ワールドトリガー 第172話『ヒュース8』173話『東隊』ネタバレ
ワールドトリガー前回のあらすじ
ショッピングモール1階で鈴鳴第一の太一をベイルアウトさせた遊真とヒュースはエスクードを足場に、吹き抜けを一気に6階までジャンプする。
そこには鈴鳴第一の来馬・鋼と影浦隊の影浦・北添の四人が乱戦状態にあった。
そこへ遊真とヒュースを交えた混戦状態になるのかと思いきや、ヒュースが影浦と自分たちだけの空間を作る様にエスクードを出現させ、二人がかりで影浦を襲う。
2対1になっても、影浦はサイドエフェクトで二人の攻撃をしのぎ、逆に遊真の左腕を落とすも、ヒュースの時間差アステロイドの攻撃を思い切り受ける。
その後、北添の作った逃げ道のお陰で遊真とヒュースの手から逃れたが、そのままトリオン露出過多でベイルアウトしてしまう。
しかしその影浦の得点は、玉狛にではなく、先に大きくダメージを与えていた鈴鳴第一に入ってしまった。
そして修も6階に到着し、今度は鈴鳴第一の二人との戦いが始まる。
一方、5階ではユズルが6階を狙撃しようと息を潜め、そのユズルを倒そうと東隊のアタッカー二人がユズルの隙を狙っていた。
前回の詳細はこちらの記事をどうぞ

ワールドトリガー今月のネタバレ
◆鋼と来馬
鈴鳴第一との間にヒュースが幾つものエスクードを出しましたが、来馬が上に向かって放ったハウンドが遊真とヒュースの頭上から降ってくるのであまり弾除けにはなりません。
また、鋼が弧月でエスクードを薙ぎ払い、玉狛と鈴鳴第一は来馬とヒュースの弾の撃ち合いになりました。
距離を詰める事が出来ず、純粋な弾の撃ち合いになると鈴鳴第一の方に分があり、遊真とヒュースは徐々に追い詰められていきます。
二人の盾がほとんど壊れ、意味をなさなくなった時、ヒュースが再びしゃがみ込み床に手を当てエスクードを出す体勢を取りました。
それに気付いた鋼は影浦隊のように分断される事を恐れ、来馬との距離をいっそう詰めます。
しかし玉狛の二人の作戦はエスクードではありませんでした。
遊真がしゃがんだヒュースの足の裏にグラスホッパーを出し、グラスホッパーの勢いでヒュースは鋼の所まで一気に飛び、鋼の腕を掴みます。
そして鋼の背にエスクードを生やし、距離を詰めていた来馬を吹っ飛ばします。
引用:ジャンプスクエア2月号
そして吹き飛ばされた来馬に、それまで隠れていた修がアステロイドで攻撃します。
絶体絶命の来馬を守る為に、鋼は持っていたレイガストを修に投げつけ修の足を止めました。
けれどそれにより持っている武器は弧月だけになった鋼に、遊真とヒュースが二人がかりで前と背後から襲い掛かります。
弧月一本だけではどちらかの攻撃は受けてしまうと誰もが予想する中、鋼は背から前面にかけて弧月を振るというひとつのモーションで二人を斬ろうとします。
背後の遊真はその軌道で左腕をその先に生やしていたスコーピオン共々斬られ、前面のヒュースも弧月の軌道上に居り、その餌食になるところでした。
しかし、遊真が鋼の背に生えているエスクードを蹴り、鋼のバランスを崩し弧月の軌道を変えます。

