食戟のソーマ 287 『コンビニの合戦』ネタバレ
前回のあらすじ
第一の門の試練は創真だけでなくタクミも田所も合格していた。タクミは乳幼児に出す離乳食、田所は飼い主と犬が一緒に楽しめる食事と、老人への最後の晩餐という創真へのお題と共にそれぞれ癖のあり過ぎるテーマに、タクミは首を捻る。
そんな中発表された第二の門のお題は、コンビニで買える材料を使い100ドル以上の金を支払う価値のある一品を作る事。チャンスは一人三回まで。第一の門でのお題と同じく普通ではないお題に創真たちは戸惑う。
するとそこへ、第一の門での試練を免除された料理人たちが合流してきた。創真たちはその中に元第一席であった司の姿を見つける。司も創真たちの姿を見つけ、駆け寄ってきた。
そして語り合ううちに、司と創真はどちらの皿がより荒稼ぎ出来るかの勝負をする事となったのだった。
今週のネタバレ
◆注目される司瑛士
どちらがより荒稼ぎ出来るか?互いに火花を散らし合う二人と、その二人を見て闘志を燃やすタクミを田所は見つめています。
そして勝負スタートと創真が気合を入れて鉢巻をしようとした時、たくさんのマスコミたちが司の所にやって来てインタビューを始めます。
引用:週刊少年ジャンプ50号
突然の騒動に唖然としましたが、人ごみの中にかつての食戟の審査員たちを見つけた創真は、この騒動はどういう事なのかを聞きました。
すると、自分たちとしてはBLUEの優勝をノワールたちに持っていかれたくはない。それを阻止する大本命が司瑛士なのだから司の登場が騒がれるのは当然だと説明します。
ノワールたちからも最も警戒されている「表」料理人は司だろうという言葉の通り、ノワールたちも司を注目していました。
勿論お前たちにも期待しているぞ、と、大泉にとってつけた様に言われた創真とタクミは明らかな期待値の差に自分たちも優勝候補の一角である事を示そうと更に燃え上がりました。
引用:週刊少年ジャンプ50号
◆創真の一品
コンビニに入る創真たち。並んでいる食材を確認します。
ねぎ、トマト、キャベツなどの野菜、卵や牛乳、豆腐、豚の細切れ肉……
色々と揃っているが品質は可もなく不可もなくというところ。家での食事になら十分使えるレベルだけどこれで一万円以上の品を作るなんてと互いに言い合います。
そしてこの試練で試されているのは平凡な食材同士を組み合わせる事でいかに新しく意外な美味しさを作り上げられるかって事だろうと判断した創真は、それなら自分の十八番だと張り切って食材を選び始めます。
主役になる食品として手にしたのは牛肉の大和煮の缶詰。
まず長ネギ・しめじをごま油で香ばしく炒めたら大和煮缶を汁ごと鍋に投入。豆腐も入れてぐつぐつ煮込み、黒胡椒とチューブの生姜を加えて風味を整える。
そうして、創真の料理『即席!牛肉缶すき焼き御前』が出来上がりました。
引用:週刊少年ジャンプ50号
出来上がった品を見て、大泉たちは見事な出来栄えと歓声を上げる中、審査員のランタービが実食します。
そして牛肉を主役にしっかりとしたうま味の土台を作り上げ、濃厚かつ食べ飽きない美味しさになっていると評しました。
その評価に、この味の決め手になったジャムパンの中身の苺ジャムや焼肉のタレの事を創真は得意気に語り、どれくらいの値がつくか?50ドルくらいか?それともあっさり100ドルいってしまうか?とワクワクしながら結果を待ちます。
するとランタービは、創真にすっと手を出し「マイナス14ドル」と告げたのでした。
創真の財布から14ドル分のお金を取り出そうとするランタービに、なぜかと創真は問います。
創真の問いに、ランタービは課題の意図を読まずに商品をムダに使ったのだからその分の代金を貰うのは当然だと答えました。
その答えに、創真は自分の作った品が、何の価値も付け加えさせる事も出来ずただ食材をムダにしただけのものであったのだと察しました。そんな創真に、ランタービは創真の調理はただの「足し算」だと告げました。
◆司の一品
そこに、司が自分の料理を持ってきました。司の作った料理は『デミグラスソースで味わうビーフ&チキンの共演』。
そのあまりの高級感に、大泉たちもフランス料理のメインとして出されてもそん色ないビジュアルの美しさだと驚きます。
引用:週刊少年ジャンプ50号
司の皿を見て、ランタービは「わかってるみたいじゃないの」と言い実食を始めました。
その料理は、パイ生地で包まれた2構造の詰め物が相互に美味しさを高め合っていた。
しっとりと加熱されたチキンに生クリームなどを合わせミキサーで攪拌しとろける舌触りに仕立て上げた上の段の鶏肉のムース。下の段は牛肉主体のミンチ。
上段のとろとろチキンムースとデミグラスソースとの相性が抜群の恐るべき完成度の一品に、ランタービは見事に肌蹴られてしまいます。
コンビニ商品でそこまでの美味になるわけがないと言う他の料理人たちに、ランタービは彼の料理によって全ての次元が変わっているのだと言い、司が自分の調理法を語ります。
引用:週刊少年ジャンプ50号
更にランタービは司が使ったのは本当にどこにでもあるもの。それは誰もが美味しく味わえるように設計されていてそのままではとてもこの試練では使えない。
けれど司はその中から高級美食に耐えうる要素だけを尖らせ、一切雑味を出さず調和させながら活かしきったと司を褒め称えます。
そして創真に、あなたのはただ素材を足し合わせただけ、この試合ではそんな誰でもやれるような調理ではクリアさせない、素材の良さを掛け合わせ、倍加させ累乗させる。それがプロの技術だと言い放ちました。
同時に司の料理に判定を下します。
結果はプラス587ドル。
一気に合格圏内です。
ランタービは更に創真に定食屋の料理じゃ一万円の品なんてないだろうから創真にはこの試練は難しいだろうと言いますが、創真は自信あり気にこのお題にお誂え向きのメニューがあると言い、鉢巻を締め直したのでした。
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今週の感想
コンビニ対決が始まりました。
創真の料理もとても美味しそうでしたが、確かにランタービの言葉通り自分の家でも作ろうと思えば作れる料理ですね。
それに対して司の料理は……これは材料が揃っていたとしても、とても作れるものではありません。これではこの判定に納得です。さすが司、マスコミ陣に囲まれてインタビューされまくるのも当然と言える結果です。
しかしこの結果を見ても自信満々の創真。来週はその創真自慢の一品が見られるのでしょうか?定食屋で出される高級料理、そしてタクミや田所はどんな料理にチャレンジするのか?司は更に次の料理を作るのか?
色んな事が今から気になります。