2018年11月2日発売のジャンプスクエア12月号に連載されている『終わりのセラフ』第七十三話「優の刀のナカ」のネタバレです。
ネタバレに入る前に、前回の内容を軽く振り返ってみましょう。
Contents
【前回のあらすじ】
精神世界で会話をする四鎌童子とシノア。
四鎌童子は、もっと心を開けとシノアに要求します。
そうすれば柊暮人を救えると。
しかしシノアは興味を示しません。
四鎌童子はさらに、ミカと優一郎を人間に戻す方法をちらつかせながら要求を続けます。
優一郎の名前を出され、シノアは心が揺らいでしまいました。
精神世界から戻ると、シノアは病室のベットの上にいました。
グレンによると、気絶したとのことです。
同時に、得体のしれない何かが取り付いているかもしれないため、検査をするとシノアは告げられます。
シノアはグレンに、四鎌童子が自分に取り憑いていることを説明します。
そして二人が話をしているところにミカと優がやってきた、というところで終りをむかえました。
前回の詳細はこちらの記事をどうぞ

【最新話:73話のネタバレ】
今回は四鎌童子がたくさんの意味深な言葉を残します。
阿修羅丸の心の中に入り込み、「阿修羅丸は鬼じゃない」「鬼なんて本当はこの世にいない」と投げかけたり。
さらに「君が何者だったか」「誰に何をされたのかを思い出せ」なんて言葉もありました。
そして優一郎・阿修羅丸と四鎌童子は相対するのですが・・・。
そこでも四鎌童子は「二人が揃う姿は懐かしい」と語り、優一郎に「久しぶり」と声を掛けます。
引用:ジャンプスクエア12月号
【人知の外のバケモノ】
「さあ俺たちを人間に戻してくれー!!」
満面の笑みを浮かべた優一郎の、そんなセリフから物語は始まります。
優一郎の後ろでは、ミカが恥ずかしそうに顔を赤らめています。
その様子にグレンは茫然とし、柊暮人は吹き出してしまいました。
なに笑ってるんだと突っかかろうとする優一郎でしたが、暮人の体に鎖が取り付けられていることに気づきます。
いろいろあってなと暮人。
暮人は続けて、お前こそどうしたと優一郎に問いかけます。
優一郎とミカの体は、縄でグルグル巻きにされていました。
どうやら暴れたので巻かれたようです。
暮人は再び笑います。
そんな暮人を見て、優一郎は雰囲気が変わったかと問いかけました。
別に、と暮人はそっけない返事をしました。
「でどうなってんのこれ?」
優一郎の視線はグレンへ向きます。
「暮人が人知の外のバケモノに憑りつかれた」
この時点で優一郎の顔はいつも通りです。
しかし・・・。
「同じ柊のシノアにもそいつは憑りついている」
このグレンの言葉を聞いた途端、優一郎の表情は一変します。
真剣な表情でシノアの居場所を聞き、自力で縄をちぎってシノアの元へ歩いていきます。
引用:ジャンプスクエア12月号
そんな優一郎の背後から、怪しげな影が近づきます。
【四鎌童子の狙いは・・・?】
影は実態をなし、優一郎の背後に立ちます。
長い髪に六枚の翼、影の正体は四鎌童子でした。
しかし優一郎には、その姿は見えていない様子です。
四鎌童子は、優一郎の刀・阿修羅丸にささやきます。
「アシェラまだ君はユウと一緒にいるのかい」
その問いかけに、阿修羅丸は音を立て反応します。
そして舞台は阿修羅丸の心の中へ。
真っ白の世界の中、突き立てられた剣の柄の上に阿修羅丸が立っています。
そんな阿修羅丸の前に現れた四鎌童子。
阿修羅丸は何だお前と問いかけますが、四鎌童子は答えになっていない答えを返しました。
「思い出せよアシェラ・ツェペシ」
さらに四鎌童子は、阿修羅丸は鬼じゃないと口にします。
阿修羅丸は相手にせず、心の中から出て行けと怒りをあらわにします。
しかし四鎌童子は、さらに挑発をします。
阿修羅丸はとうとう刀を取り出しました。
四鎌童子は当然応戦をする構えです。
ズタズタに切り裂いてやると吐き捨て、阿修羅丸は駆け出しました。
【四鎌童子VS阿修羅丸】
スピードの速い阿修羅丸に対し、四鎌童子は複数の鎌を取り出しぶつけます。
それを刀で打ち落とす阿修羅丸。
四鎌童子は、君は僕には近づけないと冷ややかな目で言います。
しかし近づく必要はないと阿修羅丸は答えます。
そして持っていた刀を地面へと突き刺しました。
すると次の瞬間、四鎌童子の顔の横に刀の切っ先が現れます。
刀はそのまま、四鎌童子の頭を貫きました。

引用:ジャンプスクエア12月号
ただ安心したのもつかの間、阿修羅丸は突然後ろから肩を掴まれます。
掴んだのはもちろん四鎌童子です。
四鎌童子は阿修羅に、君が何者だったか、誰に何をされたのかを思い出せとささやきかけます。
続けて四鎌童子は、阿修羅丸の首筋に噛みつき血を吸い始めました。
阿修羅丸は逃れようと、優一郎の名前を叫びます。
【シノアの容態は?】
阿修羅丸が精神世界でピンチに陥っている一方、現実の優一郎はシノアと対面します。
笑顔だったりおどけてみたりと、案外シノアは元気そうですが、優一郎は真剣に心配をしています。
「俺が絶対に助ける!」
雄一郎はシノアの肩を掴み力強く宣言します。
シノアは顔を赤くして、雄一郎といると心の壁が下がってしまうことを感じていました。
肩を触れられたことで、バケモノが優一郎のほうに行っていることにシノアは気づきます。
優一郎が耳を澄ませ、阿修羅丸と心を同化させようと試みます。
「助けろ!」
すると阿修羅丸の叫び声が聞こえます。
精神世界へ潜ると、四鎌童子に襲われている阿修羅丸が目に入ります。
すぐ阿修羅丸に力を与えようとする優一郎でしたが、四鎌童子に阻止されます。
どうするべきか悩んだ結果、優一郎は叫びました。
「剣よ!!俺の元にこい!!!」
阿修羅丸はヒトの姿から刀へと変身し、優一郎の手に収まりました。
相対する優一郎・阿修羅丸と四鎌童子。
二人が揃うのを見ると懐かしい気分になると、四鎌童子は意味深な言葉を口にします。
「ユウも久しぶり」
そんな四鎌童子のセリフで、今回は締められました。
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【第七十三話の感想】
今回の話は、とにかく四鎌童子の得体の知れなさが引き立った話でした。
色々な人の心の中をうろうろしたり、頭を刀で貫かれても平然としていたり。
何より気になるのは、意味深な言葉の数々です。
重要な情報をたくさん持っているみたいですね。
個人的に一番気になるのは、優一郎と阿修羅丸の関係です。
一体過去に何があったのでしょうか?
【次回の予想】
雰囲気的には、優一郎・阿修羅丸VS四鎌童子といった感じです。
ただ今回の話で意味深なセリフを四鎌童子はたくさん残しています。
そこを放置にするとも思えないので、色々と情報が開示されていくのではないでしょうか。
もちろんスタイリッシュなバトルにも期待したいところです。
とにかく次回も楽しみで仕方がありませんね!