スキップ・ビート!第286話
【前回のあらすじ】
蓮の手元にはキョーコに渡したはずのペンダントがありました。
全ては社の機転によるもので、社は蓮にファンの怖さを説き、キョーコをしっかり守るように伝えます。
一方、リックの墓の前にはティナがいました。
ティナはクオンの行方は誰も知らないと呟きます。
【286話のネタバレ】
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2020年9月19日発売の花とゆめ20号に掲載「スキップ・ビート! 286話」のネタバレ・感想です。
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【いろいろな人の支え】
腰に支えをつけたキョーコは着地が不安定ながらもバク転ができて喜びます。
コーチからはバク転3連続おめでとうと祝福されます。
3回目なんて勢いを殺せずに止まらないから回ってしまったと謙遜するキョーコに対し、コーチは形はちゃんとできてた、この調子でいけば補助無しでバク宙も夢ではないと褒めてくれます。
俄然やる気が出るキョーコ。
コーチにアクションの才能があるのでは問われたキョーコは、実はバク転の練習はこれが初めてではないと告白します。
オーディションに向けて紅葉らしさを手に入れたかったキョーコに、社がカースタントの五十嵐を紹介してくれ、五十嵐の口利きで、ボディアクタートレーニングコーチを紹介してもらっていたのです。
褒めてくれるコーチに対して、キョーコはある実感を持っていました。
かつてトレーニングコーチはこれもつけるといいと長い鉢巻きをキョーコにつけてくれたのです。
新体操のリボンの応用で、鉢巻きのヒラヒラがキョーコの動きに合わせて激しく、時に優美に舞うことでアクションを魅了的に見せる効果を上げるのです。
そして審査員に男性がいるなら、尚ハートを射止めやすいと教えてくれたのです。
男はヒラヒラしたものに魅かれる習性があると言われる。古来から備わっている狩りの本能を刺激するのだと。
そんなことを思い出したキョーコは、『紅葉』は本当にいろんな人の支えがあって獲得できたのだと実感していました。
【鬱陶しい古賀】
そんなキョーコが呼ばれたのは衣装合わせでした。
今日すぐにでも衣装を着て参加できると聞いたキョーコは胸を躍らせます。
そこに現れたのは衣装を着た古賀でした。
衣装担当に蓮の話題を振る古賀。
キョーコは思わずピクリと反応してしまい、古賀は目敏くそれを見抜きます。
蓮の話題はいたたまれないのでやめてほしいキョーコでしたが、古賀はしつこく、キョーコも蓮と香凪の報道に泣いたのではないかと迫ってきます。
かくなる上はとキョーコが古賀に囁きます。
これは古賀にとってチャンスですよ、と。
女性は他人のものになった男性には興味を失う。
つまり、今こそ、蓮を抑え『抱かれたい男No.1』に古賀が躍り出るチャンスなのではないか、と。
古賀は俄然やる気になり去っていきました。
【蓮と釣り合うために】
キョーコは紅葉の衣装を着ながら、自分が香凪の立場だったらゾッとすると考えていました。
今の私では蓮に不釣り合いだ、誰も納得させらる自信がない、だからうしろめたい、だけど、蓮は私に時間をくれた、と。
堅物プロデューサーは森住からキョーコの支度が出来たと聞いて、とある人物とのスカイプを切り上げて、席を立ちます。
スカイプの相手は俺と仕事とどっちが大事なのかと喚いて切られてしまいます。
キョーコはこの手でチャンスを掴んだと手を握りしめます。
生まれたばかりの小さなチャンスを輝かせてみせる、金星みたいにキラッキラにと、別人のようになったキョーコは微笑むのでした。
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【感想】
キョーコは蓮と想いが通じたものの、まだ自分では蓮の相手に相応しくないと考えていました。
キョーコらしい思考ですね。
プロデューサーの電話相手は蓮が気にしているあの人物の予感がします。
紅葉も本格始動、続きが楽しみですね。