引用:ジャンプスクエア2月号
そしてヒュースは無事に鋼の懐に入り、その胸に剣を突き立て1点をとります。
その勢いのまま、来馬に向かう遊真とヒュース。来馬の背後にいる修も含め3対1の状況になり玉狛が更に1点を取ろうかというところでしたが、5階からのユズルの狙撃が先に来馬にヒット。
そして来馬はベイルアウトしました。
◆ユズル
来馬のベイルアウトの得点が影浦隊に入り、狙撃がユズルだと気付き逃げようとした修でしたが時は既に遅く、修もまたユズルの狙撃を喰らい、左足を持っていかれてしまいます。
そうやって来馬と修の狙撃を成功させたユズルでしたが、同じ5階にはユズルの隙を狙っていた小荒井と奥寺の二人がいました。
狙撃を終えたユズルに襲い掛かる小荒井と奥寺。
ユズルはリロードしても間に合わないと判断し、背後のガラスをアイビスで割るとそのまま吹き抜けに身を投げ、二人の攻撃から脱出しました。
けれど、それもまた東隊の作戦のひとつでした。
吹き抜けを落下していくユズルを、モール内に潜んでいた東が狙撃します。
ここでユズルもベイルアウトになりました。
◆修
これで鈴鳴第一と影浦隊は全滅。
無傷の東隊と修たちの玉狛第二との全面対決になります。
ユズルがベイルアウトした段階では全チーム1点ずつ取っていますが、ユズルの狙撃によりトリオンの漏出で今にも落ちそうな修。これで修を倒した点が影浦隊に入ってしまえば影浦隊とは3点差になり、玉狛第二が遠征に行くにはあと4点取って影浦隊を追い越さなければならなくなります。
対影浦隊でも対鈴鳴第一でも遊真とヒュースが優位に戦闘を進めていたのに思う様に点差が縮まりません。
あと4点取るには、東隊が全員ベイルアウト+生存点2点が最低条件。
しかし東が今期の6試合でベイルアウトしたのは弓場隊・王子隊・香取隊に集中攻撃を受けた時の一回のみ。
明らかに厳しい状況になったまま、修はあとの三人に戦いを託しベイルアウトしました。
◆奥寺
修のベイルアウトにより、東隊と玉狛第二の3対3の戦いになりました。
三人揃っている東隊と千佳の場所がまだ割れていない玉狛第二。この状況ではどちらが有利なのか?解説の嵐山たちも判断がつかないようですが、戦況の鍵を握るのは千佳だろうと嵐山は語ります。
そんな中、東がモール内のあちこちに仕込んでいたダミービーコンが起動されました。
引用:ジャンプスクエア2月号
モール内、かなりの量のダミービーコンに支配されています。
ビーコンの動きは機械的だからよく見れば人との見分けはつくけれど、それに気を取られていると東の狙撃の餌食になると栞が忠告します。
ビーコンのトリオンが切れるまでの数分間は圧倒的に東隊が有利になった状況で、修は閉鎖空間に密集しているビーコンがもたらす不利をなくそうと千佳にメテオラでモールに穴を開けるよう指示します。
そして指示通りメテオラを撃つ千佳。

引用:ジャンプスクエア2月号
その一撃でモールは半壊し、その爆破に巻き込まれ、奥寺がベイルアウトしてしまいます。
奥寺のベイルアウトの軌道に、やっちまった……という表情を見せる千佳と修と栞。
引用:ジャンプスクエア2月号
対して解説席は三人三様の、何とも言えない表情で破壊されたモールを見つめていました。
改めて千佳の威力を目の当たりにすると共に、千佳は人を撃てないはずなのになぜ?と話題になります。
もしその弱点を克服したいたなら最初から撃つだろうから、今のはうっかりヒットかな?と犬飼が言いました。。
そのうっかりヒットで奥寺をベイルアウトさせた千佳は、ビルの屋上にちょこんと座り、モールを見つめていました。
そんな千佳に、修たちチームメイトが気にするな、よくやった、助かったと声をかけます。
一方、東隊は奥寺を失い二人になりました。
そして千佳が人を撃てないはずという概念を捨てなければならなくなります。
再度の爆撃を警戒し、玉狛の二人に近づきます。
大きく変わり果てた戦況に、東は奥寺と小荒井に次はどう動くか問いかけました。
ここが二人の成長度合いを測るポイントになると東は考えます。
そして遊真とヒュースは単独2位に向け、あと3点取ろうとしていました。
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ワールドトリガー 今月の感想
先月はヒュースのエスクード祭りで全てが吹っ飛んでしまいましたが、今月もです。
今月も見るべき所はたくさんあった筈なんですよ。
遊真とヒュースのグラスホッパーから敵の背中にエスクード生やす作戦も、
鋼の弧月の使い方の凄さもユズルの狙撃の見事さも、
修のベイルアウトもやられた修に対するヒュースと遊真の優しさも、
東隊の狙撃の完璧さも、ダミービーコン作戦も、
影浦隊との点差の話も、
それぞれ全部、語りたい事があるくらいの出来事なのに、千佳ちゃんのメテオラで全部吹っ飛びましたよ!!!
まずはあのでかさ……
あんな大きなメテオラ、ワールドトリガー史上あったでしょうか?
先月のヒュースのアステロイドの弾の大きさに解説席が驚いてましたが、そんなの比じゃないくらいのあの大きさ……
そして、まぁ破壊力はこれまで何度か見てきたので置いておくとして、その勢いで意図せずひとりやっちゃったっていうのがもう……
更に奥寺やっちゃったのに気付いた時の三人の「あっ」がもう……
爆笑せずにはいられませんでした。
もし今後千佳ちゃんが人を撃てるようになったなら、三雲隊は高所に集まって千佳ちゃんがゾエさんお得意の適当メテオラを何発か繰り出せばもうそれだけで勝っちゃうんじゃないかと思うんですよ。
さて、来月はこの戦いの終盤戦。
いかにして滅多に落ちない東さんを攻略するかに期待です。