2018年11月24日発売【月刊LaLa1月号】に連載中の「砂漠のハレム 第37回」のネタバレ記事をご紹介します。
≪前回のあらすじ≫
人質として送られてきたミーシェですが、ジャルバラ国との戦を企んでいる者達を炙りだすため、アナトリヤ国の王アーレフから囮になることを命じられます。
行動を何かと規制されていたミーシェですが、城内で働く少女と偶然出会い仲良くなります。
ですがその少女こそが刺客だったのです。間一髪でアーレフに助けられたミーシェでしたが・・・。
≪37話のネタバレ≫
アナトリヤを制圧するために、動き出す兄メフライルとそれを阻止するために戦うカルムの攻防戦です。兵力が圧倒的に負けているカルムがどのように戦うのか、一見シリアス展開するかと思いきや途中まではコミカルシーンが繰り広げます。
ミーシェへの思いの強さから国や民を守りきるため、宮殿を明け渡さず自分の手で燃やします。
それを逆手にとったメフライルによって、カルムが死んだことがミーシェに伝わるのでした。
引用:LaLa1月号
≪王の急死≫
ジャルバラ国では王の墓前で王妃が悲しみに暮れる中、メフライルはアナトリヤ制圧のため大軍を率いてカルムのいる宮殿に進軍します。
いっぽうアナトリヤ国では、刺客を捕えたアーレフによってジャルバラの王が急死したことを伝えられます。
『王亡き今
近いうちに必ず二人はぶつかるだろう』
とアーレフは言います。
戦いの火ぶたが立ち上がり様を予感するのでした。
≪作戦会議≫
南洲宮殿はアナトリヤ制圧へのもっとも重要な拠点となります。
ただ敵の数一万五百に対し、カルム側はたったの百五十人です。
官僚達が不安になる中、
『誰が応戦すると言った
要は宮殿の軍事的価値をなくせば良いのだ』
引用:LaLa1月号
と何か策がある様子のカルムです。
≪これが作戦?≫
まずは、
『宮殿を隅まで磨き上げろ』
と命じられ、部下たちは呆気に取られます。
次に制圧された時のために、重要なものを全て安全な場所に移すようにとの事ですが・・・。
財宝や書類の他に、ラクダや像、馬、フクロウの動物も全て連れて行くと言います。
さらに、貯蔵庫の食糧は全て民に配り、書物は孤児院に寄付しろと…
ますます不安になります。
最後の極めつけは、
『風呂に入って 食事して 寝ろ!』
と命じました。
カルムが何を考えているのか、まったく分からない部下達です。
確かに、どこが作戦なのがさっぱり分からずじまいです。
側室達も安全な場所に避難するために旅立ちます。
ミーシェが人質になったおかげで、父王が亡くなるまで全ての民の安全は保たれていました。
『おかげで我々も 先手を打つ事ができた』
引用:LaLa1月号
とカルムは決意を固めます。
≪決戦≫
いよいよメフライルが宮殿に攻め込んできます。
ですが人の気配がまったくありません。
ただ、ある一室にカルムがいると感じ突入します。
簡単に捕われ髪の毛を掴まれるカルムに対し、
『宮殿を空け渡し 降伏するんだ』
と詰め寄ります。
もちろん簡単に了承するわけがないと踏んでいたメフライルです。
そんな中、カルムの部下達によって火災が発生します。
ものすごい勢いで火が強まっていることから、宮殿を磨いていたのはきっと油かなんかだったのでしょう。
その隙に敵から剣を奪って、髪の毛を自分で切り裂き、
『言ったでしょう 宮殿を渡す気はないと
それに兄上であろうとも 俺のものは奪えませんよ』
引用:LaLa1月号
燭台を倒して炎の中に包まれます。
ミーシェが自分を犠牲にしてカルムや国を守ったように、自分も必ず守り抜くと誓います。
結局宮殿は燃えてしまったのですが、メフライルはカルムの髪の毛を使って良からぬことを考えたようです。
その頃アナトリヤでは、真っ赤な夕焼けを見て不吉に思うミーシェに、アーレフから呼び出しがかかります。
アーレフからある物を渡され、
『懐かしい香油のにおい カルム王子の髪の毛・・・』
と絶望します。
そして、
『カルムは 死んだ との事だ』
引用:LaLa1月号
と告げるのでした。
≪37話の感想≫
最終章にかかり、兄弟決戦が繰り広げました。
また、遠く離れていてもカルム王子のミーシェへの想いがひしひしと伝わった回です。
カルムもメフライルも食えない二人ですが、今回は兄の方に軍配が上がったように思います。
余談ですが、短髪のカルム王子の方が案外好みかもしれません。
≪次回予想≫
カルムの死を、ミーシェがどのように受け止めるのか・・・。
絶望して悲しむよりも、ミーシェの性格からして憤慨して怒るような気がします。
絶対に信じない!勝手に死ぬなんて!と・・・。
早く二人が再開して欲しいなと思いました。