶を始める始末です。
凍座は剣心に隠していたお酒までふるまいます。
このお酒は劍客兵器の凍座の仲間が差し入れたものだそうです。
【物知りな凍座】
剣心や斎藤一のことを凍座は知っていましたが、この国の猛者のことなら大体知っているそうです。
剣心と関わりのある人物なら、左之助や四乃森蒼紫、比古清十郎、雪代縁、そして、志々雄真実のことも凍座は知っていると語りました。
凍座は志々雄真実が死んだことを「せめて後継の一人でもいれば…」と惜しそうにしています。

引用:ジャンプスクエア11月号
ここに、志々雄真実と、志々雄の刀を持つ明日郎の並んだ絵が出てきます。むむっ?
こんな図を凍座に想像されると、まるで明日郎が剣心の元から離れて敵になってしまうのではないかと心配になってしまうのですが…。
【劍客兵器の正体と目的】
劍客兵器の正体は、元寇を勝ち抜いた鎌倉武士の一派でした。
その元寇が勃発した鎌倉時代以降、劍客兵器は時代ごとの権力者の私兵と化すことを避けながら北の地に移り住み、長く密かに静かに潜んで心・技・体を鍛え続けたのです。

引用:ジャンプスクエア11月号
外国勢力に対する護国の切り札が劍客兵器だと、凍座は言うのですね。
では、劍客兵器の目的は何でしょうか。
劍客兵器の目的は、実戦の経験を積むために、北海道を戦場にすることです。

引用:ジャンプスクエア11月号
明治を迎え、世界に扉を開いた日本はこの先、富国強兵の時代となります。
この先起こるであろう日本と外国との大戦に備え、勝つためには「戦いの場数」を増やして鍛えないといけないと、凍座は言いました。いやいやいや。
【函館以外にも存在した劍客兵器】
今回の話の最後に札幌の樺戸収集治監を襲ったのは、凍座と同じ劍客兵器とはいっても、別の部隊である「樺戸襲撃隊」でした。
「誰が劍客兵器は儂らだけと言った?」と凍座は言うのですが、た、確かに…。
樺戸が襲撃されたことの報告を聞いて驚きを隠せない剣心に向かい、改めて凍座は言います。
「絶望と希望の大地へようこそ」と…。

引用:ジャンプスクエア11月号
最初に剣心と会った時は「希望と絶望の大地へ…」と、「希望」を先に言っていたのですが、改めてだと先に「絶望」と言っていますね…怖いです…。
さて、樺戸襲撃隊が姿を見せましたが、北海道を戦いの練習場にするということは、今後他にも劍客兵器の部隊がいくつか登場するのでしょうかね。気になるところです。
では、次に、次号以降の展開を予想してみようと思います。
【次号以降の展開予想】
今回は樺戸収集治監が襲撃された所で話が途切れました。
なので、次回はその騒動を収めなければなりませんね。
しかし、剣心が今いるのは函館です。
札幌の樺戸からはちょっと距離があります。
今から移動していては、樺戸はもう手遅れでは?
ここは、別のキャラクターが樺戸をなんとかしてくれると私は思うのですよ。
新しく登場するキャラクターかもしれないし、もしかして、今までに出てきた『剣心』のキャラが出てくるかも…?
まだこの『北海道編』には登場していないけれど、今までの『剣心』に出てきたキャラクター達も、前回までの話の中で北海道に集まって来ていることが示唆されています。
もし今までの『剣心』のキャラが出てくるとなると、誰が出てくるのでしょうか?
これまで剣心の味方だったキャラかもしれないし、今までは敵だったキャラが手を貸してくれる展開になるかもしれませんね。
【まとめ】
以上が、今回の『るろうに剣心ー北海道編ー』のネタバレでした。
今回は函館で目的を分けたチームのうち、剣心と左之助の凍座への尋問がメインのお話となりました。
おそらく続いて次回も剣心達が中心の話となると思いますが、薫や明日郎達がどうしているかも知りたいですよね。
話が進むにつれ、一見バラバラだったキーワードが一つに繋がってきていると思います。
例えば、薫の父は西南戦争で亡くなりましたが、今回の凍座の話の中で「西南戦争」という言葉が出てきました。
他にも、同じく今回、凍座が志々雄真実の話をした時に、『北海道編』で初めて登場した明日郎の姿が志々雄と並んで出て来ました。
過去の『剣心』の物語と、新たな『北海道編』の物語とが繋がっていく予感がします。
お話は今後、さらに大盛り上がりしそうですよね。
それでは、今回のネタバレはここでおしまいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!