2018年11月2日発売ジャンプスクエア12月号に連載の『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』第9話「樺戸集治監強襲(かじとしゅうちかんきょうしゅう)」のネタバレです。
【前回のあらすじ】
剣心は、凍座から剣客兵器(けんかくへいき)の正体と目的を聞き出します。
凍座達の目的は、「今後来る世界との戦争に向けて実戦経験を積む必要があり、北海道を訓練のための戦場にする事」だったのです。
そして、樺戸集治監が襲撃されたとの一報が剣心の元に届きます。
【今回のネタバレ】
樺戸郡集治監は、襲撃してきた劍客兵器達に壊滅させられます。
予定通りに事を運んだ劍客兵器でしたが、予想していた猛者二人が不在という誤算がありました。
その猛者と呼ばれる囚人の後ろ姿は、まさかあの懐かしき人物!?
引用:ジャンプスクエア12月号
【劍客兵器”実検戦闘”】
樺戸集治監に火の手があがり、囚人達は脱獄の好機だと、一斉に逃げ出している場面からお話は始まります。
囚人達を逃がすわけにはいかない看守達は、逃げだす囚人に向かって発泡します。
しかし看守の放った弾を、2対の刃が邪魔をします。
足と手に長い刃をつけた劍客兵器の仕業でした。
そして、手を足の刃をうまく操り、あっという間に看守達を切り伏せてしまいます。
他の場所では、ドドドドドと轟音を響かせ、『劍星(つるぎぼし)』と名付けられた、刃物がついたロケットのようなものが打ち上げられます。
『劍星』は、大砲を打ち込んだ時のように着弾したさいに爆発を起こし囚人達を襲います。
地面にはいくつものクレーターができ、囚人達の死体が転がる惨状となっていました。
それを見ている、メガネの中年劍客兵器は、ランプと短刀を使い仲間に合図を送ります。
”テッタイハジメ”
すると、”リョウカイ オサキニ”と返ってきました。
その様子を、建物の影にいた看守の一人が見ていました。
そして、看守は銃を構えて、劍客兵器の背後から撃ち込みます。
メガネの中年劍客兵器は、短刀一つで弾丸を受け流し、看守に向かって返します。
そのまま倒れこむ看守の後ろに、回り込んだメガネの中年劍客兵器は言います。
「急所は外しといたから、大人しく死んだフリしててね」
(嘘…だろ…)
看守が驚くのも無理はありません。
剣での離れ業もそうですが、移動速度も早すぎです!
眼鏡にぽっちゃりめの中年という外見からは、想像もできない強さに私も驚きです。
【樺戸集治監・壊滅】
看守達と囚人達は、広場で両者入り乱れて殴り合いをしています。
そこに劍客兵器が1人現れ手を合わせると、大きな音と共に衝撃波が起こります。
引用:ジャンプスクエア12月号
あっけにとられた看守達と囚人達は劍客兵器の方を見ます。
「実験戦闘、終了―」
さきほど手を合わせて衝撃波を起こした劍客兵器が言います。
何が目的だ!
疑問を投げかける看守の問いに、「函館の部隊がいまごろ表明をしている」と答えが返ってきます。
さらに剣客兵器は、「看守はよく戦ったが命懸けには程遠い、次の実検では”死闘”を期待する」と伝えます。
そして囚人達を逃してしまいます。
これも劍客兵器達の実検の1つだとし、
「治安悪化」「秩序崩壊」による敵領地の撹乱は戦術の基本。と言いました。
【猛者は函館へ】
実検戦闘と治安悪化、樺戸集治監を襲撃した目的を果たした劍客兵器達。
しかし、そんな彼らにも1つ誤算がありました。
樺戸郡集治監には2人の猛者がいるはずで、一方的な虐殺になる予定はなかったようです。
猛者2人は劍客兵器達が襲撃する半日前に、函館へ向かい旅立っていました。
2人の猛者というのは、
1人は、樺戸集治監に収監された懲役五十年の囚人。
もう1人は樺戸集治監の剣道師範、杉村義衛(すぎむらよしえ)です。
引用:ジャンプスクエア12月号
この後ろ姿は見覚えが…!?
一方、剣心と凍座(いてくら)は、樺戸集治監での一報を聞いていました。
凍座は、剣心一人では足りないから猛者を集めるように言います。
それに対して剣心は、「剣客兵器の暴挙を見過ごすわけにはいかない。仲間と共に全力で阻止する」と宣言するのでした。
9話はここで終わりです。
【9話の感想】
剣客兵器の強さを見せつけられる回でした。
いきなり襲撃されて、一方的に殺される看守達はたまったもんじゃないですね。。
樺戸集治監にいた、猛者の囚人は後ろ姿だけでしたが、元志々雄一派の十本刀「安慈」にソックリ!いやもう本人でしょう!?
安慈は、志々雄一派が壊滅した後、警察に出頭し、北海道の集治監に服役しているハズなので可能性は高いと思っています。
この展開は、るろうに剣心を読んでた私にとって懐かしさもあり、うれしさもあり、活躍に期待してしまいます!
次も楽しみです。
【今後の展開予想】
剣心は、剣客兵器の目的を阻止する事に決めました。
しばらくは剣心中心で”仲間”が増えていく展開になると予想しています。
まだまだ懐かしのキャラが出てくる可能性はありますし、今後も見逃せません。