2018年12月4日発売のジャンプスクエア1月号に連載されている『新テニスの王子様』251話,252話,253話のネタバレです。
ネタバレに入る前に、前回の内容を軽く振り返ってみましょう。
【前回のあらすじ】
桜乃に一目ぼれしたプランツ王子が、どちらが桜乃にふさわしいか決めるため、リョーマに馬上テニスを申し込みました。
リョーマは三船コーチから黒い馬、すみれ号を借り受け戦いに挑みます。
馬上テニスが初めてのリョーマは最初こそ苦戦しましたが、すぐにコツを掴み対等に戦い始めます。
ただ馬上テニスに慣れ親しんでいる様子のプランツは、余裕でリョーマの頭上を越えるロブを上げ点を狙います。
リョーマはそのロブボールに対し、すみれ号の背を足場にジャンプして手を伸ばします。
そしてCOLLドライブを打ち込みました。
COLLドライブは決まります。
しかしリョーマが着地したのはすみれ号の上ではなく、地面でした。
こうして馬上テニスは引き分けに終わります。
くしくもプランツとリョーマはフランスVS日本のシングルス3で対戦する運命で、勝敗はそこで決めることになりました。
前回の詳細はこちらの記事をどうぞ

【最新話:251~253話のネタバレ】
フランスVS日本のシングルス3がいよいよ行われます。
出場選手は、前回馬上テニスで引き分けたリョーマとプランツです。
プランツは全てを1球で決めることから、『エースの王子様』と呼ばれています。
その名の通り、リョーマは最初のゲームを90秒で取られてしまいます。
食らいつくリョーマでしたが、2ゲーム目も90秒で取られてしまいます。
ここまですべてエースです。
リョーマは流れを変えようと『百錬自得の極み』を使ったり、右手に持ち替えツイストサーブを使います。
ですが効果はなく、一瞬で5ゲームを失ってしまいます。
一方的にやられるリョーマに、三船コーチが秘策を耳打ちをしました。
そしてリョーマは奥の手、『光る打球』を打ち込みます。
引用:ジャンプスクエア1月号
【プリンスオブエース】
馬上テニスを終え、リョーマはコートに姿を現します。
この試合で決着をつけろとベンチの三船コーチに言われ、リョーマはテニスで負けるつもり無いんでと笑みを浮かべました。
ネットの前で、プランツとリョーマは言葉を交わします。
桜乃のことばかり頭の中にあるプランツに、リョーマは少々ペースを乱され気味です。
審判のコールがあり試合開始、サービスはリョーマからです。
パワーの増したリョーマのサーブは、相手コートのセンターライン上に突き刺さります。
プランツはそれを余裕で返球し、リターンエースになります。
「ふーんやるじゃん」
余裕を見せるリョーマは、次のサーブをワイドへ、ボールには逃げるスライス回転をかけて打ち込みます。
しかしそれも、リターンエースを決められてしまいます。
そのあともすべてリターンエースで、ポイントはあっという間に0-40になります。
プランツは幼いころから馬の上でテニスをしてきたようです。
バランスの悪い馬上でテニスをすることで、プランツはどんな態勢でも決して崩れずハードヒットできる体幹を手に入れました。
だから全てを1球で決めることができるのです。
そんなプランツについた名前が、『エースの王子様』です。
結局リョーマは第1ゲームをたった90秒で落としてしまいました。
【最短試合】
第2ゲームが始まりレシーブ側となったリョーマは、借りを返そうとリターンエースを狙います。
しかし渾身のレシーブもプランツには効かず、またもや点を取られてしまいます。
しかもリョーマの負けん気が頭にきたらしく、プランツは本気を出し始めます。
それからはすべてサービスエースで、リョーマは第2ゲームも90秒で落としてしまいます。
第3ゲームに入り、再びサーブはリョーマになります。
流れを変えるべくリョーマはサーブ&ボレーを試みますが、またしてもプランツのリターンエース。
少しでもサイドを狙うとエースで返してくるプランツに、リョーマは手も足も出ません。
ポイントは一瞬で0-30になります。
どうにかしようとリョーマは『百錬自得の極み』を発動しますが、意味を成しません。
「面白い・・・そうだ足掻け足掻け!」
プランツは余裕です。
ここでリョーマは、ラケットを右に持ち替えます。
そしてツイストサーブを叩き込みました。
激しい回転を加えられたボールは、バウンド後にプランツに襲い掛かります。
しかしこれもリターンエースを決められてしまいました。
この時点でリョーマは、ゲームカウント0-5で負けています。
【打開策なき道】
ベンチで休憩するリョーマに、万策尽きたようだなと三船コーチがやってきます。
「誰が? まだまだ試合はこれからだよ」
軽口で返すリョーマですが、その表情には余裕がないように見えます。
そんなリョーマに、三船コーチは何かを耳打ちします。
引用:ジャンプスクエア1月号
第2セット、プランツのサーブから始まります。
リョーマはレシーブを、コートのど真ん中に返します。
これまでと変わらず、プランツはエースを狙います。
しかしここにきてとうとう、リョーマはプランツのボールを返すことに成功します。
さらにリョーマは、ボールをすべて相手コートの真ん中に集めることで、プランツのエースを封じます。
とはいえリョーマは真ん中に返すことに精いっぱいで、得点を得ることができません。
プランツはリョーマを左右に揺さぶります。
真ん中にしか返すことができないリョーマは、圧倒的に不利です。
ただリョーマは、何も考えずにそんなことをしていたわけではなかったようです。
「球速落ちたよ王子さん」
プランツの一瞬の隙を突き、リョーマは攻撃を仕掛けます。
リョーマの頭にあるのは、三船コーチから耳打ちされた言葉です。
「キサマは平等院に何を教わった!!」
そしてリョーマの右手が発光し始めます。
引用:ジャンプスクエア1月号
リョーマが放ったのは、光る打球。
その球は、平等院の光る球と似て非なるもののようです。
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【第251~253話の感想】
一挙3話掲載ということで、読み応え抜群でした!
とうとうシングルス3が始まりましたが、まさかリョーマがここまで一方的にやられるとは・・・。
第2セットに入るまでラリーが一度もないんですから、プランツ強すぎです。
でもリョーマならどうにかしてくれるだろうと思いながら読んでいました。
そして期待通り最後には、反撃の兆しを見せてくれました。
【次回の予想】
今回リョーマが最後に見せた、光る打球。
それを皮切りに、リョーマがどんどん巻き返してくるのではないでしょうか。
ただプランツも、まだまだ実力を出し切ってるようには見えません。
激しく長い戦いになりそうです。
一瞬で終わるかに見えた試合ですが、大会最長記録にもなりかねないように感じます。
何であれ手に汗握る試合展開が予想されますので、次回に期待をしましょう!