今回は、ビックコミックススペリオール20号(2018年9月28日発売)より、
「雄飛」第109話『因縁の2人』のネタバレ記事です。

引用:ビックコミックススペリオール20号
20号の見出しに大河復讐譚、遂にクライマックスとなっています。
クライマックスが近いのでしょうか?
前回のあらすじ
女殺し屋を殺したことで、中国に逃げることになった峻堂。警察に見つかる前に港から出港しようとしますが、雄飛と幼なじみの青葉の活躍で間一髪、峻堂達を止めることに成功します。
雄飛は峻堂にかけよるが・・・
前回はビックリ、青葉が犯人達に車でぶつかって強制的に止めてしまいましたね。
車もボコボコでした。今回はどうなるのでしょうか?
前回の記事はコチラ↓

『雄飛』第109話 「因縁の2人」 ネタバレ
峻堂たちをとらえた!
場面は事故直後から始まります。
車を降りた雄飛は、まず峻堂達が落とした拳銃を拾い集めます。犯人達は拾われるのを阻止しようとしますが、車にひかれている為、その場を動けず雄飛に全部拾われます。
雄飛はすぐに青葉の車に駆け寄り、車の後部座席に拳銃を置きます。
雄飛は青葉に
「ドアをロックして」と話し、青葉もすぐにロックを閉めました。
そして雄飛は再び峻堂と対峙します。
峻堂は怒りを滲ませながら、隣にいたもう一人の殺し屋英雄に叫びます。
「英雄ー!やっつけろ!こいつらが標的だ!」
「英雄ー!全力で戦え!」
英雄は自分の武器であるヌンチャクを持っていませんでしたが、雄飛と向き合います。
雄飛は
「日本語をしゃべる殺し屋 英雄とは日本人なんですね?」
英雄は前にも大垣組の組員を殺しているのですが、その時に日本語を話し、ヌンチャクを使っていたので、雄飛から質問されたのです。
「鎖のついた武器は使わないんですか?」
英雄は素直に
「今は持っていない・・・。だけどそっちが素手なら、こっちも素手で戦う。」
2人は戦いを始めます。
ですが、勝敗はあっけなく決まってしまいました。
武器を持っていないので、素手の戦いに慣れていない英雄と、ボクサーの雄飛では圧倒的に雄飛が有利でした。
雄飛は何度もフェイントしながら、英雄の急所にパンチを当て、ものの数秒で終わらせてしまいました。
雄飛はすぐに峻堂をみました。
峻堂はいら立ちながら、雄飛をにらみつけていましたが、その時警察の車が来ました。
峻堂はすかさず警察に、
「おい!止めろボクサーが俺に暴力をふるおうとしてるぞ!」
警察のナイスプレー?
峻堂が大声を出して、警察に訴えましたが、なんと警察は知らんぷり。
それというのも、雄飛と警察は何度も相談しあってして、どちらかというと警察は雄飛寄りになっていました。

引用:ビックコミックススペリオール20号
あっけにとられている峻堂に雄飛はすかさず、ボディにパンチを当てます。
峻堂は格闘のプロではないので、何もできず、顔にもパンチを当てられ、その場に倒れます。
倒れた峻堂は雄飛を見ながら話します。
「親父を俺に殺されたと思い込み、お前がこの俺に瀕死の重傷を負わせるほど、殴りつけに来たが・・・俺は不問に付してやったじゃないか・・・」
「なのにお前は・・・その上なお俺から全てを奪い取る策略をめぐらせ、やってくれたわけだ!」
雄飛は
「お前は殺し屋に命じて大垣組、何人の命を奪ったか・・・」
峻堂は怒りながら
「お前が先だろうが!お前が俺の仕事を奪い取っていったことが・・・先だろう!」
峻堂・・・覚えている?
雄飛はたまりかねず、ついにあの事を話します。
「ならば、言おう!」

引用:ビックコミックススペリオール20号
「終戦の・・・満州からの引き揚げの中、お前は俺の母と姉を首をしめて・・・殺した!」
「五才の俺はその時から孤児となり、お前を探し出し、敵討ちをすることだけを考えて生きてきたんだ!」
すると峻堂は笑いながら
「思い出せないな・・・戦争中は多くの人を殺したからな。どの女がお前に母と姉だったか」
そこで雄飛は核心を言います。
「お前にその顎の傷はその時、俺が鎌で切りつけた傷だ」

引用:ビックコミックススペリオール20号
それを聞いた峻堂はすべてを理解しました。
「あの時のガキがお前か・・・」
「因縁だったなあ、小僧!」
話を聞いていた警察は、
「まさに因縁でしたなあ、峻堂さん。やっとあんたを逮捕できた。」と言って手錠をします。
他の仲間にも手錠をかけ後始末を始めます。
そこに青葉が来て、警察に話します。
「満州で・・・雄飛君のお母さんとお姉さんが殺されるのを、当時、私も一緒に目撃していました。」
雄飛は
「ありがとう!青葉ちゃんのおかげで・・・本当に青葉ちゃんのおかげだよ!」
青葉は涙を滲ませながら
「ううん・・・よかったね。ほんとによかったね。雄飛君!」
それを峻堂は悔しさと憎しみの目で見ていました。
峻堂逮捕は大垣組にもすぐに連絡が行きました。
「峻堂が港で逮捕された!」
「それもなんと、雄飛が峻堂をノックアウトして捕まえんだとー!」
組員たちは全員で万歳をして喜びました・・・・。
感想
ついに峻堂逮捕までいきましたね。間に合ってよかったです。
雄飛の漫画の特徴は格闘シーンになるとスローモーションみたいな表現になるのが良いですね。
戦っている流れが細かく書かれていて、分かりやすく読めます。
峻堂も逮捕されたので、次はクライマックスなのでしょうか?
それとも、また何か峻堂がするのでしょうか?次も楽しみです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。