ビックコミックススペリオール 2018年10月12日発売 21号
小山ゆう 雄飛 110話「時代は巡る」ネタバレ
巨匠描く大河復讐譚 ラスト2回となりました。
復讐を遂げた雄飛。第2の人生が始まる。となっています。ラストはどうなるのでしょうか?

引用:スペリオール21号
110話「時代は巡る」ネタバレ
【まず向かったのは?】
峻堂が逮捕され、目的を果たした雄飛は昔世話をしてくれた奥野まち子の所へ行きました。
まち子は雄飛を見ると、嬉しさのあまり雄飛を抱きしめました。
まち子は雄飛の目的を知っていたので、感慨深いようです。

引用:スペリオール21号
そこにまち子の夫岡田も来て、3人は全員で抱きしめあい、喜びました。
【大垣組への説明】
次に雄飛は大垣組に戻り、組員に話を始めました。
「本日は皆さんに初めてお聞かせする話があります。
組員たちはなんだ?という目で雄飛を見ました。
「僕の本当の父は、終戦時満州からソ連兵に連行されて、その後シベリアで死んだと聞かされました。」
「僕には母と姉がいましたが、日本への引き揚げの途中・・・」
「ある夜小屋の中で・・・母と姉2人は首を絞められて殺されました。」
組員達はビックリして「何!」と声を出す者もいました。
「5歳だった僕は、その現場を目撃してしまい、小屋の中にあった鎌でその男に切りつけました。」
「鎌はその男の口から顎にかけて食い込みました。」
それを聞いた組員はざわつきました。
「それはひょっとして・・・、まさか・・・」

引用:スペリオール21号
「そうです。峻堂巌は5歳の時から、母と姉の仇となりました・・・」
「孤児になった僕が、その後途中から・・・優しいまち子姉ちゃんに拾われ育てていただき、それからお義父さんの養子にしていただいた経緯は、皆さんご存知の通りです。」
「そして、僕は中学の時に映画館のニュースで偶然峻堂を見つけました。
組員は
「何?中学の時すでに?」
「なぜ言わなかったんだ?俺たちはおやっさんに。」
雄飛は
「峻堂はすでに大きな権力を持っていました。義父さんに言ったら、僕の敵討ちの協力をしてくれたかもしれません。」
「でも、それは必ず峻堂から大きな反撃を受けることになると考え・・・ずっと言わずに来たんです。」
「ですが、その後は大垣組の協力を得て、ついに峻堂は逮捕され、僕は念願の敵討ちができました。」
「ありがとうございました!」
雄飛は深く頭を下げ、お礼を言いました。
組員は一斉に歓声をあげ
「みんな、雄飛。お前の才覚がなせたことだ!」
と雄飛を褒めたたえました。
雄飛は組員を静かにさせると、また話始めました。
「で、今日は僕自身の今後のことについての決断を聞いてください。」
「お、ついに決断してくれたのか?」と組員達が笑いました。
実は組員は雄飛が大垣組の2代目になると思っているのです。
「まち子姉ちゃんは、僕を義父さんに渡すとき、絶対に僕を大垣組の2代目にしないこと。やくざにさせないことを義父さんの前で固く約束して、渡してくれたんです」
「義父さんもそれを守り・・・僕には2代目を継がせない。堂々と生きて行けと言ってくれたんです。」

引用:スペリオール21号
「ですから!ここで身勝手なお願いがあります。ボクは2代目にはなりません。」
「僕は来年大学を受験して、一大学生になりたいと思っています。2代目は成沢さんが相応しいと義父さんは僕に言っていました。」
成沢さんは大垣組のナンバー2です。色々と雄飛をサポートしてくれていました。
雄飛の2代目就任を切望していた組員は残念がったが・・・ついに雄飛の気持ちを理解し賛同してくれました。
一方逮捕された峻堂は英雄や沖は、もはや峻堂をかばうことをやめ・・・事実を語りだしました。
峻堂はもはや言い逃れはできない状態になりました。
【時間が過ぎて・・・】
それから3年が過ぎて昭和37年になりました。
その間、ボクシングで雄飛が挑戦した北原慎一は2度世界タイトルに挑戦しましたが、2回とも惨敗しました。
そして、雄飛は大学生。青葉は清純派から大人の女優へと脱皮して看板女優となりました。
2人は巧みな変装を楽しみながらホテルでの密会を重ねるが、2人の関係は世間にバレることはありませんでした。
そんなある日雄飛の元にニュースが飛び込んできました。
新聞に
「快挙!シャンソンコンクールで日本人女性・高森由美さんが準優勝に輝く!」
とあったのです。
高森由美さんは前にクラブでシャンソン歌手として働いていました。雄飛にとっては元カノです。
大垣組の援助でシャンソンの勉強をするために外国に行っていました。
雄飛は
「由美さんおめでとう!やったね!がんばったんだね~」
と喜びました。
その後、フランスから高森由美さんが帰国しました。
初の快挙とあってか、マスコミがたくさんきていました。
でも大垣組が由美さんをガードします。そこに2代目となった成沢さんが出迎えました。
由美さんは
「ありがとうございます!ただいま帰りました!」
と嬉しそうに挨拶しました。
感想
このまま終わるのかと思ったら、元カノが登場でした。
正確にいうと、雄飛が告白したけど、それに答えないで外国に行ったからまだ微妙な関係なんですよね。
最後に何かあるのでしょうか?
最後まで読んで頂いてありがとうございました。