終わりのセラフ第七十二話「檻の中のヒイラギ」 ジャンプスクエア11月号
こんにちは!
『終わりのセラフ』は、突如世界を滅ぼした吸血鬼達により、運命を翻弄されるとなった少年達の物語です。
その『終わりのセラフ』の最新話である、第七十二話のネタバレを紹介しますね。
今回のネタバレに入る前に、軽くですが前回のあらすじを紹介します。
【前回のあらすじ】
東京・渋谷「日本帝鬼軍第一首都」に足を踏み入れた優一郎とミカエラは、以前優一郎が暮らしていた部屋に立ち寄っていました。
そこで二人は、今後どんな犠牲が出ても手段を選ばずに、自分達と家族を、昔の一緒に過ごしていた頃のように戻すことを誓い合いました。
二人はその目的のために「柊の研究所」を探しに動き始めます。
一方、グレンはクーデターを起こした後に捕らえられた暮人に面会します。
暮人には得体のしれない何かが取り憑いていました。
暮人はグレンに、もし自分がおかしくなったら殺して欲しい、あるいは救ってくれと懇願します。
ここまでが前回のお話です。
では、次に今回のネタバレを紹介しますね。
【今回のネタバレ】
暮人との対面中、シノアの鬼呪装備の四鎌童子(しかまどうじ)が何か言いたそうに体を震わせていました。
話をするため、シノアは精神世界に入ります。
そこに四鎌童子はいませんでした。
シノアが何度か呼び掛けると、「心をもっと開いてくれないともう姿は見せられないな」と言いながら四鎌童子が姿を現します。
心を開けば四鎌童子に乗っ取られてしまうため、シノアは拒否します。
四鎌童子は、今は別の人間の心を奪うのに忙しいから、シノアを乗っ取ったりしないと言います。
シノアが心の壁を下げれば、四鎌童子の持っている記憶が少しは手に入るかもしれないぞ、と交渉してきます。
四鎌童子の持つ記憶が手に入れば、まさに今、危機に晒されているシノアの兄である暮人を救うことができるかもしれません。
それでもシノアは頑なに拒みます。
壁を下げたら、「私は私でなくなってしまうかもしれない」からという理由からです。
では、暮人の件ではなく、ミカエラや優一郎を人間に戻す方法が四鎌童子の記憶の中にあるとしたら?と、四鎌童子は言います。

引用:ジャンプスクエア11月号
優一郎の体はこのまま放置を続ければ、天使と鬼に侵食されて壊れてしまいます。
それまでは冷静に四鎌童子と向かいあっていたシノアですが、想いを寄せている優一郎のことを出されて、少し動揺を見せてしまいました。
シノアは平静を装って四鎌童子に「(優一郎のことなど)興味ない」と言いますが、鼓動は高鳴り、息は荒くなるばかりです。
そんなシノアの様子を見て、もう少しで心の壁を下げることができるな(=シノアに取り憑くができる)と、四鎌童子は感じます。
四鎌童子は、シノアほどの器を持つ者はこの数百年、一度も出会ったことがないから、シノアの体を乗っ取ることが楽しみだと言います。
心を乱されたシノアはもう、四鎌童子に「黙れ」と言うことしかできません。
最後に「黙れ!」と叫んだ時、シノアはいつの間にか精神世界から戻り、病室のベッドの上にいることに気付きました。
そばにいたグレンが、シノアは気絶したことを教えてくれました。
続けてグレンは、暮人と同様に、シノアにも得体のしれない「何か」が取り憑いているかもしれないため、検査が行われるということを告げました。
それがいい、暮人と同様にシノアにも、さらにずっと前から、シノアの亡くなった姉「真昼」にも「何か」は取り憑いていたとシノアは返します。
真昼は、その取り憑いているものからシノアを守るために命を捨てました。
真昼の恋人であったグレンに「謝罪すべきでしょうか?」とシノアが聞くと、グレンは
「何がどうなろうが過去は戻らない、ならいまからなにができるかだろ」
と言います。
ふと、シノアは、グレンがどこか自分とは違う場所を見ていることに気付きます。
シノアには見えていませんが、シノアの横には真昼がいて、グレンのことを「かっこいい!」なんて囃し立てているのでした…。

引用:ジャンプスクエア11月号
シノアはこの会話も盗聴されているのではないか気にします。
が、すでに「研究」は始まっており、シノアが今いる病室も柊の研究所の中の1室で、監視状態とされていたのでした。

引用:ジャンプスクエア11月号
見渡して見れば、シノア以外の柊家の面々も取り押さえられていました。
グレンは移動して、暮人の面会に訪れていました。
疲れきっている暮人に、グレンは
「乗っ取られないようにする方法があろうがなかろうが、お前は救う」
と伝えるのでした。
そこへ、騒がしい声が飛び込んで来ました。
無理やり忍び込んで捕まったのであろう、優一郎とミカエラでした。

引用:ジャンプスクエア11月号
優一郎は恥ずかしがるミカエラを尻目に、大声で高らかにこう宣言するのでした。
「俺とミカの二人は人間に戻りたいから研究に協力しにきたぞー!
まじでよろしく!」
ここで次回に続きます。
では次に、次回以降の展開の予想をしてみたいと思います。
【次回以降の展開の予想】
今回、四鎌童子は「シノアを乗っとるつもりはない」と言っていますが、やはり乗っ取る気がマンマンみたいですね…。
冷静なシノアも、優一郎のことを出されてはさすがに心を乱す様が今回見られました。
今後も四鎌童子の誘惑を避けることはできるでしょうかね?
そこに注目したいところです。
シノアのピンチは見たくないですが、危ないところを優一郎が助けに来てくれるなどして、二人の距離が縮まる場面を見たい気もします…。
優一郎とミカエラは柊の研究所に協力に来ましたが、どんな協力をするんでしょうね?
あんまり小難しいことだと優一郎が混乱しそうな気もするのですが(笑)
【まとめ】
以上、第七十二話のネタバレ記事でした!
今回は暮人やシノアが乗っ取られるかもしれないという中に優一郎が現れて、重い空気を吹き飛ばしてくれましたね。
このまま明るいままで…とは進みそうにはないですが、どうか優一郎とミカエラの家族のことも、そしてシノア達「柊家」のこともうまく解決しますように…。
それでは、今回はこの辺りでおしまいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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