2018年12月5日発売の花とゆめ1号掲載「蒼竜の側用人 第27話」のネタバレ・感想記事です。
≪前回のあらすじ≫
ルクルはユリウスの願いを叶えるためには、竜の呪いについて知る必要があると考え、
書物の揃っている大図書館の利用を願い出ます。
ユリウスは図書館を利用する者が誰もいないことから、鍵の管理もルクルに
任せようとしますが、ルクルを認めていないレインズからは大反対されます。
しかし、らしくないミスを連発したレインズをサポートしたルクルの想いと働きを認め、
最後は鍵の管理をルクルに任せるのでした。
≪第27話あらすじ≫
ラキア・マユシュカ兄妹を大図書館にルクルは連れてきます。
ハイネの側にいたときも今も決まった役割をもたず、ただそこにいるだけの存在だと
感じているラキアは、「ユリウスのお世話」という役割をもつルクルに
八つ当たりをしてしまいます。
ユリウスの竜の呪いを解く方法を探すためにラキアにも協力を願い出ますが…。
今回はミダ出身の呪術師兄妹の兄・ラキアのお話です。
≪第27話 ネタバレ≫
引用:花とゆめ1号
表紙はラキア・マユシュカの呪術師兄妹です。
≪役割≫
ルクルに大図書館に連れてこられたラキア・マユシュカ兄妹。
兄のラキアは大図書館への入館を許可したユリウスを能天気と思いつつも
自分自身はハイネの側にいた時と何も変わらない、
そこにいるだけの役割がない存在だと評します。
それに対してルクルにはユリウスのお世話という役割があります。
ルクルを見ているとざわつく自分がいるのを感じ
「哀れんでるの? 図書館俺に入っていいなんて 俺が宮殿で退屈そうにしてるから」
とひねた言い方をします。
それに対してルクルは
「探しているんです ユリウスの呪いを解く方法を」
「ラキアさんにも協力して欲しいんです」1
と協力を願い出ます。
「つまり俺のこと利用しようっていうわけ?」
と、またひねた言い方をされて、ルクルは困ってしまいますが
マユシュカが止めに入ったことでその場は収まります。
≪甘えてほしい≫
ユリウスのお世話中にもかかわらずため息をついてしまうルクル。
ユリウスの前では気が抜けてしまうことを反省しますが
「いいではないか 俺にくらい甘えろ」
引用:花とゆめ1号
と言われ2人の間に暖かな雰囲気が流れますが
それも束の間、ユリウスに頭痛が起き、アデルを呼びにルクルは部屋を後にします。
≪見つけた役割≫
ラキアが散歩から戻るとマユシュカがルクルに願いを伝えていました。
ラキアとマユシュカには行く場所がないからこそ、アズフォレオでは
ラキアが楽しく過ごせ、みんなと仲良くなれることを願うのでした。
ラキアがその場からを離れるとルクルが追ってきました。
けんか腰になってしまったのですがルクルは
引用:花とゆめ1号
「昼間は言い方が悪くてすみませんでした」
「利用したいというよりも 先生になってもらいたかった」
と一生懸命に伝えました。
マユシュカの存在を言い訳にその姿に役割を見つけようとしなかったことに気づき
アズフォレオでは「ただそこにいるだけの自分」から変わることをラキアは決意します。
「手伝ってやる やってやるよ あんたに協力」
「だから なって欲しいんだろ 俺に…せっ…先生に」
≪好きなの?≫
ラキアの協力を得て、図書館の本を片っ端から読むことが決まりました。
しかし、ルクル自信が呪いにかかっているわけでもないのに、
所蔵されている本全冊を読むことに一生懸命になっている姿を見て
あることをラキアは口にします。
「あんたそんなにあいつ(ユリウス)のことが好きなんだ」
その言葉にぽかんとするルクル。
顔が赤く染まり、思い描くのはユリウスの姿で…。
≪第27話感想≫
呪いの核心に触れる前にまた、1人2人と協力者を得て
呪いの調査も加速するのかと思いきや、ユリウスへの恋心を自覚しそうなので呪いの解明までまだ時間がかかりそうです…。
あれだけ熱烈にユリウスからアピールされていても恋心に気づかなかったのだとしたら
少しユリウスがかわいそうですね(笑)。
≪次回予想≫
ユリウスを意識するあまり、ルクル。が一方的にぎくしゃくしそうです。
告白まではいかないにしても、隙をきちんと自覚し呪いを解くことに
より一層気合を入れる展開になるのではないのでしょうか。
次回は12月19日発売の花とゆめ2号に掲載予定です。