ワールドトリガー 第169話『玉狛第2―22―』ネタバレ
前回のあらすじ
鈴鳴第一と影浦隊の激突は、最初は若干影浦隊が有利であったが鈴鳴第一の新戦法・鋼に防御を任せ、来馬が両手で射撃を行うWライフルにより鈴鳴第一の有利となった。
この状況に影浦と北添は一時退く事を決める。
一方モール一階で東隊のアタッカー二人に出くわしてしまった修はなんとか五階まで攻撃をかわしつつ二人を誘導する。
しかし五階にいたユズルが修と小荒井二人を同時に撃とうとする。それに気づいた修は自分が弾を避けると同時に小荒井も助けた。
四人の乱戦になろうかという時、一階の電気室に向かった太一により電源が落とされモール内は暗闇に包まれる。
その瞬間、修はユズルに右腕を射られ失ってしまうのだった。
前回の詳細はこちらの記事をどうぞ

今週のネタバレ
◆鈴鳴第一の作戦会議
今回のランク戦が行われる三日前、鈴鳴支部では次のランク戦に向けての作戦会議が開かれていました。
射撃重視の新陣形もそのうち対応されるだろうから、新しい作戦――自分たちだけが他の部隊より有利を取れる方法――を探ろうと話し合います。
最初の太一のよそのオペレーターに毒を盛るというアイディアはすぐに却下。
取り敢えず次の試合も自分たちにMAP選択権があるから地形戦がらみで考えよえとします。
しかし対戦相手の影浦隊も玉狛第二も自分たちと似た編成だから地形で差を出すのは難しそうだ……
そう来馬が言った時太一が手を上げ、それだったら前からやってみたかった事があるんですけど!と、二つ目のアイディアを言い出しました。
引用:週刊少年ジャンプ52号
◆鈴鳴第一対影浦隊
そして現在の影浦の一時撤退指示で戦場が店内に移った影浦・北添対来馬・鋼の戦いに場面が移ります。
先ほどまでの広い地形とは違い、狭くて障害物の多い店内は影浦たちに有利に働きます。
店内の狭さでは来馬のW追尾弾による多角的な攻撃が封じられ、影浦の死角を縫った攻撃と北添の射撃により来馬と鋼は追い詰められていきます。
しかしその時、来馬が太一に合図を送り、太一がモール内の電源を落とします。同時に鈴鳴第一全員には暗視出来る視覚支援が入れられました。
急に訪れた暗闇に影浦は一瞬気を取られますが、サイドエフェクトで敵意を感じギリギリ鋼の攻撃をかわします。
その後もなんとか攻撃をかわし続ける影浦の援護をしたい北添ですが、暗闇の中では影浦も撃ってしまう危険性がある為に援護出来ません。
対する鈴鳴第一は視覚支援で暗くても状況が把握出来る上、黒い弧月で太刀筋を隠して戦えるので完全に優位に立ちました。
この状況に、影浦は早く暗視を入れろとオペレーターに命令します。
そしてようやく影浦隊にも視覚支援が入り、これで条件は五分だぜ!と影浦が攻撃に転じようとした瞬間、今度は鈴鳴第一の視覚支援が解除され電気が付けられます。
視覚支援を入れてしまった為、電気がつけられ却って眩しさに視界が利かなくなった隙をつき、鋼の弧月が影浦の左肩に入りました。
引用:週刊少年ジャンプ52号
辛うじて急所は外れたものの、左腕は伝達系切断。トリオンの漏出も大きく、かなりのダメージです。
完全に場を支配しているのは鈴鳴第一。鈴鳴は照明のON・OFFで何度でも好機が作れると嵐山も解説します。
この場をなんとかしようと、北添がユズルに太一を狙えないかと言います。するとユズルは、それは無理だがヒカリが位置を教えてくれれば分電盤なら打ちぬけると言い、ヒカリがその指示通り分電盤の位置をユズルに示しました。
そこを狙って撃つユズル。
しかしそんな攻撃も予測して、太一は予め壁トリガーを用意していました。
引用:週刊少年ジャンプ52号
ユズルの狙撃が防がれ、厳しい状態になったと見て取った北添は即座に自分たちのいる店内の蛍光灯を全て破壊して太一による電源の操作を無効にし、立て直しを図ります。
実況・解説陣はここから影浦隊がどう動くかの予想をし始めました。
普通に考えれば北添の炸裂弾で壁を壊してモールの外に出る所だけれども、影浦たちは東がモール内にいると知らない。
だからモールの外に出たら東や千佳たち狙撃手に狙われるという意識があるから不用意に出る行動は取りづらいだろうと語り合います。
◆玉狛第二のエースたち
修は宇佐美の支援と電気の点滅を利用しユズルと東隊のアタッカー二人から無事に逃げていました。
とはいえ、照明をなんとかしないと下手に動けない……と考えます。
その頃、オペレーターから誰かがそっちに向かってると連絡を受けた太一は、地面を這う様にしゃかしゃかと電気室から逃げようとしましたが、壁トリガーで見事に捕らえられてしまいます。
引用:週刊少年ジャンプ52号
壁トリガーを放ったのはヒュースでした。上で待ってる予定だったのに一階まで来て遠回りになったという遊真に、ヒュースは「合流」の指示には従っている、何も問題はないと答えます。
そして点を獲りに行くぞ、と二人で歩き出しました。
引用:週刊少年ジャンプ52号
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今週の感想
影浦隊と鈴鳴第一の戦いに震えました。
照明を消して敵の視界を奪っての攻撃から、敵が暗視を入れた瞬間に今度は照明をつけて更に視界を奪うというあまりに惨い(褒め言葉)攻撃をする鈴鳴第一。
対してすぐに自分たちがいる所の照明器具を全て破壊し、照明のON・OFFを無効化した影浦隊。
どちらの作戦・機転も見事で感動してましたし、修も無事に生き延びていたのでよかった……と胸を撫で下ろしていたのですが……
でも、そんな感動よりも……
今回のランク戦、楽しみにしていた人は多かったと思うんですよ。
なにせヒュースのお披露目のランク戦。
敵のチームも解説者たちも観覧しているボーダー隊員たちも、みんながなんだあいつ!?すげーーーっ!!!玉狛第二の新人強すぎる!!!みたいに驚く瞬間をそれは楽しみにしていたと思うんです。
その瞬間を見たい、休載の間もそれを一番楽しみにしてきたというのに……
ようやくこれからヒュースが活躍!っていうこのタイミングでジャンプSQに移行なんて、酷すぎですよ!ジャンプ編集部!!!
あまりの終わり方に絶望したワールドトリガーの、待ち望んだヒュース活躍回が載るはずのワールドトリガーの第170話は12月4日(火)発売のジャンプSQになります!(涙)