暁のヨナ 第197話
【前回のあらすじ】
ユホンが亡くなり呆然とするヨンヒ。
しかしヨンヒとは対照的にスウォンは落ち着いていました。
ユホンはイルに殺されたことが判明しますが、スウォンは今は時期ではないと周りを諫めます。
父親の代わりになるとスウォンは静かに決意をします。
そんなスウォンが恐ろしく感じるヨンヒ。
【197話のネタバレ】
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2020年10月5日発売の花とゆめ21号に掲載「暁のヨナ 197話」のネタバレ・感想です。
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【真実を知るヨナ】
ヨンヒの手記を読んでいたヨナは空を見上げます。
母親はユホンに殺されていたのです。
だから父親はユホンを殺したのだろう、と。
ヨンヒの手記は最後に向かっていました。
余命いくばくもないヨンヒは主治医に手記をイルに渡すように頼んでいたのです。
ヨンヒは最後にイルとヨナに起こるかもしれない未来を阻止したいと願っていました。
屋敷にはユホンを慕っていた部下達が集まっている。その中心にいるのはスウォンだ。
スウォンがイルを殺したいかと口にした時、信じられなかった。
スウォンが何より大切で愛おしいが、過去に自分が神官を理解し、歩み寄っていれば悲劇は起こらなかったかもしれない。
どうか和解の道を探してほしい、イルの御世が幸福で満たされているようにと手記は終わります。
父親のイルはスウォンが殺しにくるのがわかっていたはずだとヨナは思います。
【イルの返事】
ふと手記に挟まれていた栞を見ると中から手紙が出てきます。
それはイルの返事の手紙だったのです。
イルは届かない手紙に心の内をさらしていました。
ヨンヒのせいで弾圧が起こり、兄弟が決裂したと思っているようだが、それは違う。
元々信頼関係がなかった。
いつも本当に言うべき事と違う事を口走り後悔をしているのだと。
私は王には向いていない、きっと私はスウォンに殺される。
けれど反撃はしない。もう二度と誰かを殺したくはないから。
自分は王になりたいと願ったことはなかった。
ただ、ユホンだけは王にしてはならないと決意していた。
【スウォンを信用できないイル】
だが、スウォンとだけは歩みよるのは難しい。
スウォンはヨナの箱を掬い上げることはないから。
その代わり、ヨナを誰より大切に想ってくれる者を側に置きたいのだと。
敵であるはずの自分の幸せを祈ってくれるのだね。
時折、重圧と哀しみに押し潰されそうになると無意識にユホンのことを考えている。
手記は辛い思い出のはずなのに、もういない人の面影を探してしまって燃やせそうにない。
ヨナはイルの返事を読み終えると栞に手紙を戻し、ヨンヒの手記と共に抱きしめて静かに目を閉じるのでした。
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【感想】
長いヨンヒの手記も最後を迎えました。
手記が敵であるはずのイルに宛てたものとは驚きでした。
お互い、過去を悔みながらもスウォンのイル殺害という運命は変えることはできませんでした。
ヨンヒとイルの想いを知ったヨナはどういった決断をするのでしょうか。