花とゆめ1号2018年12月5日発売
高嶺と花 第76話
【前話のあらすじ】
高嶺も来た沖縄旅行2日目。帰りのフェリーで花が海に放り出されてしまいます。慌てて高嶺も花の元に飛び込みました。長い時間、漂流を経て、二人はある島を見つけ、上陸しました。
前回の詳細はこちらの記事をどうぞ

【第76話ネタバレ】
引用:花とゆめ1号
まさかの遭難をしてしまった高嶺と花。ようやく島を見つけ、辿りつきます。島は思ったより遠く、1時間も泳いだそうです。
喉が渇いた花。移動する前にSOSを高嶺が書きました。無駄に上手い字でした。
不安がる花に対し、余裕を見せる高嶺。
(呑気。でも今日の高嶺さんは頼もしいな)
やがて小川を見つける二人。小川は洞窟につながっており、少しでも上流の水をと、中に入ります。
水は美味しく、花が満足げに高嶺を見ると、なんと頭から水に突っ込んで水を飲む高嶺の姿がありました。
引用:花とゆめ1号
こ…これは、数々の修羅場を潜り抜けて、進化を遂げた、ワイルド高嶺!!
貧乏生活、強制同居、おかモン、チンピライトコ。その全てが極限状態にあっても折れる事のない、今の高嶺さんを形成したのですね、
と意気込む花。
【やがて洞窟から抜け出すとそこには?!】
洞窟を抜けてあったのは複数の白骨でした。
流石にびびる花に対し、
「殺人犯でも何でもいるなら出て来るがいい!!殺せるものなら殺してみろ」と高嶺は言い放ちます。
引用:花とゆめ1号
ワイルド高嶺、パニック映画で最初に死ぬタイプと突っ込む花。
少しフラつく高嶺。昨日寝られなくて今日は万全とはいえない。あたしもあたしでしっかりしなきゃと意気込む花。
元の場所に戻ってまず、火を起こそうとなります。
虫眼鏡を探すも見当たりません。
高嶺は一気に落ち込み、
「もうお終いだ!!お腹すいた!!フォアグラ食べたい!!」
と頭を抱えてしまいます。
「お前、焚き付けるの得意だろ、どうにかならんのか」という高嶺に
「水レンズを使いましょう。ペットボトルやビニール袋に水入れてレンズのようにして光を集めるんです」
と名案の花。
漂流物の中からペットボトルか透明の袋を拾うことにして、手分けして探すことにしました。
【一人になった花】
ゴミが落ちてなくて疲れてしまいます。
ココナッツを見つけ、必死で割りますが腐っていたらしく、すぐ放り投げます。
さっき見た洞窟の骨が気になります、
すると、草陰から何か不穏な影が。姿を見ることは叶いませんでしたが、何かがいました。
不安に襲われる花。
気を取り直して、とにかく!こうなったのは私の責任なんだから、火くらい何とかするんだ!と走り出します。
【そして迎えた夕暮れ】
高嶺は燃料は調達できたものの、ペットボトルの類は見つかりませんでした。
ふと見ると背を越すほどの火柱が上がっていました。ココナッツを燃料に花が火をつけてたらとんでもない火力になったようです。
花の傷ついた手を見て、高嶺は
「お前のそゆとこ嫌いだ」とへそを曲げます。
花は高嶺の足元の汚れを見て、薮に入った高嶺を
「高嶺さんのそゆとこ…嫌いじゃないです」
と言うと高嶺はむせます。
【やがて夜がふけます】
このまま助けが来なかったら、どうします?という花の問いに高嶺は
「別にいいんじゃないか。帰ってもゴタゴタが待ってるだけだ。ここでこのままのんびり暮らすのも」
という答えに花はびっくりします。
花は
「私はいいんじゃないかって思っちゃいました。学校も親の目もルールも常識も、なんにも届かないこの場所で2人で暮らすの」
「そうしたら何の遠慮もいらないでしょ?高嶺さん」
引用:花とゆめ1号
真顔の高嶺に花は
「別に変なイミで言ったんじゃありません」
と照れ隠しで言います。高嶺もアホだの言って照れています。
すると突然、火が消えてしまいます。
花は昼間会った謎の影を思い出し、膝を抱えてしまいます。
高嶺は深いため息をついた後、
「こっちに来い」
と花をうながします。
照れる花はちょっと距離を置いて高嶺に腕枕をしてもらいます。
そんな花をぐいっと引き寄せる高嶺。
高嶺の胸元に花が乗っかる状態になりました。
「…寝にくいです」
「うるさい、それでも寝ろ」と高嶺。
一歩踏み込んでわかったことは……
緩やかに移ってくる体温と髪で遊ぶ指先
いつもより低くて静かな声
引用:花とゆめ1号
その全てが宝物みたいに思えた
【感想】
島について二人が、さあどうなるのかと思いきや、紆余曲折あって結局、ラブラブになり、
ほっこりしたお話でした。
助けは一体いつ来るのでしょう?
続きが気になります。
3号(1月4日発売)に続きます。