終わりのセラフ 第78話『暗黒のギリシャ』ネタバレ
終わりのセラフ 前回のあらすじ
シノアをなんとか助けようとする優一郎を見ながら、シノアはもう助からない事を確信しているミカエラは優一郎を連れてすぐ逃げないとと思う。
けれどそれに気づいたグレンに止められ、グレン・暮人・深夜の3人に真祖を止める仲間になれと説得される。
しかし時すでに遅く、シノアは吸血鬼化してしまいフェリドとクローリーを倒し、グレンたちの前に現れた。
一方、自分の記憶の中にある情報を求め優一郎は怪しい実験に身を任せる。
けれどその意識を失った雄一郎は百夜教に連れ去らてしまった。
そんな中、優一郎の中で阿修羅丸の記憶が戻りつつあった。
終わりのセラフ 今月のネタバレ
◆シガマドゥとユウとの出会い
アシュラの記憶が甦ります。
古代ギリシャ。
クルルという妹がいた事を思い出したアシュラは、牢の中、足首に重たい大きな鉄球をつけられた状態で力なく横になりながら妹が生きているのかもう亡くなってしまったのかを考えていました。
そこに、買い手がついたと奴隷商人の男から声がかけられます。
寝そべった状態から視線を上に向けると、綺麗な身なりのシガマドゥとアシュラと同じくらいの歳の少年の姿がありました。
引用:ジャンプSQ6月号
シガマドゥは少年をユウと呼び、アシュラの足枷を取るように言います。
その言葉に従いアシュラの足枷を取るユウにアシュラが君もあいつに買われたのかと尋ねると、ユウと呼ばれた少年は記憶がないからわからないと答えます。
そしてシガマドゥに、自分は買われたのかと聞くとシガマドゥは「さぁ、どうかな」と答え、ユウはあいつにもわからないらしいから買われた可能性もあるな、と言いだしました。
そんなユウの様子を見て、アシュラはユウの事を変なやつだと思います。
◆これからの不安
そしてシガマドゥとユウと共に、アシュラは牢から出て、久しぶりに太陽の光を浴びました。
その眩しさに、自分が奴隷になっても太陽の明るさは変わらないのだと感慨にふけります。
そしてシガマドゥの館へ向かう途中、何人もの奴隷らしき子供たちが鞭で打たれているのを見かけ、これからの自分の生活もあぁなるのだろうと気鬱になった時、クルルに似た少女もその中にいるのを見つけ妹の事を思います。
そんな浮かない顔のアシュラに、シガマドゥはお腹が空いてないか尋ね、食事にしようかと言いました。
その言葉に、アシュラは自分が空腹である事に気づきます。
共にいたユウもお腹が空いたと言い出し、3人は食堂に向かいました。
久しぶりの美味しい食事に無我夢中で食べているうちに服を汚してしまった事に気づいたアシュラはシガマドゥに謝罪をしますが、シガマドゥは食べ方が綺麗だったと言い、奴隷になる前は貴族だったんだろう?とアシュラに問いかけました。
その言葉に俯くアシュラに、シガマドゥは自分の所での待遇は家内用だからそれぼど悪くないから心配しないように言います。
けれどその「家内用」の持つ意味に、アシュラの不安は更に募りました。
そして食堂から出て館に向かう道中で、アシュラはユウに普段なにをしているのかを尋ねます。
その問いにユウは、食事をして本を読んで遊んでまた食事をして……と奴隷とは程遠い生活の様子を答えました。
アシュラは更に、奴隷商人の言葉を思い出しシガマドゥはよく子供を買うのか、夜寝室に呼ばれたりするのかを聞きます。
その問いによく買うかはわからないけど寝室にはたまに呼ばれると答えたユウに、アシュラは買われた子供たちの行く末を思い知った気がしました。

引用:ジャンプSQ6月号
◆ユウの変貌
館に着き、蛇で一緒に遊ぼうと誘ってくるユウに、そんな気分ではないと断りますが、ユウはそれでも誘ってきます。
そんなユウに、アシュラは自分がシガマドゥに気に入られ生き残れたら一緒に遊ぶと約束します。

引用:ジャンプSQ6月号
そして夜。
思っていた通りアシュラはシガマドゥに呼ばれました。
シガマドゥの部屋に行く途中、これから自分の身に起こるだろう事を思いこんな事をしてまで生きる意味はあるのかとアシュラは自問します。
けれしどすぐにまだクルルが生きている可能性があるのだから彼女を助ける為に自分は生きなければならないと涙を腕で拭きドアを開けました。
するとそこはシガマドゥの寝室ではなくガランとした部屋で、シガマドゥの姿はなくただひとりユウが立っていただけでした。
状況が掴めないアシュラがユウに声をかけると、ユウは突然叫びだしアシュラの見ている前で羽を出したのでした。

引用:ジャンプSQ6月号
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終わりのセラフ 今月の感想
とうとう優一郎と阿修羅丸の過去が明かされ始めました。
これまでも意味深にチラチラ出てきましたが、ようやくこれで最初に何があったのか?という事がわかりそうで楽しみです。
そして阿修羅丸の記憶が戻った事により、ようやくクルルの思いが報われそうなのが嬉しいですね。
いつか兄妹の再会が果たされるのが待ち遠しいです。